プールで出会う多くのダイエッターメンバーは、なぜか痩せているようには見えませんよね・・・
頑張って泳いでいる人は多いのに、なぜ効果を実感できる人はごく限られた人達なんだろうか?と感じていらっしゃる方も多いと思います。
そして初心者もダイエットに失敗しないポイント・コツを詳しく解説していきます。
どうしても敷居の高い水泳ですが、これから生活の一部として水泳の魅力を感じてもらえると思います。
目次
1. なぜ痩せない!水泳ダイエット
ダイエットの必須とは食事と運動だと言うことは誰でもわかっている事!
食事に関しては1日の食事のタイミングと内容!無理な減食は避けて規則正しく偏らない食事が大切です。
無理な減食は筋肉の衰退を招き、必ずリバウンドの憂き目にあってしまいます。そして以後脂肪の付きやすい身体となってしまいますから注意が必要です。
現実に、健康診断でメタボやその疑いがある人には医師から水泳をやってみたらとアドバイスを受けることも多く、プールにはダイエット目的のメンバーもたくさんおられます。
ところが、なぜか何ヶ月かかってもなかなか体型に変化を来すだけの目に見える効果が現れていません。
それはなぜでしょう。
1-1. 水泳のやり方に問題がある
プールで泳いでいる人の大半は25mプールであれば25mをクロールで必死で泳いで壁で身体が冷えるほど休んでいる光景を目にします。
1-1-1. 続けて泳げる人は少ない
プールに30分居たとして、実際泳いでいるのはせいぜい100〜200mくらいではないでしょうか。
はっきり申し上げて、30分をクロールで泳ぎ続けられる人はほんの一握りでしょう。そしてその人の体型は中肉中背です。
特に太った人もいなければ、痩せ過ぎの人もいません。
ほとんどの人は続けて泳げないのです。
1-1-2. 目標25mが仇となる
水泳初心者にとって25mはとても過酷な距離となっています。
まず、初心者であるがゆえにゆっくりと泳げず必死で泳ぐことになります。なんとか25mに到達してもそれは必ずと言っても良いくらいにゼーゼーと息苦しく、しばらく休憩を必要とするほどの運動量となっています。
これでは水泳ダイエットの効果も逆効果と言わざるを得ません。
1-2. 有酸素運動をよく理解する
水泳ダイエットの効果を顕在化させるためには有酸素運動でなければなりません。
しっかりと体内に酸素を取り入れて継続的な運動が必要となります。
従って必死に25mを時間の範囲内で数多く泳いだとしてもダイエット効果は望めません。
この点を理解して以下の記事をお読みください。
1-3. プールの壁はターンする所(休憩場所ではありません)
初心者の場合、これが大きな障害となることでしょう。
でも25m以上泳げるようになれば確実にターンして苦しくなる寸前まで有酸素運動を続行させましょう。そして立ち止まり以後は歩きましょう。
1-4. 姿勢を見直す
それから有酸素運動である水泳は姿勢がとても大切です。しっかりと伸びた背筋は有酸素運動の効果を高めます。
姿勢がよくなることが水泳上達の秘訣であることは言うまでのないことですが、この事がスタイルを良くし、美しい体型を維持できる最大の効果であることは水泳ダイエットの理想とするところです。
2. 初心者でも失敗しないポイント
水泳ダイエットで成功する最大の秘訣は水泳の特性を最大限活かすことが重要ですが、その理解が十分でないため、そのダイエット効果が現れずにデメリットが優位となっている現状を打破する必要があります。
そのための秘訣をご紹介していきます。
2-1. 泳力レベルに合わせて無理をしない
水泳ダイエットでもっとも重要なことは無理をしないことです。
陸上でダイエット走行をする場合をイメージして欲しいと思います。
最初からペースをあげて走る人はいないと思います。30分のジョギングを想定した場合、30分ジョギングができるペースでスタートすると思います。
でも高齢であったり、体力が無い人は苦しくなる前に歩行にスイッチして、30分は運動を行うと思います。
これを水泳にも応用しましょう。
初心者の場合、30分いや10分も泳ぎ続けられる人は皆無でしょう。したがって最初は可能な限りゆっくりとしたペースでしっかりと息継ぎをして泳ぎ始めましょう。
楽に泳げる泳法で良いです。場合によってはビート板やプルブイなどの浮き具を使って泳ぐのOKです。
前章でも述べましたが繰り返します。
2-2. 水泳プラスαを有効に
水泳ダイエットでは水泳にこだわらず、積極的に水中ウオーキングを取り入れてダイエット効果を高めましょう。
先ほども述べたように、ビート板を使ったバタ足などのキック練習も素晴らしい+αとなります。また潜水や横泳ぎなども面白いと思います。
さて、切り替えたウオーキングではゆっくりと歩くのはダイエット効果が低いので水泳後の調息以外の歩行はできるだけ速足が効果的です。
2-3. 浮力や水の抵抗を最大限活用する
プールの水には浮力・抵抗といった陸上と違った力が人体に働きますのでこの力を有効に使いましょう。
水泳ではビート板やプルブイを活用して浮力の助けを得て長く泳げることができます。またウオーキングでは速く歩くことでより大きな抵抗が得られるため有酸素効果は向上することでしょう。
2-4. 30分は頑張ろう
連続水泳ができる中上級者はできるだけ30分くらいは休憩なく泳ぎ続けることでダイエット効果を高めましょう。
何度も言いますが無理をしないこと、そして苦しい状態に追いやらないことが継続のコツとなります。
筋トレは自分を追い込んで筋力アップを図りますが、有酸素運動は逆効果になることを再認識しておきましょう。
2-5. 身体を冷やさない
それから最後にプールの中では水温が30℃くらいで管理されています。
長時間の水泳では顔が火照り泳ぐには良い環境とは言えません。でもウオーキングでは少し寒く感じると思います。
ゆっくりペースでの歩行や壁での休憩では身体を冷やしてしまいます。
身体が冷えれば血液の循環によくありませんので、身体を冷やさない配慮が大切です。
3. 楽しみながらダイエット
初心者にとって水泳だけでダイエット効果を求めるのは無理があります。
それは再三述べているように、初心者が長い距離を泳ぐのは不可能です。
従って楽しみなからダイエット効果の高い水泳以外の運動をすることが必要となります。
近年のスイミングクラブはいろんな機能を有しており娯楽施設としても利用されています。
ではここでは、以下のようなことをおすすめします。そして単に水泳だけでなく施設に言って1時間程度とことん遊んでカロリーを燃焼させませよう。
3-1. 常備されているアイテムの活用
プールの片隅にはどこの施設でも同様に、ビート板・プルブイ・グローブなどいろんなアイテムが完備されています。
特にビート板にいたっては大中小とサイズの違うモノがあります。泳力レベルや練習メニューによってフル活用したいところです。
是非遠慮せずに遊び感覚で活用しましょう。
3-2. 付随施設の利用
プール施設にはジャグジー、浴槽、また場合によってはサウナなども完備されていてリゾート感覚で楽しい時間を過ごす事ができます。
水泳で疲れた身体を癒したり、ジャグジーでさらにダイエット効果を追求するのも素晴らしい利用方法と言えるでしょう。時間がない時などはジャグジーで全身マッサージだけの利用というケースもあるかもしれません。
3-3. 浴室を活用
それから、プール施設には浴室が完備されています。スポーツジムではシャワーのみと言ったケースもありますが、プールには浴室が完備されているのが一般的です。
それは水泳によって冷えた身体を温めるために必ずと言っていいほどお風呂があります。
私などはプールをお風呂感覚で毎日利用していますから、まるで生活習慣の一部となっています。
プールは水質管理が行き届いているとはいえ、どうしても残留塩素が気になります。お風呂でしっかりと塩素分を流し落としておきたいものです。
ともかく水泳後、お風呂にゆっくり使ってゆとりのある暮らしを手に入れて欲しいと思います。
4. まとめ
以上水泳ダイエットについて詳しく解説してきました。
ダイエット効果を求めて水泳を始めたのになぜか一向に効果が目に見えてこない!
こんな風に感じていらっしゃる多くの方々への提言とアドバイスをさせていただきました。
きっと何かしら参考になるところがあったことと思います。
水泳はどうしても敷居の高いところがあります。水着姿にならないければなりません。そして身体が冷えてしまいそう。
子供の頃、スイミングスクールに通ったことはあるけれど、今更水泳などできない!
こんな想いを持っておられる方を想定して解説をさせていただきました。
水泳は極めて運動強度が高く、身体の不自由な方のリハビリに活用されているなど、そのメリットはとても広範囲となっている運動です。
ちょっとしたきっかけで、あなたの生活習慣に取り入れられ、まるでお風呂感覚でプールを活用なさるまでになれば、素晴らしいダイエット効果が発揮され、若い頃の体型に戻っておられることと思います。
この記事がそのきっかけになることを祈って以上とさせていただきます。
最後までお付き合いをいただき心から感謝しています。ありがとうございました。
なお、以下の記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただけたら幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。