熱帯魚飼育に必要な初期費用と管理コスト【水槽は大きなモノを】

これから熱帯魚の飼育を始めようと考えている人にとって気になるが費用だと思います。

大きな水槽に高価な熱帯魚!とても猫や犬を買うわけにはいかないとお考えかもしれません。

この記事では熱帯魚の飼育に関して初期費用と簡単なランニングコストを試算してどの程度の経費負担が必要なのか具体的な事例から解説していきたいと思います。

この記事を読まれれば、案外大きな負担にはならないと実感されることと思います。

どうぞ、気軽に自宅でアクアリウム!初めてみましょう。

でも気軽と言っても、熱帯魚も生き物です。心から可愛がってやりましょう。

飼い主の心もきっと癒してもらえることでしょう。

いしはら
こんにちは!

けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。

私の現役時代は魚類の試験研究現場で長年勤め、魚の生き死について色々なケースを見てまいりました。読者の皆様に参考になる情報を提供できると思います。

1 熱帯魚の飼育に必要な初期費用

熱帯魚の飼育開始に必要なモノと購入費用について具体的な例を持って解説していきたいと思います。それから観察に必要な経費を参考商品を紹介しながらみていきましょう。

初期費用

一番最初に必要なモノ、まず何はさておいても水槽であることは誰にもわかることかと思います。

・水槽

テトラ グラスアクアリウム観賞魚飼育セット GA−30GF 30cm水槽セット・金魚水槽 初心者 関東当日便

この水槽セットには外付けのフィルター(濾過器)が付属のセット商品の場合です。

水槽のサイズは21.5 x 31.5 x 23.5 cm

費用:4235円

・エアーレーション

【取寄品】 ニッソー エアーポンプサイレント β-60 【 エアポンプ エアレーション エアーレーション ペット用品 アクアリウム用品 水槽器具 ペットグッズ 水槽用品 水槽用具 】

費用:1521円 + エアーストーン100円

水槽が大きければ特に必要ないかもしれませんが、とりあえず必要なモノとしてここで紹介しておきます。

・魚

ネオンテトラ(50尾)費用:2980円

いろんな種類の熱帯魚がありますが、極々一般的で購入も優しいネオンテトラを例にあげておきました。

・合計初期費用

以上の初期費用の合計は8836円です。この1万円以下の経費で熱帯魚の飼育がスタートできることになります。

犬や猫を飼うのと比較して飼う生き物の値段が大きく違います。もちろん熱帯魚の種類によっては初期費用は膨大になりますが、小さな熱帯魚を30cm位の大きさの水槽で始めるにはさほど大きな初期費用となならないと私は思いますが、いかがでしょう・・・

可能な限り大きな水槽を

もし費用負担に余裕があることと、ご自宅の事情が許されるのであれば水槽は出来るだけ大きなものを選ばれるのをおすすめします。それは後々の維持管理にも魚のためにも良いと思います。

もし一般的なタイプの大きな水槽と言うと90cmタイプの水槽でも15000円程度です。

それから本来なら水道水のカルキ抜きや底砂・水草などアイテムもありますが、これらは代用も効きます。必須ではありませんからご自身の考え方で随時お揃えになっていただければ良いと思います。

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2 飼育管理に必要なランニングコスト

では次に日々の日常的な飼育に必要なモノの費用をみていきましょう。すなわちランニングコストです。

日常飼育管理

日常の飼育管理で必要なモノといえば餌、そして毎日ではなくても定期的な掃除、水換えなどに必要な経費をみておきましょう。

・餌

ネオンテトラの餌(テトラネオン75g)1481円

この量の餌を購入しておけば、飼育尾数や餌の食いにもよりますが、おけば1ヶ月くらいは十分でしょう。

・掃除に必要なモノ

掃除は主に水槽の底掃除です。熱帯魚の餌の残り、フンなどの汚物などです。

これは100均で売っているエアースホースの先に重りを付けてサイホンの原理で水とともに別のバケツ等に捨てると言った掃除方法ですが、ほとんど経費はかかりません。

ポイント
そしてエアーホースの径を調整して掃除の吸引力を変えることができます。

・水換え

水換えはとても大切な作業ですが、これも毎日と言うわけではありません。1週間に一度くらいでしょう。

ポイント
この水換えも水槽内の全換水ではなく3分の1では多すぎるかもしれませんが一部の飼育水を新しい水を入れ替えて水換えを行います。

前日から水道水を放置してカルキを抜く準備ができておれば経費はかかりません。

観察に必要なモノ

日常の飼育管理でとても重要な観察ですが、カメラによる画像撮影、もしくは動画撮影もあると思いますが、日々のことですから必要な事柄そして気づいたことをご自身の感覚で感じたことを記録しておきましょう。

・筆記用具

筆記用具など各ご自宅にある物でいいので費用はかかりません。もし新しいモノを用意するにしても100均で十分です。

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3 水槽は出来るだけ大きなものを!

先ほども述べましたが水槽は出来るだけ大きなモノを用意しましょう。

水槽を設置する場所は日当たりの良いところで、直射日光を簡単にコントロールでき、水の重量に十分耐える場所。

それから水回りからあまり遠くなく、水換えなどの作業で床が水に濡れても支障のない場所が好ましいです。

熱帯魚ファースト

ご自宅の実情が大きな要因ではあるのですが、事情が許す限り、水槽は出来るだけ大きなサイズを最初に購入することをおすすめします。

初期費用を抑えようと小さなサイズの水槽を選ぶと言う考え方もありますが、熱帯魚にとっては窮屈かもしれません。出来るだけ大きな水槽で自由に泳がせてあげてやりたいと思います。

飼育管理ファースト

それに大きな水槽であれば水質悪化が緩やかです。どんな水槽でも熱帯魚を飼育しておれば飼育水は水質悪化が避けられません。でも水槽が大きければそれだか水質悪化は鈍化すると言う理屈です。

そして水換えの頻度、手間も軽減されることとなります。

熱帯魚にとって一番のストレスは底掃除と水換えであることは言うまでもありません。水槽が大きければそのストレスの頻度も落ちることになります。

これら魚のことを考え、飼育管理上も水槽は可能な限り大きなサイズが好ましいので、初期費用のうち水槽購入費用は思い切りましょう。

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4 まとめ

熱帯魚を飼育するのに必要な初期費用については最低1万円前後で準備できることを伝えておきたいと思います。もちろん熱帯魚の種類や尾数、そして水槽の規模などによって初期費用はいくらでも膨らみますが、大体の見当がつけられたのではないでしょうか。

子供さんでも十分に魚の世話ができる飼育管理です。そして何よりも子供さんの生き物に対する観察力の向上に大きく貢献すると思います。

今一度まとめておきたいと思います。

まとめ

・水槽は実情が許す限り大きなサイズのモノを購入しましょう。

・ランニングコストも餌くらいで水換えや掃除は100均ショップで十分間に合います。

・飼育する人の観察力を向上するために、デッサン力、表現力、語彙力を高めましょう。

さあ、この記事を参考にして早速熱帯魚の飼育を始めましょう。

そして最初の飼育経験がこれからの飼育能力や技術に大きく生かされることでしょう。

ではこの記事はここで留めたいと思います。最後までお付き合いいただき感謝しています。

 

なお、以下の記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただければ幸いです。

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