忌まわしい太もものセルライト!なんとか撃退したい・・・!
その切なる気持ち痛いほどわかります。
そんなあなたに是非にも、お役に立てる知恵とテクニックを提供したいと思っています。
何よりも太もものこと、セルライトの特徴などを十分ご理解いただき、
効果のあるマッサージを中心にお伝えしていきたいと思います。どうぞ最後まで読んでいただけたら幸いです。
1 太もものセルライトの正体
太ももやお尻にボコボコしたセルライトが気になりだしていらっしゃる貴方には毎日憂鬱な気持ちでいらっしゃると思います。
さて貴方の太もものセルライトはどういう状態なのでしょうか?
・大きくつまんだりするとボコボコ状態になる。
・何もしないでもボコボコ状態が見える状態。
1-1 セルライトの定義
wikipediaによれば
セルライト(Cellulite)は皮下脂肪のうち、体表に現れる皮膚の凹凸の変化で主に腹部・臀部・大腿部に不均一かつブロック状に存在する組織を指すとされる。肥満とは異なる。
wikipediaより引用
こう定義されています。
「Cellule(細胞)+ ite(鉱物)」の合成語としてフランスで生まれたとされています。
1-2 セルライトのメカニズム
運動不足や過剰な摂取カロリーにより皮下脂肪が肥大化して、この皮下脂肪は毛細血管や毛細リンパ管を圧迫します。
さらに運動不足や、「冷え」などの原因も加味されて、この太もも周辺の代謝はどんどん低下していきます。
すると本来なら、不要な水分や老廃物などは毛細血管や毛細リンパ管を通して排泄物として体外に排泄されますが、この太ももの脂肪細胞周辺ではどんどん老廃物が蓄積されていきます。
そしてこの脂肪細胞は固形化し、ますます肥大化していった結果がセルライト呼ばれる状態に変化していくわけです。
1-3 病理学的所見
セルライトは医学的に皮下脂肪が肥大化した結果、脂肪細胞が変形して固まったセルライト状態となったもので特段病理的に問題のあるわけではないとされています。
しかし脂肪摂取が過剰なために起こったものであり、脂肪の過剰摂取というのは現実であり、問題がないとは言い難いと思います。
1-4 セルライトの特徴
このセルライト現象は女性に多く見られますが、その原因は女性は皮下脂肪を優先的に蓄える性質が強いという本質的なものがあるようです。
根本的な対処法はまず、脂肪の過剰摂取を改善するのが最も効果があると思います。
さらに太ももの筋肉を鍛えて少しでも筋肉量を増やし、脂肪が蓄積しにくい体質に改善するのが重要だと思います。
そして最後に固まってしまったこのセルライトという脂肪を外部からのマッサージなどにより、
固形化したものを少しでも燃焼効率の良い脂肪に改善してやることが大切です。
2 セルライトマッサージ
太もものマッサージをやれば何といってもその直接的な効果は太ももがスッキリ、疲れが取れるものです。
そしてそれ自体で実質的にも太ももは細くなる効果が期待できると思います。
でもセルライト自体の形状を改善するには太もものセルライトに効果の高いマッサージのテクニックを学ぶ必要があるでしょう。
ではそのマッサージの方法とその効果について述べていきましょう。
2-1 リンパマッサージ
太もも周辺には脚の付け根にある「そけいリンパ節」と膝の裏にある「しっかリンパ節」とがあります。
この2つのリンパ節を良くマッサージすることで、その効果は多くを期待できます。
・注意事項
ふくらはぎの裏側や内側にはたくさんのリンパが流れていますから、リンパの流れに合わせてマッサージしてやらなければなりません。
大切なことは冷えた身体でやっても効果が上がりませんから、お風呂で十分に温めてから行うように心がけてください。
もちろん浴槽の中でマッサージするのも効果があります。
それから揉みほぐしはアザができるような強い力ではやらないようにしてください。
もし痛みを感じたら、痛みが和らいでから再開してください。
・「しっかリンパ節」
片方の足づつ、立膝をして親指を膝の皿に固定させ、その他の手指でまんべんに膝の裏を揉みほぐしましょう。
しっかリンパ節の流れが改善され、スッキリしてくると思います。
・ふくらはぎ
両手の手のひら全体を使って、膝から脚の付け根までセルライトを砕くイメージで、
ねじりながら刺激を与えていきましょう。
特に太ももの裏側や内側は入念にマッサージすれば高い効果を得られます。
そのあと膝からそけい部まで、下から上へリンパの流れを助けるようなイメージでさすってやりましょう
力を入れすぎず、軽すぎず、流していくのが効果が高いです。
・「そけいリンパ節」マッサージ
このリンパ節は脚の付け根のところにありますのでしっかりと揉みほぐしてやりましょう。
効果を高めるに下半身の要となるリンパ節ですので特に入念にマッサージしておきましょう。
2-2 オイルマッサージ
手のマッサージが済んだ後は、オイルをたっぷり浸透させるように膝からそけい部へとオイルマッサージをしましょう。
セルライトに物理的な刺激が加わり、居心地の悪くなったセルライトは固形脂肪から普通の脂肪細胞へと変化していきます。
そして同時に老廃物や不要な水分がリンパや血管の流れに乗ってスムーズに流れ始めるでしょう。
もちろん、時間がなく最初からオイルマッサージというのも効果があります。
・オイル
オイルマッサージのオイルは単に浸透性やマッサージ効果の促進だけに止まらず、癒し効果も期待できます。
ラベンダーやローズなどの香りを楽しみながら、リラックスタイムとしてもお楽しみいただければモチベーションの向上にもつながると思います。
そしてここではセルフマッサージが基本ですから、オイルの量が多くなりすぎたり、ベタベタする場合もあると思いますが、少しずつ慣れてうまくなっていくと思います。
・エステサロン
もし時間とお金に余裕があればエステサロンで施術を受けられると良いと思います。
プロのマッサージによるテクニックを体験されると今後、効果のあるセルフテクニックをご自分のものにではないでしょうか。
2-3 ツボマッサージ
太ももにある効果の高いツボを押さえておきましょう。
マッサージをする時間のない時など、お気に入りのツボだけでも刺激するといいと思います。
・承扶(しょうふ)
お尻の下の横ジワの中央にあるツボです。
このツボを押すと骨に当たりますから簡単に見つけられると思います。
立った状態でこのツボを中指で押しましょう。簡単な刺激でむくみが解消できます。
・血海(けっかい)
膝のお皿の上、内側の皿の角から指3本上あたりにあるところのツボです。
このツボを垂直に押してあげましょう。
血の海を書いて(けっかい)すなわち血の海、血流を良くしたり、
婦人科に関わる症状によく効くツボでもありますから、太ももの脂肪にも効果が期待できます。
・無名穴(むめいけつ)
太ももの内側をさすって痛いと感じつつも少し押して気持ち良く感じるところです。
このツボの位置は人によって個人差がありますのでご自分で見つけてみましょう。
むくみに効果があり、代謝や血行が良くなり、太ももの無駄な水分や老廃物を排出するのに効果があります。
・委中(いちゅう)
膝の裏側のど真ん中にあるツボです。
このツボを刺激することで足の疲れやむくみを取り除く効果があります。
3 マッサージ効果について
太ももに効果の高いマッサージをしてやれば、おのずと血行が良くなり、リンパの流れが良くなるなど副次的な効果が期待できます。
3-1 セルライトの本質
またツボマッサージやその他のマッサージをやっても、それはむくみであったり、セルライトを動かすなどの効果が期待できますが、脂肪が燃焼するわけではありません。
そのことをよく理解してセルライトは元来脂肪であることを認識しましょう。
したがって脂肪燃焼をするためにはその他の措置をしなければなりません。
3-2 マッサージ効果を高める
セルライトに効果のあるマッサージはねじるような力が効果があると言われています。
従って、太もものセルライトが見らる太ももの裏側や内側には太いバスタオルを絞るようなイメージで行うといいと思います。
繰り返しになりますが、太もものマッサージは動きがなく固定化するセルライトを物理的な力を与えることで柔らかくするやるねらいがあります。
3-3 むくみの解消
太もものむくみの解消にもマッサージはツボも含めて大きな効果を期待できます。
そしてマッサージをすればそれだけで、太ももは見た目に細くスッキリを実感できるでしょう。
3-4 「冷え」の改善
さらに効果を高めるには、セルライトの原因の1つにある「冷え」を改善する必要があります。
もし冷え性などの悩みを抱えていらしゃる方にはこの冷え対策も重要な課題の1つであることを頭に入れておきましょう。
日頃からシャワーによる入浴が習慣化して入れば自ずと冷えが蔓延しています。
それに運動不足、不規則な生活習慣などはすべて「冷え」の原因です。
根本的な体質改善と生活習慣の見直しを検討しましょう。
4 マッサージ以外の大切なこと
マッサージはあくまで対処療法的なものであることをよく理解してほしいと思います。
セルライトを排除するための根本的な対処法は脂肪過多、言い換えれば摂取カロリーオーバーという生活習慣を見直すことが最も大切です。
(基礎代謝量+消費カロリー)>(摂取カロリー)
この式に適合する食生活と運動習慣はとても重要、必須であることを再認識し、不足する部分の改善に努力してほしいと思います。
4-1 食事制限について
・安易な食事制限はNG
安易な食事制限は間違いなく失敗しリバウンドするでしょう。
と断定するのはとても強引かもしれませんが、とても意思が強く、目標体重までダイエットが成功できたとします。
でも目標達成後どうなるかというと、一気にタガが外れてリバウンドとなるでしょう。
食べない・食欲を満たさない食事制限に頼ってのダイエットは基礎代謝量が落ちていますから、リバウンドすれば摂取カロリーオーバーは以前にもまして深刻となります。
言い換えれば脂肪のつきやすい身体にシフトしてしまうということです。
安易な食事制限はご法度と肝に命じておいてください。
・よく噛んでゆっくり食べる
親御さんが子供さんを躾ける代表格の言葉に「よく噛んで食べなさい」があります。
どこの家庭でも耳にする言葉ですが。親御さん自身がこの「よく噛んで食べる」できていますか?
親御さんができないことを子供さんがするわけがありません。
でもこの「よく噛んで食べる」がダイエットの救世主です。
よく噛んでとは食べ物を口に入れて液状になるまで噛み続けるということです。
それから飲み込むのです。それまでは箸を箸置きに置いて噛み続けます。
これをやると今までの食生活が一変します。
・過去の過食を思い知る
この「よく噛んで」を実践すると、今までの食事量はとっても食べることができません。
一膳のご飯をよく噛んで食べたら相当の時間がかかります。
それでいて食事途中、このご飯さえ食べることができないほど満腹になります。
副食も合わせると、ご飯はもっと少なくて良いかもしれません。
いかに今まで食べ過ぎていたかが実感できると思います。
満腹で食べられません。
でも摂取カロリーが少ないですから、すぐにお腹が空きます。
次の食事が楽しみで仕方ありません。
この「よく噛んで食べる」の食事習慣が太ももセルライトの撃退のベースになると思います。
4-2 ウオーキング
次にウオーキングについてです。
あなたは今日何歩、歩きましたか・・・
大都市圏にお住いで長い時間をかけて通勤をなさっているビジネスマンの方なら相当歩いていらっしゃると思います。
・運動不足の解消
そんな方には運動不足という概念は無いと思います。
でも地方都市にお住いの車中心の日々を送っていらっしゃる方や専業主婦の方々の歩く歩数というのは大したことはなく、
ご家庭では便利快適の暮らしの中で相当の歩き不足が指摘できると思います。
私は毎朝、早朝、雨が降らない限り、ウオーキングをしています。
今朝の歩数は7900歩、ウオーキング時間は約70分、消費カロリーは280kcalです。
・歩く習慣
私の場合、1日約1時間のウオーキングは男性のご飯茶碗1杯分の摂取カロリーに匹敵します。
たったそれだけのカロリー消費ですが、歩くことで足腰が鍛えられ、筋肉量が増え、相当の汗も流せ、単純な280kcalで言い表す以上の効果があるはずです。
これも前にお示した公式に則った運動(消費カロリー)です。
どうぞ、少しでいいですから、歩く習慣をより一層、取り入れてみてください。
4-3 入浴
最後に入浴です。太ももがセルライト化しているというのは身体の「冷え」が深刻だということを指摘しておきたいと思います。
・「冷え」
もし「冷え」がなければ・解消されれば太ももの皮下脂肪はセルライト化せずにすぐに燃焼しやすい脂肪のままだったかもしれません。
「冷え」によって、代謝が悪く、水分や老廃物は排泄されずに、太ももの皮下脂肪と共存しているのだと思います。
マッサージ効果を十二分に発揮させるためにも入浴の改善を進めます。
・シャワー派からバスタブ派へ
きっとあなたはシャワー派ではありませんか、
時間を大切になさるあなたにとってはシャワーが入浴タイムなのだと思います。
そして朝晩の2回シャワーではないでしょうか。
でもこらからは夜だけでもお湯に浸かって身体を芯から温めて欲しいと思います。
・半身浴
効果の高い入浴方法ですが半身浴をお勧めします。
腰くらいまでのお湯に浸かって、しっかりと汗を流します。
身体の「冷え」がある場合、半身浴で発汗があるまでに相当の時間が必要です。
でも少しずつトライしてみましょう。30分以上かかるかもしれません。
お気にいるの本でも読みながら、音楽を聞きながら、学習教材を聞きながら、しっかりと汗をかいて欲しいです。
発汗が現れると玉のような汗が全身から流れます。それは素晴らしいです。
ぜひお試しいただきたいと思います。
5 まとめ
太もものセルライトの現状やその対処、そしてマッサージ効果について今まで解説してまいりました。少しは参考になる情報がありましたでしょうか・・・
太ももの皮下脂肪がセルライト化するということは相当の皮下脂肪過多だと思います。
マッサージの効果を期待し様々な対処を行いながら、根本原因である皮下脂肪がつきやすい体質を少しでも改善していただけたら太もものセルライトは怖くはありません。
きっと近い将来、あなたの思い描く素敵なシルエットが手に入るでしょう。
ここまで読んでくださり心から感謝しています。