水泳選手は肌がきれいとよく言われます。
そして日本選手権などテレビでも最近はよく放送されて優勝インタビューを見ることが多いのですが、水泳選手は女性男性とわず、とても肌はきれいで美形ぞろいです。
これって水泳には何か、肌がきれいになる秘密があるのでしょうか・・・
この記事を読んでいただければ水泳選手の肌がなぜ綺麗なのか頷かれると思います。
私は水泳歴60年です。初老の域を超え、すっかりシニア世代を生きる私自身の肌がどうなのか自己分析も加えながら、併せてお話しいたします。

1.【水泳選手の肌はなぜ綺麗?】4つの凄い理由
水泳選手の肌はテレビで見る限り、丸い水滴が滴り落ちるようにスベスベで、どの選手も美肌だと感じられていると思います。
有名女優さんの多くが水泳経験者であったり、現在も暇を見つけては水泳を続けているとような話題をよく耳にします。
その実態はどうなのでしょうか?
では水泳の考えられる美肌効果を考えてみましょう。
以下のとおり4つの理由が考えられます。
1-1. 運動効果
まずは水泳の程よい運動効果は身体の血行やリンパの流れを良くする理想的な有酸素運動としてよく知られており、健康診断で生活習慣病やその予備軍との指摘を受けた時、医師から勧められる健康運動です。
その身体に良い影響を与える水泳が肌がきれいになるなどの美肌効果があるのは疑いのないところでしょう。
1-2. 水の刺激効果(水温・マッサージ)
プールへの入水時にヒヤッと感じる温度刺激に加え、水泳は水の中での運動ですから温度だけに限らず、水の抵抗や泳ぐことで生じる水流や波動・泡などの影響を肌はモロに受けます。
泳いでいる途中、人の肌が波打つような刺激を受けながら人は泳いでいることになります。
これらの水泳時に人体に与える刺激が美肌効果をもたらせるのはある意味素晴らしい効果だと期待できるでしょう。
1-3. 免疫力効果
加えて水泳は陸上での無意識に自由にできる呼吸とは違い顔を水面上に出さない限り呼吸ができません。したがって水泳は呼吸コントロールが必要で人の意識的な呼吸により水泳が可能です。
この心肺・循環機能の向上に加え、血行やリンパの流れをより促進させ細胞の代謝などを高める効果は身体の免疫力を高め、抗菌作用など肌にも良い影響をあたえ肌がきれいという結果を生じるのだと思います。
1-4. 殺菌効果
プールの中で身体に接する水は適度な殺菌されたプール水をうまく使っている状態であり、水の殺菌だけでなく、肌の殺菌・除菌も同時に行われていると言えます。
まさにプールの中では良いことづくめと言えなくもありません。
私が学生時代のように塩素濃度が高く、水質管理が徹底していなかった時代とは違い、飲み水と比較してもそん色のないプール環境は素晴らしいと思います。
その上に水泳という全身運動が加味されるわけですから肌がきれいになるのは言わば当然と言えなくもありません。
2. 水泳の意外な美肌効果

次にプールと言う環境は塩素に代表されるように、一見、お肌にはデメリットばかりと考えがちですが、プールは意外と綺麗でしっかりとしたケアをすれば水泳の美肌効果と相乗効果が期待できると思います。
では水泳の意外な美肌効果について述べていきます。
2-1. 水質管理は飲料水に匹敵
2-1-1. 殺菌薬剤(残留塩素)
そして一番の関心事はなんといっても塩素との付き合い方です。
学生時代のプール事情は私のような学生がプールの水質管理をしていたようなぐらいですからそれは劣悪と言わざるを得ません。
練習の始まる前にカルキと呼ばれていた次亜塩素酸カルシウムという丸い個体をプールに数個投げ入れ、練習後帰る時に今度は10数個投げ入れて帰りました。
でもこのカルキが肌をボロボロにして髪の毛を含めた体毛を脱色する恐怖心を持ちながらも何のケアもせずに毎日懸命に練習していたものです。
2-1-2. プールの水質環境
現在のプールにおける水質事情は非常に優れ水道水にも匹敵する水質管理がなされておりプールの水で肌が荒れるなどという心配はないように思います。
デリケートな子供さんや女性にとっても、水質による心配はまずないと言えるのではないでしょうか。
私自身水泳のインストラクターを経験して水質管理当番の時には残留塩素濃度の基準値を逸脱は上司への報告事項でしたから徹底した水質管理は施設サイドの生命線です。
そしてこのようにプール水は殺菌力のある弱酸性水として美肌効果があるのではないかと感じているくらいです。
2-2. 不思議な現象
私は仕事の状況などから数年間水泳離脱の経験があります。
そしてその期間は決まって体調を崩しています。もちろんストレス過多に陥っており生活リズムの乱れなど環境変化も大きな影響だと思いますが水泳離脱もその一つと思えて仕方がありません。

それから殺菌に塩素系の薬剤を使用しているはずで肌がカサカサになり痒みが起こってもよさそうなのにそんな経験がまるでありません。
これは個人差なのかもしれませんが、誰もが考えるほど塩素のデメリットはあまりなさそうな気がしてなりません。
2-2. 水泳選手の肌は保湿性が高い
テレビやプールで練習する水泳選手の肌に注目されるとどのような印象を持っておられるでしょうか・・・
勿論、申し上げるまでもなく、女子選手はノーメイクのすっぴん美人、男性選手の肌も同様に肌がきれいです。
そして血色が良く、美しいスタイルと併せてとても素敵です。
水泳選手は肌の露出度が多いので特別そう実感できるのかもしれません。
3. 水泳とスキンケア

まず長年水泳と共に生きてきた私自身を含め、一般的女性スイマーはどんなスキンケアをしているのか?
お話ししておこうと思います。
3-1. スイマーのスキンケア
私は恥ずかしながら、60半ばの老人男性です。若い時からずっと水泳と共に生きてきました。それもレジャー水泳ではなく競技水泳、生涯水泳選手人生が目標です。
そんな私の肌はツルツル、スベスベ、そして乾燥肌ではなくしっとりと適度な保湿感があり、十分にスキンケアをしている女性のような肌をしています。
そしてそれは自己評価ではなく、誰からもそう言ってもらえる自慢の肌をしています。
もちろん、この歳ですから老いは隠しきれませんが、水泳が身体に素晴らしい効果を与えてくるのは身をもって体験しております。身体に良いとは身体の内面そしてお肌にもその有効性は計り知れないと思います。
何よりも血の巡り・血行が良いというのが何よりもうれしいことだと思っています。
前章で少し、個人的なスキンケアを少し話しましたが私の動機はプール環境は塩素で肌が傷め付けられるといった思い込みからケアを行ったのがきっかけなのですが、水泳選手も少なからず塩素というものに対するケアは女性男性に限らず何かしらのケアはしていると思います。
入浴は主に身体を温めリラックス重視に考えていますし、身体をきれいに洗うという感覚はあまりなく、塩素を洗い流すというイメージで入浴しています。
特に水泳選手はプールの中にいる時間が長いですからほとんど身体が汚れるなどいうのはないでしょうから、水泳選手は肌がきれいなのもうなづけます。

プールから上がって入浴時にナイロンたわしでごしごしなどと言ったボディー洗いはしません。また水泳後や入浴後は肌に保湿のためのケアをすることもあるでしょう。
そしてヘアケアにも慎重だと思っています。
ある意味、水泳で肌がきれいになる効果に加え、さらなる肌のケアまですることになり肌がきれいでいつもみずみずしいのは、当然なのかもしれません。
逆に言えば水泳後はシャワーでプール水を流し落とす程度であまり神経質になる必要もないのかもしれませんね。
3-2. 水泳によるお肌へのデメリット
水泳中におけるお肌へのデメリットはあまり考えらませんがあえてデメリットと指摘するならば水泳後のデメリットの方が大きいのではないでしょうか。
水泳後はある意味お肌は無菌状態だといえるでしょう。
それが急激に外気に触れるデメリットを考慮しなければならないと思います。
3-3. 急激な乾燥に対するケア
私の場合は水泳後も保湿状態が長く維持できるので特にケアは考えていません。たぶん水泳選手も同様に肌の保湿は十分ではないかと思います。
でも、水泳選手であれそうでなくてもボディーケアは配慮していると思います。
3-4. 紫外線に対するケア
私も一番気にしているのが紫外線対策です。もう若くありませんので、直射日光には特に気を使って、日傘を活用したり、長袖のシャツをを常用するなどUV対策を心がけています。
でも若い時からの紫外線ダメージによるシミが今の悩みの種です。
4. まとめ
水泳選手はどうしてあのように肌がきれいなのかと思われていらっしゃる方も多く、その詳しい話を知りたいと感じておられる方にとってはいかがだったでしょうか参考になったことと思います。
思った以上に消毒殺菌に使用されている塩素の影響は大きなものではないとご理解いただけたのではないでしょうか。
そしてその塩素の悪影響以上に優れたプールの水質環境が理想的な運動内容によって水泳は肌がきれいになるという口コミ評価が広がっていくかもしれません。
水質管理の進歩はより進化し塩素系だけによらず、オゾン殺菌やUV殺菌などの技術も進化しておりより肌に優しい水質管理が行われるようになり、水泳はより美肌効果のあるスポーツとして脚光を浴びてくるのではないでしょうか。
以上、私自身が水泳競技に選手として長く携わってきましたので、私の経験談はかなり信ぴょう性と説得力があったのではないでしょうか。
以上、水泳選手の肌がなぜきれいなのか!という視点でお伝えしてまいりました。
最後まで読んで下さり心から感謝しています。ありがとうございました。
なお、以下の記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただければ幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。