幼児水泳は何歳から始めればいいの?それは思い立ったが吉日・・・

近年、子供達の習い事のトップは男子、女子共に水泳と言われています。そしてその年齢も低年齢化しています。

習い事に加えて、基礎体力強化であったり、免疫力アップなど健康的要素も加味して水泳を幼い頃から経験させるのが顕著となっているのが最近の傾向です。

では幼児期における水泳は何歳から始めるといいのか?という疑問がわいてくると思います。

この記事ではその疑問と幼児期における水泳のメリット、特に運動面、健康面についても詳しく解説していきたいと思います。


1 水泳は0歳からでも始められます

最近ではほとんどの水泳スクールの入会区分の中に生後3ヶ月、4ヶ月の0歳児からの親子ベビースイミングがあって、希望すれば0歳から水泳が始められます。

もちろん、最初は水泳と言うよりはママやパパとの水遊びを通して水慣れをして水に対する恐怖心を持たないようにすくすくと育ってもらう狙いがあって3歳児にもなればジュニアクラスでバンバン水泳に取り組むというのが好ましく理想的な姿だと思います。

従って水泳は何歳から始めればいいのかと問いに対しては受け入れ側の環境は整っていると言えるでしょう。

思い立ったが吉日

では幼児期の子供さんが何歳から水泳を始めればいいのかと言うと

3歳児からの水泳で越えなければならない壁は水に対する恐怖心です。水の中で目を開けられない、頭を水の中につけれないなど水に対する恐怖心は個人差もありますが、幼い頃に何か嫌な思い出などがあるとそれはトラウマとなっているケースもあります。

したがって幼ければ幼いほど、水に対する恐怖心を感じないまでに水の中は楽しいところという想いを作ってあげるためにも環境が許せば幼児期以前からママやパパとのベビースイミングがもっとも効果的だと思います。

でも生活環境や時間の制約などいろいろ問題もあるのと思います。

幼児期の子供さんに水泳をとお考えになり、本人にもその意思があるのであれば思い立ったが吉日で水泳スクールへの入会をお勧めしたいと思います。

子供達の習い事

Weeklyゴーゴーリサーチが実施する(第853回分析結果)から引用させてもらっています。

参考:アンケート指標、期間:2018.10.11~2018.10.17、有効回答数:363

・子供さんが通っている習い事

この結果を見れば水泳がダントツとなっています。

男女別で見ても以下のとおりで水泳はどちらも1番人気となっています。

男の子:1位水泳、2位英語・英会話、3位学習塾、4位習字、5位公文・サッカー

女の子:1位水泳、2位ピアノ、3位英語・英会話、4位学習塾、5位体育・体操

健康な身体と精神的な成長を狙っての習い事として水泳スクールが人気があるのでしょう。

・習い事を始めた年齢

7歳以上が177%がトップで以下順位ごとに

0歳(15.4%)、5歳(14.6)、4歳(13.9)、3歳(11.9)、2歳(10.0)、6歳(10.0)、1歳(6.5)という順になっています。

このアンケートでは7歳以上というのが一番多く、ある程度大きくなってから通わせている実情が見えてきますが、2位に0歳からと言うのは注目すべきと思います。

勿論このデータすべてが水泳ではありませんから一概には言えませんが、ママやパパと一緒に習い事を始めたケースもかなり高い現実が見えてきます。

この状況を見れば今後においても水泳スクールへのニーズはさらに高まり、開始年齢もより一層0歳から始めるケースが増えるのではないでしょうか・・・

2 私が所属する水泳スクールのプログラム

私が所属している水泳スクールは福井県福井市にある新田塚スイミングスクールです。このスクールのプログラムには幼児用のプログラムとしてベビースイミングとジュニアスイミングが用意されています。

参考:新田塚スイミングスクール

ベビースイミングクラブ

このベビースイミングクラブは次の二つが用意されています。

・カンガルークラブ(生後3ヶ月から3歳未満の親子)

このクラスは育児の一環という考え方のもとに、同年齢の子供さんを持つ親御さんのコミニケションの場としても活用されています。

プールの中で親子で肌を触れながら心を通わせてのびのびと身体を動かせ、陸上では味わえない体感や楽しさを味わっています。

子供さんは親御さんの腕の中でのリラックスから水に浮く体験を味わうことができ、次第に一人でも水に浮くことを覚えながら心身の発育を狙っています。

・やんちゃクラブ(2歳児対象)

保育園・幼稚園に入園する前の時期に集団生活への体験も含めて水泳の練習ができます。

親御さんと少しの時間だけ離れて集団生活を体験しながら水の中で水遊びや水慣れを通して心身の発育を狙っています。

このクラスになるとインストラクターの他に保育資格を有するメンターさんがそばにいていろんな場合にも対応ができるように配慮がされています。

ジュニアスイミング

ジュニアスイミングプログラムには一般的な水泳教室としてのジュニアコースをメインに子供さんの成長とレベルに合わせて選手コースまで4つのコースが用意されています。

・ジュニアコース(3歳~中学生)

このスクールではクラスを年齢別に3歳~8歳、4歳~10歳、5歳~中学生と別れて週に1回コースと2回コースとがあります。

3歳になれば全く泳げない子供さんが水泳の基礎からクロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライと4泳法をマスターしさらに上を目指すというきめの細かいクラス編成で指導が行われています。

3 幼児期に水泳を始めるメリット

前章で述べたようにスクールの受け入れ態勢は0歳からの親子でのベビースクールから3歳からのジュニアクラスまで年齢にかかわらず水泳を始められる環境が整っていると言えるでしょう。

では幼児期に水泳を始めるメリットを考えてみましょう。

風邪を引きにくくなるなど免疫力の向上

幼児期の子供達を水泳スクールに通わせる親御さんの想いの中で風邪を引きにくくなる、喘息が治るなどの評判から始められるケースも多いと思います。

でもこの風邪が引きにくくなるというのはプールの環境であったり、水泳独自の特徴からうなずけます。私自身もこのことは明確に経験しています。

というのもプールの設定水温は30度前後でヒヤッと感じる温度です。子供達がプールの中で何もせずじっとしていれば寒く感じることでしょう。

この体温よりも低い環境の中で遊んだり泳いだりと運動するわけですから、子供たちの体温調節機能が強化されるのは疑いのないところです。

また水泳は呼吸が自由にできないため、水中で息を止める顔を水面上に出して呼吸をするなど、呼吸筋が強化されて呼吸機能が改善・向上していきます。

これらの事で子供達は風邪を引きにくくなると考えられます。私自身水泳を始めて喘息が治ったとか風邪を引きにくくなったという話はよく耳にしたものです。

集中力の向上

次に水泳の魅力は遊び心に対する刺激がとても大きいと思います。

そして水の中で息ができないことは大きな恐怖であると同時に非日常的環境が冒険心などを刺激して水に対する恐怖心を克服できればそこは最高の遊びの場に変わります。

気が付けば呼吸を完全にマスターして無意識に呼吸を覚え時間を忘れて水の中で遊んでいます。

こうした身体と心の成長は懸命に泳ぎ遊びながら集中力と水中と空中という環境の認識力を身につけているのだと思います。

懸命に目的地まで必死に泳いでいる姿をみると泳ぎに対する集中力と適切な呼吸のタイミングなど絶妙なコントロールをしています。

このことできっと脳の活性化と運動神経の成長が促されているのだと思います。

私自身も学生時代、テスト前の一夜漬けは信じられない力を発揮できた思い出があり、これまさに水泳で培った集中力のたまものだと信じています。

バランスの取れた運動機能の向上

水泳は全力で泳いだとしても筋肉の運動量は陸上の運動よりもソフトでどちらかと言うと持久力向上的な運動ではないでしょうか、したがって筋肉は子供達にふさわしい柔らかい筋肉を作ってくれます。

そして息をこらえる運動は呼吸筋を鍛え心肺機能、循環器系の強化にも良い効果をあげるでしょう。

また、幼児期にサッカーや野球や体操など激しい筋肉運動は固い筋肉を作り上げ後の修正が難しくなるよりは成長とともに柔らかい基礎的な筋肉がつくられ、水中運動によって成長に見合う骨格の発達、そして何よりも左右対称の水泳は幼児期の子供達にはうってつけの運動だと思います。

安全である

水の中は浮力があり、成長期にある幼児にとって未発達な関節や骨格にとって陸上での激しい運動による刺激やショックを回避できるメリットがあり、ケガなどの危険は少ないと考えます。

水泳スクールでの運動でケガなどをするケースはその危険性は低いと思います。

デメリットはないのか

・衛生面・疾病問題

デメリットといえばプールという閉鎖的な環境の中で行う運動ですから肌や目や耳・鼻の病気や感染症などの心配が考えられます。

プールの殺菌など衛生面についてはまず水質管理ですが塩素殺菌が主流ですがプール内の残留塩素には特に神経質に管理がなされ施設によってはオゾン殺菌や紫外線殺菌などによる水質管理が徹底されています。

もちろん、スクール後の目を洗ったりなどのケアを大切だと思いますが私に言わせれば現在の水質管理などの衛生面の徹底があれば、疾病問題などのデメリットは水泳による免疫力向上効果で十分カバーできるのではと考えています。

・過信による事故

幼児期を含めた子供達にとって怖い問題は上手に泳げるという過信です。

例えば夏休みに友達同士で海や川に遊びに行くといったケース水泳スクールに通っていて僕はもう水泳が得意だと過信が思わぬ事故に遭遇することが考えられます。

各スクールでは夏休み前になると着衣泳と言ったカリキュラムを特別に行って一人で海や川へ近づかないこと海や川での危険性を啓発しています。

衣服を着て水の中に入らせて自ら体験させるなどを指導しています。

とはいえ子供達が親御さんの目の届かないところでの事故はさけねばなりません。

4 水泳を長く続ける上での課題

幼児期に水泳を始めて小学生になりそして中学校へとその過程でずっと水泳を続けていくというケースはなかなか少なくなってきます。

その中でどうしても生じる課題もありますので紹介しておこうと思います。

基本的に水泳を始めるにあたって本人の意思確認が無い場合には水に対する恐怖心がなかなか取れなかったり進級の遅れなど本人のモチベーションが低下することがあり、スタートにあたって本人の意思はとても重要です。

進級停滞期

水泳スクールでは子供たちが水泳が上手になった証しとしてきめの細かい進級基準を設定して指導・クラス分けをしているケースがほとんどです。

幼児のスクール入校時期にはジャンプ、顔付け、潜る、浮く、イルカ飛び・・・などきめ細かく進級基準が決められています。

そしてクロールから背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、個人メドレーといった進級スタイルが一般的です。

その過程においてどうしても停滞期というのが子供達には体験することになります。

その停滞期を克服できずに退会するケースがとても多いのです。

25m~50mへの克服

幼児期を経て小学生となり克服するのが難しくなってくるのが25m~50mへの壁です。それに50mはクイックターンが入るのが一般的です。

この課題は大きいです。特に幼児期からスクールに入って頑張っていても小学校の低学年ですでに25mクロールを達成してします。でも50mをクイックターンをして泳ぎきるには相当の泳力が必要となります。

スクールを退会するケースでご家庭の事情以外ではこの段階を乗り切れないというのが一番多いのではないでしょうか。

一番の問題点は低年齢である非力さゆえに克服できないのです。しばらくの停滞をどう乗り切るのかです。

子供達に練習によって泳力を伸ばすというのはあまりにも過酷です。やはり周囲の精神的なサポートが必要です。

私の所属するスクールでは補習制度があって停滞が2ヶ月になれば翌月から同じ月内で別の日に数回の補習が認めれています。入会時にはチェックしておくのも良いかと思います。

とはいっても子供さんに停滞は仕方ないことを理解させ精神的な苦痛を与えない工夫が大切でしょう。

その他の習い事との両立

小学生に入って学業などとの両立から水泳スクールの断念というケースです。一番多いのが学習塾、地域のスポーツ少年団活動などとの両立です。

そしてこれは友達がそうしているからという比較の考え方が子供達に芽生えてきます。

あくまでも本人の意思重視なのですが、水泳の両立は学業に決してマイナス要因にはならないと思います。

かえって集中力が増すなど学業にも良い効果が期待できます。

さらにスポ少は陸上スポーツが中心ですから、筋肉や骨格・関節を痛めるリスクもあります。

水泳を続けておくことがそのリスクを回避できる要因でもあり長く水泳を続けていく価値を知っていただきたいと思うところです。

5 まとめ

以上、幼児期からの水泳について、私の所属する水泳スクールのケースを例に挙げ、いろいろな視点でお話ししてきました。

いかがでしたでしょうか、お楽しみいただけましたでしょうか・・・

水泳を始めるにふさわしい年齢など、まず無いといって過言ではない!と言えるように思います。

ママやパパとの親子水泳スクールを皮切りに水慣れが楽しくなって水に対する恐怖心が無くなれば子供たちは一挙に水泳が上手になってきます。

そして身体の成長に合わせてしっかりとした骨格と柔らかい筋肉が発達してスポーツ万能の身体が作られていくと思います。

子供達自身のやる気を出してあげて、水泳を続けておれば、免疫力が高く病気に強い身体が築き上げられ、集中力の高く精神的な成長も大きく期待できる水泳です。

あるアンケート結果では東京大学在学中の学生の半数以上は水泳スクールの経験者であるとも良くメディアで言われているように、水泳の子供たちの成長に関与する効果は計り知れないものがあります。

思い立ったが吉日で子供さんの意思さえあればいつでも遅いということはありません。何歳からでも是非水泳を始めて欲しいと思います。

最後までお付き合いいただきまして心から感謝しています。ありがとうございました。

 

なお次に記事も参考になると思いますので是非ご一読いただければ幸いです。

参考:水泳で背が伸びない?お悩み解消、水泳歴60年筆者が解説!

参考:スイミングの効果を大人目線で捉えたらスポーツを超えるかも!

参考:スイミングで子供の運動神経が発達する陰に恐るべき秘密が!