【太ももの脂肪】その落とし方(裏技)は意外にもシンプル!

貴方の気になる太ももの脂肪はどういう状態なのでしょうか? 

もしかしたら、ご自分が思うほど他人の目は貴方の足もとを見ていないのかもしれませんよ・・・

とはいえ、ほんの少しでも太ももが細くなって欲しいと切に願う貴方のために、この記事では簡単にそして自宅で出来る、太ももの脂肪の効果的な落とし方(裏技)をお伝えしていきます。

太ももの脂肪は付きやすく落としにくい脂肪です。

確かに落とす難易度は高いですが、諦める必要はありません。私のアドバイスを実践していただければ正しい理解が深まり、短期間でその効果が実感できると思います。

いしはら
こんにちは!

けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。

1 太ももの脂肪とは

まず、そもそも脂肪とは何なのか?と言うところから考えて見ましょう。

身体にまとわりつく邪魔者と感じているかもしれませんよね。

実は私たちの身体の脂肪は生きてゆくためにとても大切なエネルギーなのです

 脂肪のルーツ

人類の祖先が狩りを行っていた頃の時代にタイムスリップして考えて見ましょう。彼らはいま同様に家族単位で行動をしていたはずです。

男たちは仲間と狩りに出かけます。長い嵐が明けて、やっと狩りができるチャンスがやってきました。

その時、家では子供達を抱え女たちは子供達に母乳を与え、お腹には新しい命が宿っているかもしれません。

男たちはその日に帰ってくるとは限りません。

命をかけて仲間と一緒にチームワークを組んで、大物を狙っての命をかけた戦いです。

こう言う永い歴史の中で人の身体の構造が進化して一番生き残りやすい効率のよい身体になっていったと考えられます。

・ 脂肪の生い立ち

男は筋肉質となり、食べ物がない状態でもすぐにエネルギー源となるように脂肪はすぐに燃焼できる内臓脂肪としてお腹周りの奥に一時ストックされています。

でも女性はお腹に宿る新しい命を育まなければならないマザーなのです。

もし男たちが長期間帰ってこなくても、その間子供たちとともに生き抜かなければなりません。

 当座、生きていくための内臓脂肪、そしてさらに長く生きていくたに必要なエネルギー源である皮下脂肪と両方のストック機能が構築されていったと考えられます。

そしてそのストック場所は筋肉の薄いところ、お腹周り、お尻、太もも、二の腕、ふくらはぎなどです。

さらに女性の場合も毎日ゴロゴロと寝ているわけにはいきません。忙しく子供達の食事や育児、家のこと、男たちが獲ってきた獲物の加工など毎日てんてこ舞いのはずです。

少しでも身体に脂肪を蓄えなければならないと皮下脂肪優先に蓄えられるのです。

脂肪のメカニズム

ポイント
脂肪は1gで9kcalのエネルギー効率を生み出すと言われています。この9kcalのエネルギーを炭水化物やタンパク質で生み出そうとすると2g以上必要となります。

いかに脂肪が燃焼効率の優れた燃料なのかということがわかります。

人の身体の中で食べた栄養成分はできるだけ脂肪に変化させるというのは言ってみればDNAに刻み込まれた生き残るための知恵の集積なのです。

現代のくらし

では現代の今の暮らしを考えれば、男性は会社に出かけてサラリーをもらって帰ってきます。命のやりとりをするだけのエネルギーは必要ありません。

一方女性は主婦であると同時に会社に出かけてのダブルワークです。子供達も最小限です。食べるものは満ち足りて空腹などという感覚すら忘れ、身体には余剰のエネルギーで満ち溢れています。

これを効率的に燃焼しようにも摂取される脂肪が多くて過剰備蓄となります。そしてその備蓄も効率の良い、液体から固体へと変化していきます。

その固体化した貯蔵庫はどこかというとお腹周りにお尻、太もも周りのという理屈になります。

そして皮下脂肪には大切な女性の身体を守るための機能があります。

それは体温を維持する保温効果です。さらに女性の内臓や胎児を安全に守るためにも保熱バリヤーとして男性よりも分厚いのも当然です。

太ももの脂肪が気になる貴方は何も悪くないのです。将来起こるであろう、万が一の有事のために貴方の身体は貴方を生き残らせるために最大限の機能が働いて脂肪という形でストックされているのです。

太ももの脂肪とは

次に貴方の今一番気になる太ももの脂肪に焦点を絞りましょう。

太ももの脂肪の特徴

脂肪のつくところといえば筋肉の少ないところ、太ももの後ろや内側に集中してストックされていることが想定されます。

そしてその脂肪は老廃物の吸収により固くなっているかもしれません。いわゆるセルライトと言われる脂肪です。

そして太もも周辺には股関節やひざ関節など重要な関節がありリンパ節も分布しています。

家と仕事の往復の毎日などというと、どうしてもほとんど膝、股関節、さらに腰も動いてないかもしれません。

脂肪は動きの少ないところにつきやすい性質がありますからこの部分についているのは至極当然と言えます。

太ももが太いのは脂肪?

では少し視点を変えて貴方の気になる太ももの脂肪ですが、その前にもしかしたら太もも全体が太いということは考えられませんか?

太ももの前面には大腿筋が外側には外側広筋がしっかりとついていないでしょうか、

この筋肉が大きくなっていないでしょうか?

太ももの筋肉

太ももには大きな筋肉があります。

 太ももの前面には大腿四頭筋、大腿直筋などの大きな筋肉が、そして太ももの外側には外側広筋、内側に内側広筋太ももの奥には中間広筋、内側広筋など、太ももの後ろにはハムストリング、半腱様筋など人の運動の要となる大切かつ大きな筋肉が分布する太ももです。

2 太ももの脂肪の落とし方

一般的に脂肪を落とすためには前章で述べた人のルーツをたどり考えていけば、自ずとその落とし方も見えてくると思います。

脂肪は人が生命を維持していく上でなくてはならないもので非常に効率の良い、無駄のないエネルギー源です。

まず身体全体的な脂肪の落とし方から見ていきましょう。

そもそも脂肪の落とし方

人が生きていく上で、内臓は働いて様々な仕事を頑張ってくれます。

外の暑さ寒さをしのぎ、行動する基礎的なエネルギーとして1日1000~1500kcalが必要です。

・基礎代謝

この基礎代謝というエネルギーを脂肪で賄おうとすると1で述べたように脂肪のエネルギー効率はg、9kcalですから約10と計算して100~150gで賄えるということです。

100gでいいのか?と再認識されたと思いますが、体重50kgの女性が体脂肪率30%として15kgの脂肪を約半分減らすとして、8kg / 100g=80(日)

基礎代謝だけで脂肪の半分を減らそうと思うと約80日かかるという計算です。落とし方はそう簡単にはいかないのです。

摂取エネルギーと消費エネルギー

でも人は毎日朝、昼、夜と3回食事をします。そして労働という作業にエネルギーを消費します。

この摂取エネルギーと消費エネルギーの相関関係で蓄積エネルギーが実に正確な数値であり、私たちの身体に直接影響するというわけです。

ですからどこの部位であれ脂肪の落とし方の方程式と言えば、

 基礎代謝エネルギー+活動消費エネルギー > 摂取エネルギー

消費エネルギーは摂取エネルギーより多くなければなりません。そして摂取する糖質に大きく影響されることも忘れてはなりません。

要するに過食、運動不足はこの方程式の原則に違反するわけですから間違いなく脂肪は落ちません。

脂肪の落とし方

では脂肪の落とし方ですが決して、難しくはありません、

ただ、食事制限は絶対に失敗します。これを最初に言わせてもらいます。

生きとし生けるものは食べなければならないのです。なくなるまで食べる生き物です。テーブルに並ぶごちそうを我慢して残すなんてどうしてできましょうか・・・

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2022.01.21

脂肪を落とす3つの方法

1よく噛んでゆっくり食べる

2できるだけ歩く

3姿勢よく暮らす

では一つ一つ見ていきましょう。

・ よく噛んでゆっくり食べる

脂肪の落とし方のトップです。

なぜ?と思われるかもしれませんが、よく噛むと早いうちに満腹になるからです。もう食べられないのです。間違いなく摂取エネルギーを大幅に減少できます。

一度貴方も試して欲しいのです。

今日の夕食でいいですから、よく噛んでゆっくり食べてみてください。

ポイント
よく噛むとは口に入れた食べ物が液状になるまで噛みます。液状になったら飲み込んでください。

そして次の食べ物を口に入れてください。いつも食べていた分量の食物は半分も食べられないかもしれません。

人間はよく噛むように歯がありよく噛むような構造にできています。

わずかな貴重な食物を味わって消化吸収よくするために歯があり唾液があります。

口の中は立派な消化器官なのです。味覚器官ではありません。

この真理を経験すると世界観が激変します。今までいかに食べ過ぎていたかが・・・

一つコツを伝授しましょう!

ポイント
それは箸置きを使いましょう。わたしは可愛い猫の箸置きを使っています。

・ できるだけ歩く

何を今更とお叱りを受けるかもしれませんが、人は歩く生き物だからです。

四足歩行をしていた人の先祖が二足歩行に進化していきました。それは歩くためです。

徒歩は人のDNAに刻み込まれています。

走るのは獲物を追いかけたり、災いから逃げるときに走りますが、基本は徒歩です。

歩いてさえいれば、人が人らしく暮らしていけるのです。昔から人は季節にかかわらず歩いて移動してきました。

ポイント
この本来の人の移動手段を見直しましょう。少しでいいのです。少しだけ不便になって歩きましょう。生活習慣が激変します。

・ 姿勢よく暮らす

最後に脂肪の落とし方の裏技は正しい姿勢です。

貴方は正しい姿勢ができるでしょうか?

ポイント
正しい姿勢とは壁を背にして頭、肩、背中、お尻、太もも、ふくらはぎ、かかとが一直線になる姿勢です。

一度試してみてください。これほど苦しい姿勢はないと思います。実は私も偉そうなことは言えずこの姿勢が大の苦手です。いわゆる猫背です。

姿勢よくすればするほど身体が仰け反るのです。背中が湾曲した体制になりとてもじゃないけれど、それぞれの部位が一直線にならないのです。

でも歩くときも座るときもテーブルで食事するときもこれを意識して頑張っています。

この正しい姿勢の意味は必要な筋肉や筋をストレッチして余分な脂肪の蓄積を抑えます。脂肪の落とし方としてはとても効果的な方法です。

太ももの脂肪の落とし方

・脂肪の付く優先順位

 1 内臓脂肪(肝臓内脂肪含む)

2 皮下脂肪

2-1 お尻、2-2 腰、2-3 お腹、2-4 胸、2-5 太もも、2-6 肩、2-7 上腕部、2-8 ふくらはぎ

・脂肪の落ちる優先順位

 1 内臓脂肪(肝臓脂肪含む)

2 皮下脂肪

2-1 ふくらはぎ、2-2 上腕部、2-3 肩、2-4 太もも、2-5 胸、2-6 お腹、2-7 腰、2-8 お尻

このように、脂肪がつく順序と全く逆のパターンとなっています。

・部分痩せは難しい

下半身を集中的に、また太ももの脂肪を選択的に落とすということはまず無理だとご理解いただきたいと思います。脂肪を運動で落とすには有酸素運動をする事で身体全体の皮下脂肪がその優先順位によって脂肪が落ちていくメカニズムとなっています。

しかし、太ももに脂肪がつきにくくする方法はあります。

それは太ももの脂肪がついている部分、例えば太ももの裏側のハムストリングと呼ばれているような筋肉や太ももの内側の内側広筋と呼ばれている筋肉を鍛えることで太ももに脂肪がつきにくくなると言えます。

ポイント
したがって有酸素運動をやりながら、太ももの裏筋や内側に筋肉を鍛えるという意識が落とした脂肪がリバウンドしない配慮と言えると思います。

3 裏技は意外にもシンプル

前章で太ももの脂肪の落とし方を解説してきました。

ここでは太ももに特化して太ももの脂肪の落とし方(裏技)について述べていきますが意外にもとてもシンプルで驚かれるかもしれません。

でもここで注意したいことは太ももの前方の筋肉はとても大きくて強い筋肉ですから、筋トレなどのやり方を間違うとかえって太ももがさらに太くなってしまいますから、気をつけてください。

筋トレで必要なことは脂肪の付きにくい太ももを作ることが大切です。これから簡単な裏技を紹介していきます。

O脚の矯正ストレッチ

ポイント
まず、きょうつけをした姿勢で、両足の内側を全てくっつけてみましょう。股関節、太もも、膝、ふくらはぎ、くるぶしの全部がくっつきますか?

きっとO脚だと思います。

実はわたしもO脚なので股間とくるぶしだけしかくっつきません。

でも力を入れてくっつけましょう。

するとどうでしょうか、まがりなりにも膝がくっつき、両太もももくっつく面積が多くなってきます。

そしてふくらはぎの後ろ側はパンパンに張ってきて、相当苦しいと思います。

この筋トレとも言えるO脚矯正ストレッチで太もものセルライトも伸びて固形のママではいられなくなってくると思います。

それに太ももの内側と後ろ側の筋肉が鍛えられます。

さて、O脚と肥満は相関関係があって、肥満の人はまずO脚の人が多いです。

O脚になれば脚の代謝が悪く、老廃物が蓄積しやすく水分もたまりやすいですから

できる限りO脚矯正は日々の生活習慣に取り入れてほしいと思います。

ポイント
正しい姿勢ストレットで骨盤矯正と猫背解消、そしてO脚矯正ストレッチである太ももの脂肪を落とす生活週間を身につけて欲しいと思います。

お風呂に浸かる

太ももの脂肪が気になっていらっしゃる方の多くが入浴をシャワーで済ませておいでかと思います。

時間的な制約もありますが、根本的にバスタブにお湯をはってお湯に浸かるのは全てにわたって無駄という理屈も成り立つのですが、このシャワーによる入浴スタイルが身体の冷えの原因の一つだとしたらいかがでしょう。

シャワーでは夏の暑い時でしか汗などかきません。寒い冬などでは全く温まりません。

これを改善し、お湯に浸かるということで太ももの脂肪に強い刺激が働きます。

固形化した脂肪のセルライトは冷え性なるがゆえに固まりセルライト化するのだと思います。

身体を温めることで代謝が向上して体温を上げてくれます。

セルライトを燃えやすい脂肪に変えていきましょう。

ポイント
おおすすめの入浴方法のコツは半身浴です。時間があれば、いや時間を作って冷え対策、太ももの脂肪撃退策としてこの半身浴を取り入れて欲しいと思います。

方法は簡単です。お湯を腰まで入れるか、もしくや椅子で調節するかです。

風呂の半分を蓋してその上に読書をしましょう。最初のうちはなかなか汗が出てきませんが回数を重ねると汗の出が早くなってきます。そしてその汗の量も半端ないですよ。

根気よく読書、スマホでのゲームや音楽など楽しみながら腰湯を取り入れて欲しいと思います。

これからの入浴の目的は単に身体を洗うことだけでなく、リフレッシュであり、ダイエットであり、健康目的であること入浴目的を見直したいものです。

水泳や水中ウオーキング

それから出来うれば是非やって欲しいコツがこの水泳や水中歩行などの水中運動です。

水の中では冷やっと感じる水温、水の抵抗、浮力、流れ、波などの非日常の物理的力がご自身の身体に作用します。その力が脂肪を落とす絶好の要因となります。

ポイント
例えば水中を歩くを考えると陸上で歩くの2倍程度の運動強度を得られます。すなわち1時間の陸上ウオークなら水中なら30分でいいということになります。

さらに水の中は浮力が働きますから足や腰に負担がかかりません。

手足のハンディキャップを抱える人にも負担なく運動することができます。この魔法のような運動を知らないのはもったいないです。

水泳はクロールや平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライなどのスタイルがありますが、それぞれのスタイルの運動強度はとても高く、特にバタフライなどはマラソンに匹敵する運動強度が特徴です。

ゆっくりと泳ぐだけでその有酸素運動としての効果は素晴らしいものがあります。

さらに水泳の足の運動はクロールにしても平泳ぎにしても股関節から大きく両足をしなるように伸ばしたり縮めたりするため、股関節や膝関節に分布するリンパ節にも刺激があり、

脂肪がしっかりとついている太ももやお尻の脂肪を燃焼させるには最も効果的な運動であると言えます。

やはりよく噛んでゆっくり、そして歩きましょう。

ポイント
何と言っても前章で述べた3つのうち、よく噛んでと徒歩は大前提です。これをお忘れなく!

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

スッキリとした細い下半身は魅力的ですよね。そして若い時のように膝をあらわにして街を歩きたいですよね。

その気持ちは本当によくわかります。

そして見た目というのもあると思うのです。

姿勢が良く、脚もO脚などじゃなく、まっすぐなら今のままでも十分細くみえるのかもしれません!

そして他の人からはスッキリした脚と見られているかもしれません。まずは姿勢をよくして暮らす。

正しい姿勢こそが一番効果的な太ももの脂肪の落とし方だとわたしは思います。

終わりに!

脂肪と落とすという実効性と達成の厳しい課題に対して少しでも楽しく取り組めることが大切です。

辛くて苦しくてストレスな実践はなかなか実行に移すのも継続するのも難しいものです。ついつい諦めてしまいます。

楽しい実践と継続、そして食欲もしっかり満足させながら取り組みたいものです。

そして太ももの脂肪を落とす取り組みとして水泳に代表される水中運動が効果的!

これらのことを最後に申し上げてまとめとさせていただきます。

どうぞ、短期間で脂肪落ちの実感を得ていただけるよう願っています。

最後までお付き合いをいただき心から感謝しています。ありがとうございました。

 

なお、以下の記事も興味深くより理解が深まると思います。

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