【水泳を習う大人のメリット】正しい理解と魅力を知れば決して苦しくありません

水泳を習う気持ちを持っている大人とは、健康診断で医師のアドバイスがあった人であったり、昔水泳をしていて大人になって復活を遂げたいと願う人であったりと、様々です。

では大人が習い事をするならその判断基準となるメリットとは?

この記事では大人が水泳を習うメリットについて私の経験も踏まえて、様々な視点から解説していきたいと思います。ともかく水泳は苦しいものという先入観を取っ払いましょう。

楽しく取り組める方法についても併せて解説していきます。

さて、子供達の習い事のトップは男女共、水泳というのが揺るぎない人気です。

それは親御さんにも子供達にもメリットがあるからだと思います。

では大人の水泳に関してはどのように考えればいいのでしょう…?

もし社会人として活躍されている貴方、そして退職後の第二の人生において何か習い事でもとお考えであればこの記事が大きな気付き!になれば幸せです。

いしはら
こんにちは!

けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。

1. 水泳を習う大人のメリット

水泳は苦しくない

水泳は苦しくない

本来水泳は習わないと泳げないものなのでしょうか?

私は歩いたり走ったりと人間ならば誰でもが動くために必要な基本的な動作であると考えています。

人は歩く動物と言われていますが、この世に存在する哺乳類で泳げない動物はいないとされています。

あの水の大嫌いなネコでさえ泳ぎます。また巨大な象でさえ泳ぐことができます。

1-1. 水泳は習うものなのか?

人間が泳げないはずはありません。もし「カナヅチ」と称して「私は泳げない」と言っている人はそう思い込んでいるだけです。

私自身も物心ついた最初の記憶の中で水に浮いた感動は今でもハッキリと覚えています。

そして水に浮く喜びはなんとも言い難い感動なのです!

従って、水泳などと言うのは習うものではなく、基礎的な運動能力なのだと思います。そして楽しむものであり、また万が一の時には泳ぐ能力を生かして生存に向けて努力できる基礎的な運動能力なのです。

ではこの記事では便宜上水泳能力を習うものとして位置付け、水泳を習う上での課題について述べていきたいと思います。

1-2. 習い事メリット(子供編)

子供達の習い事のトップは男女問わず水泳がダントツとなっています。

その理由を見てみると本人の希望が最大の理由です。

そしてその本人の希望を分析してみると友達が通っているから!兄や姉が通っているから、そして共通するのは習うスクールが近くにあって自転車でも通えるとかスクールバスの便が良いとか親御さんや子供さんの思いが重なり、環境が整っている事がまず考えられます。

そして何よりも遊び心を満たしてくれる要素が豊富なのだと思います。このメリットはまず外せません。

練習そのものは辛いものがありますが、水の中という非日常環境は子供達にとって何よりの遊び心を満たす環境なのでしょう。

それに加え、上手になる手応えが確実に感じられる事があります。

できなかったクロールが泳げた!、25m、50m泳げるようになった!平泳ぎができるようになった!

これらの感動は自転車に乗れるようになったのと同じ感覚だと思います。

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1-3. 同(大人編)

では同じ視点で大人の場合を考えてみましょう。

健康診断で生活習慣病予備軍、メタボなどと指摘を受けた時、医師から「水泳や水中ウオーキングなどをして運動不足を解消しましょう!」などとアドバイスをよく受けます。

私には別段水泳などせずともジョギングであれ、ウオーキングであれ、日常生活の中で運動不足を解消する方法はいくらでもありちょっとした配慮で一日の歩く歩数などはいくらでも増やして運動不足解消はできるはずなのですが、なかなか出来ないのも実情でしょう。

ではジムへ通ってウオーキングマシンやエアロバイクで汗を流すのも方法です。でもどことなく長く続けられるだろうか?という一抹の不安も湧いてきます。

でも水泳というのは習い事のイメージがあり、興味もあり、非日常的でもあり魅力を感じるところがあるのだと思います。

これこそ水泳を始めるきっかけとしてのメリットなのです。

きっかけメリット

・過去に水泳経験がある

・職場、自宅近傍にプール施設がある

・大きな運動効果と健康効果

・ストレス解消とリフレッシュ効果

では一つずつ見ていきましょう!

1-3-1. 過去に水泳経験がある

子供時代に水泳スクールの経験がある場合、またそれに引き続き学生時代に水泳を部活動として頑張ってきた経験があり、大人になった今、復活を!と考えている場合です。

長い年月に水泳離脱から25mも泳げないかもしれませんが直ぐに泳げるようになります。

ぜひ、週に2、3度の水泳習慣は定着できるように努力なさって欲しいと思います。

1-3-2. 職場、自宅近傍にプール施設がある

日々の行動範囲の中にプール施設のあるスポーツクラブや公営のプールがある方なら習慣づけるには打って付けの環境が揃っています。

仮にジムに通うとなると、シューズにウエア、タオル類など持ち物が多く、とても通勤に持参できるには億劫になってしまいますが、水泳は水着とキャップ・ゴーグル、セームタオルとフェイタオル程度で大きな荷物にもならず通勤バッグにすっぽり入る程度の持ち物です。

手軽さの面でも水泳を始めるというのはメリットが大きいと思います。

1-3-3. 大きな運動効果と健康メリット

ポイント
水泳の何よりの運動効果は陸上の運動に比較して運動強度が高い事です。その理由は水の抵抗が影響して運動する人には陸上以上に運動量が多く、強度が高い事が大きなメリットです。

それすなわち、大きなダイエット効果であるとも言えるでしょう。

水泳経験が浅くてまだ上手に泳げなくても、水の中を歩いたり、エアロやダンスなどを楽しむ事で大きなエネルギー消費を得る事ができ日頃の運動不足の解消には打って付けなのです。

ポイント
それにもう一つ重要なメリットは怪我が少ないという事です。

水の中ですから余程のメンバー同士の衝突がない限り、怪我はまずあり得ません。また水の中ですから大きな浮力が作用して体重が軽くなり膝や足首など関節に及ぼす影響は極めて少ないのです。

関節や筋肉を痛めることなく、運動を行いそれでいて大きなエネルギー消費を得られるメリットは見逃せません。

大人にとって水泳が有酸素運動の代表格と言われる所以がここにあるのです。

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1-3-4. ストレス解消とリフレッシュメリット

水泳を習う最大のメリットとして忘れてはならないものにストレス解消とリフレッシュメリットがあります。

泳ぐためには水の中という非日常環境の中に身を置かねばなりません。そして陸上とは全く違う動きをしなければ泳ぐ事ができません。

でも水の中でも歩いたり走ったりも可能なのですが、そこには水の大きな力である浮力と抵抗を受ける事となります。

ポイント
水泳となれば足が地面につかないという重力の影響を受けない状態で運動する事となります。さらに呼吸が自由でなく、大きなストレスのかかる環境で行うのが水泳です。

でもこの事は泳ぐ大人にはとてもとても集中できる運動なのです。少し練習を積んで上手になってくると経験者の大人であれば誰もが無心になれると言います。

そして同時に日頃の生活におけるストレスを解消でき、最高のリフレッシュとなり得るのです。

2. 水泳は決して苦しくありません

前章で水泳は本来、習うものではなく人間が持っている基本的な運動能力なのだを言わせてもらいました。

でも水泳経験が少ない大人にとってストレスなく水泳ができるようになるためには指導を受けるのが手っ取り早く無駄を省く事ができます。

問題は水泳を習ったり、楽しんだりとその時間の捻出と場所の問題です。

さて、貴方の水泳環境はいかがでしょうか・・・

2-1. 水泳をウオーキング、ジョギング感覚で

水泳は歩く・走る・飛ぶなどごくごく基礎的な運動として捉えて、泳ぐというスポーツというよりは基礎運動と捉えた方が良いように思います。

どうも水泳が特殊なスポーツのようにイメージされる風潮を感じるのですが、国民総ランナーであり、総ウオーカーであるように国民総スイマーであるべきだと私は考えます。

夏になれば若者や家族連れが海水浴に行くように、限られた安全なエリアで水泳を楽しむというスタイルが定着しないだろうかと私もそう願っている一人です。

大人だって、辛くなったら、立って歩けばいい事です。また少しでも楽に泳げるように指導者からアドバイスをもらいながら続ければいいだけの事なのです。

この私の多くの記事を読んでいただければその辺のところに焦点を当てて記事を書いているつもりなのです。

プールの端から端まで25m泳げなければ水泳じゃないみたいな感覚は捨てようではありませんか!

水に浮いて漂っているだけでも立派な水泳だと私は思います。

2-2. 苦しい激しいスポーツとの誤解

息ができなくて苦しい、25mを泳げばもうグッタリ、とても私にはできそうにない!

こんな風に一般的には定着しているのが水泳だと思います。

でも私の感覚は、歩くより疲れなく、歩くと同様なスピードで楽に泳げる事ができます。

1キロを移動するとすれば歩くよりも水泳で移動することを選択するかもしれません。それは疲れないからです。もちろんそこには長い経験が物を言うのでしょうがマラソンとウオーキングがまるで違うスポーツであるように

水泳もゆっくり歩くように泳ぐ水泳と陸上競技として走るような水泳とはまるで違うスポーツだと考えるべきだと思うのです。

本当にゆっくりとほとんど呼吸が乱れない水泳を覚えれば楽にまるで歩くように泳げるようになります。

読者の皆さんは決して水泳競技を目指すわけではありません。日常運動としてのウオーキングのようなモノとして捉える水泳をやるべきだと思います。

そのために大人にとっても、少しでも合理的な方法として習うと考えれば良いのではないでしょうか!

そして将来、水泳の楽しさに目覚め、競技を目指すとなればそれは素晴らしいことだと思います。

大切な事は

・苦しくなったら立ち止まり歩く!

・苦しくなるまで泳がない!

・少しずつ距離を伸ばす!

この3つがコツです。

2-3. 水泳はリラックススポーツ

水泳中のリラックス感覚は素晴らしいメリットが期待できます。

水の中で泳ぐと言う運動はまず泳ぐ事以外の感情はまるで消滅してしまいます。プールを往復する回数を数えながら、呼吸に集中するだけの時間です。

ポイント
長い吐く息、そして顔をあげた瞬間に素早く息を吸い込む!ただそれだけの呼吸ですが、この呼吸リズムは陸上で考えるとすれば座禅とでも言えるかもしれません。

きっとすごい集中力が生まれているのだと思います。

頭の中はまるで「無」、「空」と言う感じで表現できると思います。

そしてゆっくりとしたリズムで大きなストロークで泳ぐのですから、疲労とは程遠いものがあります。

私には最高の瞑想空間です。従って泳いでいるうちには凄い集中できる感覚が得られ、あっと驚くような発想やアイデアなども生まれます。

最後に目標の距離もしくは時間を泳ぎ切った後に感じる爽快感はたまりません。そして感じる幸せな疲労感は最高のご褒美といった感覚を覚えるのは私だけでしょうか!

水泳経験のある大人にとっては誰もが感じる感覚だと私は思います。

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3. 水泳の魅力

水泳の手軽に取り組める余暇活動であることを強調してお話しさせていただきましたが、子供達は水泳スクールを習い事として意識しているでしょうか。

もちろん水泳を練習に行く!との認識はあるでしょうが、頭の中は友達と楽しくプールで遊ぶ感覚が強く、根強い習い事人気の秘密があるのだと思います。

ともかく楽しそうに泳いでいます。辛いバタ足練習などは本当に大嫌いなのですが、それはある程度我慢して頑張っています。

こんな子供が楽しいと感じられる水泳を大人が楽しくない、辛い、面倒くさいなどと思うのはまず誤解と言わざるを得ません。

子供時代に戻って水泳をまた始められたらいかがでしょうか。

3-1. 費用メリット

私の以下のツイートをご覧ください。

今ほど私が通うスポーツクラブの会費について簡単に述べましたが、施設利用コストは私の利用するプールだけの場合で月5000円程度です。

それに水泳に必要な初期費用は水着、キャップ、ゴーグル、タオル類などを購入する程度の費用ですから、安価なものでそろえれば1万円で事足りる初期費用です。

それに一度購入すれば1年間はほとんど新たな費用が必要のない初期費用です。

水泳以外のジム会員になれば会費経費は少し割高となるでよう!それに、シューズ、トレーニングウエアなどファッション性もあってかなり経費負担が多いと思います。

その他考えられる習い事として考えられるとすれば柔道、剣道、テニス、ゴルフなど、文化的な活動してカルチャーセンターなどがありますが、きっと週1回の練習日に加えて色々なイベント参加など経費的な負担、そして精神的負担もかなり荷重となるのではないでしょうか。

こうした意味からすれば先ほども申し上げたように、銭湯に行く感覚で水泳を楽しむことができます。

それに「初めてのクロール」や初歩的な水泳レンすんはほとんどが無料レッスンだと思います。もし有料レッスンがあったにせよその経費負担は他の習い事とは比較にならないメリットだと思います。

3-2. 健康管理

ご承知の通り、水泳は優れた有酸素運動の代表格として知られています。

それは水の中の運動であると言う特徴から高いエネルギー消費と高い運動強度が評価されているところです。

もちろん、水泳にこだわらず、水中ウオーキング、エアロ、ダンスなど水中で行う全ての運動に言えることですので、プールに通い、プールで開催されているレッスンに参加すれば本当に楽しい45分程度のエクササイズが楽しめます。

新しい友達ができ、週に2、3回のプールレッスンは楽しみになるかもしれません!

そして隙間時間を利用してバタ足練習、そしてクロールと少しずつレベルアップすれば半年も通えばどなたでも

「私の趣味は水泳!」と言えるレベルに達するのは容易いことだと思います。

3-3. 競技会への挑戦

クロールが50mも泳げるようになるのに、さほど時間は必要としません。

バタ足練習、ストローク練習などと辛い練習を乗り越えなければなりません。とそんなイメージを持たれると思いますが、何も最初から頑張る必要などありません。

私たちがやっている水泳はあくまで健康目的ですから、必ず辛くなる前に止めなければなりません。

そして少しずつ辛くなる時間が遠くなると言うのが望ましい形です。

50mクロールはまるで辛くない!余裕で泳げるようになると思います。

そして次に頭によぎったり、インストラクターから勧められる競技会への挑戦です。そんなチャンスがあれば是非挑戦してみて欲しいと思います。

還暦の挑戦
60歳の還暦を契機に水泳を初めて90歳を過ぎても毎年マスターズ水泳大会に出場している高齢者の方々もたくさんいらっしゃいます。新しいご自身を見つけ出されるかもしれません。

最後にはタイムを争うような競技会目標にして毎日、必死に練習をされているかもしれません。

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4. まとめ

水泳と言う習い事を大人の立場で考えるとどんなメリットがあって、どんな弊害があるのか、この記事で考え検証してまいりましが、そのデメリットの数の少なさに驚かれたのではないでしょうか!

それは水泳がトップスイマーが泳いでいる競泳であればそれはハードルは高く、練習も辛いものになりますが、水泳は決してそう言うものではありません。

人が歩いて暮らすように、泳ぐと言うのは生きるための基礎的な運動なのですから、誰にでもできて、簡単なはずです。

ただ水中では息ができない!水中では浮力と水の抵抗など日常生活では経験したことのなり力がかかります。

最後に

このように日常生活であまり経験したことのない環境に身を置くだけが難点なのです。

でもよく考えて欲しいのですが、日本人に限らず、人は温泉が好きですよね。

温泉とは水温環境が40度近くですが、その他の環境は全て泳ぐ環境と同じなのです。その共通点を即座に感じ取る子供達は水泳が大好きなのだと思います。

生活習慣の一部に水泳を取り入れていただければ幸いです。

もし水泳と言う習い事が温泉やスーパー銭湯のようなリフレッシュ目的にアピールすれば大ヒットするのではないでしょうか!

なーんて思いつつこの記事は以上とさせていただきます。

最後までお付き合いをいただき心から感謝いたします。ありがとうございました。

なお、関連記事として以下の記事もとても興味深い内容となっていますのでご一読ください。

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