太ももを少しでも細くとお悩みの貴方にとって、太もものお肉が脂肪なのか筋肉なのか気になるところですよね・・・
その見分け方はとても簡単です。
見分けた脂肪なのか筋肉なのかそれ毎に解説していきます。
私の長年の水泳経験から水泳は下半身痩せ(太もも・ふくらはぎ)を細くする秘密があることを実感しています。
どうぞ、脂肪か筋肉か簡単に見分け、少しでも太ももが細くなるように効果的な方法で頑張りましょう。

目次
1.【太ももの脂肪・筋肉】簡単な三つの見分け方
太ももの脂肪と筋肉の見分け方というか見きわめはそれらの性質さえ理解しておれば比較的簡単です。
1-1. 簡単な見分け方チェック
1-1-1. 脂肪(皮下脂肪)チェック
(手の甲)
この脂肪とは太ももの皮膚の下にある皮下組織に溜まった皮下脂肪です。特徴は皮膚のすぐ下にあるので、つまんで存在を認識することができます。
手の甲をつまむと、つまめますが痛いです。そして皮下脂肪が甲にはほとんど脂肪がありませんから、つまんだ厚みは皮膚だけとなります。
この皮下脂肪がついていない手の甲の状況を頭に入れた上で、太ももをつまんでチェックしてみましょう。
(太もも)
では次に太もものいろんなところをつまんでみましょう。足を伸ばして直立の状態、座ってあぐらをかいた状態と体勢によってつまめる状況も違うと思います。
ほとんどつまめないところ、たっぷりとつまめるところなどいろいろだと思います。
1-1-2. 筋肉チェック
筋肉ならその筋肉を伸ばせばつまめなくなります。そのことを頭においておきましょう。
筋肉の構造や太ももの筋肉を説明しておきましょう。

(筋肉の構造)
筋肉は横紋筋と平滑筋の2種類があり、横紋筋は骨格につながっており自らの意思で伸ばしたり縮めたりできる骨格筋と自分の意思とは無関係に動く心筋があります。
平滑筋は内臓や血管の筋肉です。
(太ももの筋肉)
太ももの筋肉は代表的な骨格筋です。骨盤と膝関節とに接続されて伸縮して人の重要な動きを司ります。
太ももの前、後ろ、内、外とに分布しています。
1-2. 科学的知見での見分け方
太ももであれ、お尻であれ、太く感じるところが脂肪なのか筋肉なのかはとても関心のあるところでしょう。
見分け方(その1)でつまんで簡単に見分ける方法を前章で述べましたので、もう少し科学的な知見で見分けてみましょう。
やはり大切なのは全身の体脂肪率やBMI、腹囲の測定によってご自身が肥満体質なのか否かを見極める事が大切だと思います。
その上でつまんで見ればより精度が上がってきます。
1-2-1. 体脂肪率
一般に体脂肪率、女性で20~29%、男性で10~19%が健康的で優とされています。
即刻、摂取カロリーを減らして有酸素運動や筋トレによって基礎代謝を上げ、かつ消費カロリーを上げて体脂肪率を低下させる必要があるでしょう。
そしてその場合、安易な減食だけに偏らずしっかりと筋トレで筋肉量を減らないように配慮する必要があります。
1-2-2. BMI
BMI値 = 体重(kg)÷ (身長m × 身長m)の公式で表されます。
1-2-3. 腹囲
上記の測定値から判定される肥満度と合わせ、脂肪と筋肉の摘みチェックを行えば、脂肪か筋肉かを見分けるのが一番わかりやすいと思います。
1-3. 見分ける意味

太ももの脂肪と筋肉の見分け方を太ももをつまんで簡単に見極める方法や肥満度について本質的なところを述べてきました。
さて、ここでは太ももの脂肪と筋肉の見分け方がどういう意味をなすのかについて少し掘り下げていくことにしましょう。
1-3-1. 見分け方によって脂肪と断定
太ももの前の部分、後ろの部分、外側、内側についているところのもっこりしているお肉が脂肪か筋肉かの見分け方により、仮に脂肪だったとします。
ではその太ももの脂肪をどう対処するのかというと、その脂肪がなんらかの対処法によって筋肉に変えることができるのらその見分け方はとても意味深いものであり、
即その方法を実践すればいいということができます。
1-3-2. 筋肉と断定
では次に見分け方によって筋肉と判定できた場合です。太ももが太いなと感じたのですが、それが筋肉だったとします。
じゃあその筋肉を減少させてまで細くするのかという問題です。
もちろん太ももの前、後ろ、外、内と筋肉や脂肪の付き方も様々です。
私の私見ですが、せっかくついている筋肉を減少させてまで細くする必要があるとは思いたくないです。
2. ともかく太ももだけを細くしたい!
見分け方により、脂肪であれ、筋肉であれ、ともかくダイエットに関係なく細くなりたいと願っている女性もいらっしゃると思います。
その場合のアドバイスをしたいと思います。
2-1. 脂肪
太もも前、後ろ、外側、内側と大雑把に言って4箇所が脂肪が考えられると思いますが、太ももの前に脂肪がある場合は太もも全体が脂肪に覆われていると考えらますので、
2-1-1. 筋トレ
まず太ももの筋肉を鍛える筋トレを始めましょう。
そして内側、裏側の筋肉が少ないところの筋肉も併せて鍛えましょう。
その部分は太ももの脂肪が付きやすい場所です。
2-1-2. ウオーキング
脂肪体質であるため、簡単なウオーキングから始めましょう。
2-1-3. 水泳
普段使わない筋肉を鍛え、それでいて脂肪燃焼効果の高い運動として水泳が理想的な運動です。
それでいて有酸素運動としての脂肪燃焼効果にも優れ、太ももを細くするには最適です。
2-2. 筋肉

見分け方によって筋肉である場合、その部分は太ももの前の大きな筋肉(大腿四頭筋)だと思います。
2-2-1. 有酸素運動
しっかり有酸素運動によって筋肉増強を抑えながら運動を継続させましょう。
そして併せて太ももの裏側の筋肉ハムストリングを鍛えるのを意識するといいと思います。
2-2-2. 水泳が最適
水泳は重力運動ではないのでこれ以上太ももなどが太くなることは考えにくいです。
2-3. 脂肪&筋肉
見分け方によれば太もものある部分は筋肉、また違う部分は脂肪という場合もあると思います。
要するに太ももの前の方は筋肉、後ろの方は脂肪といった場合が考えられます。
この場合も有酸素運動とハムストリングを鍛える筋トレを意識して頑張りましょう。
2-3-1. 水泳
このケースの場合も素晴らしい効果を発揮します。
2-4. 注意点
・泳いでいて、苦しくなってくるのは呼吸の問題があると思います。
2-4-1. 泳げない人も大丈夫
プールに常設のビート板を使ってクロールのキック練習をやりましょう。
いわゆるバタ足です。
頑張ってバタ足で50m、100mと距離を伸ばして頑張りましょう。
2-4-2. 休憩
泳いでいて壁に着けばそこで長く休憩している人をよく見かけます。
3.(参考)脂肪と筋肉の特徴
3-1. 軽い脂肪、重い筋肉
3-1-1. 脂肪は軽い
脂肪の密度は約0.9g/cm3と言われています。したがって水よりも軽いです。
3-1-2. 筋肉は重い
除脂肪組織(筋肉、骨)の密度は約1.1g/cm3と言われていますので、水より重いです。
3-1-3. この密度の差
1cm3あたりの0.2gの差はほんのわずかですが、これが体重50kgの人間だったらどれくらいの差になるでしょう。
この50kgが全て水だったら
50000g ÷1g/cm3 = 50000cm3(50ℓ)
この50kgが全て脂肪だったら
50000 ÷ 0.9 =55555cm3(55.5ℓ)
この50kgが全て筋肉、骨だったら
50000 ÷ 1.1 =45454cm3 (45.4ℓ)
となり、脂肪と筋肉との容積差は実に10ℓとなります。
水の重量に換算するすると10kgです。
3-1-4. 脂肪は体積が大きい
太ももの脂肪と筋肉との見分け方で見た目が太いのは脂肪、細いのは筋肉ということになります。
筋肉太りというのは相当の筋肉で覆われているのでしょう。
3-2. 電気抵抗の違い
脂肪はほとんど電気を通しませんが、筋肉は水分を多く含んでいるために電気をよく通します。
そして筋肉組織の断面が大きいと電気抵抗が少なく、断面が小さいと電気抵抗が大きくなります。
この脂肪と筋肉との電気抵抗の違いを利用したのが体組成計と呼ばれる体重計です。
では整理しておくと
3-2-1. 電気抵抗が大きく電気が流れにくい人
脂肪体質で筋肉の少ない人です。こういう人は太って見えますので電気が流れそうなのですが、逆で電気があまり流れない人です。
3-2-2. 電気抵抗が小さく電気が流れやすい人
筋肉体質で脂肪の少ない人です。こういう人はガッシリと見えます。
3-3. 筋肉が脂肪に変化?
筋肉と脂肪の性質や特性の違いについては理解できたと思います。
機能的にみても全く違う物質です。構成する素材も成分も違っています。
ゆえに筋肉が脂肪に変化することもなければ脂肪が筋肉に変化することもありません。
3-3-1. 筋肉
筋肉は筋トレによって増強され、筋トレがなければ筋肉は少しずつ衰退していきます。
もしある人が筋トレをせずに有酸素運動ばかりであれば筋肉の衰退は顕著に現れます。
それは私が身をもって体験しています。
3-3-2. 脂肪
脂肪は摂取エネルギーが過剰であれば脂肪として身体の適切な場所に蓄積されます。
そしてその蓄積される場所は優先順位があってお尻やお腹や太ももと言った大きな筋肉のある裏側などから順にストックされていきます。
そして有酸素運動や基礎代謝によって脂肪が燃焼されます。その燃焼は脂肪とつく順序と全く逆の順序で落ちていきます。
したがって太ももの脂肪はつきやすく、落ちにくいと言えます。
3-3-3. 筋肉の増加
筋肉の増加がおこればそれが恒常的ならば脂肪がつきにくくなりエネルギー消費も増加してガッチリとした素晴らしいスタイルとなることができます。
さらに脂肪がつきやすい部分の筋肉も鍛えてやればますます、脂肪がつきにくい体質に改善することができます。
3-3-4. 脂肪の増加
脂肪の増加がおこれば外観が太くなって見えるという最大のデメリットがあります。
運動不足などで筋肉が少しずつ衰退すると身体全体の代謝量が減少、摂取カロリーオーバーとなり余剰エネルギーが脂肪としてストックされます。
一見、筋肉が脂肪に変化したように見受けられますが、決してそうではなく、全く次元の違う変化が脂肪と筋肉の両面で変化が起きていることを理解しておく必要があります。
そして運動不足は筋肉が落ちて脂肪が蓄積されるに止まらず、
脂肪がつきやすい身体に変化することを理解する必要があります。
体重減少にばかり気を取られ、食事制限ばかりだと、体重の減少は筋肉の減少が顕著になります。
もし、この場合、脂肪に大きな変化がなかったとします。
もしリバウンドが起きた場合、体重の増加は脂肪でリバウンドが起こり、以前にもまして太りやすく、脂肪のつきやすい身体に変化するでしょう。
4. まとめ
太ももの脂肪と筋肉の見分け方について脂肪と筋肉の性質やその機能などについていろいろと解説をしてきました。
やはり身体全体を捉えて脂肪優位の体質を改善することが何よりのことだと思います。
簡単に脂肪か筋肉かの見分け方はつまんで見れば判断が付きますが、だからと言って間違った対処法をすると逆効果になることも考えられます。
効果的な運動を取り入れて欲しいと思います。
・自分の身体が脂肪体質なのかどうかを判定し摘んでみて脂肪か筋肉かを見極める ・見極めた上で、的確は運動により時間をかけて改善する ・今後は脂肪がつきにくい太ももに改善する
このような改善を行うのに、効果的な水泳の持つ有効性を述べてきましたが、それは太ももの脂肪や筋肉を理解した上での方法を紹介させていただきました。
これからは、太ももがスッキリとプールで輝いていることを願ってこの記事は以上をさせていただきます。
最後まで読んでいただき感謝しております。ありがとうございました。
なお、以下の関連記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただけたら幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。