水泳後の疲労は陸上ではあまり感じないある意味特殊な疲れが身体を襲ってきますよね!
この水泳の疲れをとる方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
まず、速やかに疲れをとって家事をするとか仕事をするなど即効性のある疲れのとる方法、またその疲れを翌日に持ち越さない疲れをとる方法があると思います。
それらについて水泳後の疲れの本質、その疲れをとるにはどのようにすれば良いのか、詳しく解説していきたいと思います。
水泳歴60年の私にとって、水泳後仕事に戻らなくてはならないことも多く、本当に苦労してきましので参考になると思います。
疲れ知らずの日常を手に入れて水泳を楽しく続けていけるように頑張りましょう。
目次
1. 水泳後の疲れを速やかにとる方法
全身運動を伴う水泳は後の疲労感は半端なく、気だるさに加えて頭がボーッとするようなともかくグッタリするような疲れを感じると思います。
陸上で行うスポーツやゲームレクレーション、どれを取っても済んだ後の爽快感があるのですが、なぜか水泳にはあまり感じられないと思いませんか・・・
それはなぜなのでしょう。
1-1. 水泳の疲れの特徴を知る
水泳の疲れを考えてみるときに一番の原因はともかく水の中に入るため、非日常の環境に自分の身体を長時間晒す訳ですから強い刺激が伴います。
1番の刺激は水温です。屋内プールですと約30℃、屋外ですと様々な状況によって変化します。プールでは体温よりは低い水温の中で活動を行います。
身体の体温は水によって奪われ、それを戻そうと身体の代謝は向上し発熱をするでしょう。特段泳がなくても水の中に人が存在するだけで疲れるのはそのためです。
1-2. 速やかに疲れをとるには
では速やかに水泳による疲れをとるためには、身体の反応に対処するために必要なことをしてやるとその疲れは癒されるはずです。
ポイントは以下の通りです。
・適度な休憩
・水泳後には身体を温め水分補給
では一つづつみていきましょう。
1-2-1. 水泳の疲れを最小限にする
疲れを最小限にするために急激な刺激を排除する必要があります。要するに身体を徐々に慣れさせることが大切です。
直ぐに泳ぎだすのではなく、十分な水慣れをしてから始める。すなわちウオーミングアップの重要性です。陸上でも運動する前に準備運動をするわけですから、水泳には準備運動の他に水慣れ要素も含んだウオーミングアップが大切です。もちろん泳いだ後、水から上がる場合もクールダウンが必要となります。
1-2-2. 適度な休憩
長時間、水の中で身体を晒すことはそれだけで疲労を伴いますから、適宜、水から上がって休憩が必要です。その時には身体についた水分を取り体温が奪われることのないようにしなければなりません。プールでは温水ジャグジーで身体を温めながら休憩するとベストでしょう。
1-2-3. 水泳後には身体を温め水分補給
水泳とには休憩と同様に身体を温め、しっかりと水分補給そして栄養補給が必要です。温水ジャグジーやお風呂で身体を温めながら特に冷えた下半身はマッサージをするなど血行を良くする必要が疲労回復のためには重要です。
1-3. 疲れを翌日に持ち越さないために
では次に疲れを翌日に持ち越さないために重要なことは十分な休息と睡眠そして栄養補給が重要です。
いつも通りの夜更かしでは朝の目覚めはより一層辛いものがありますので注意しましょう。
食事を含めて詳細は次の章に委ねます。
2. 疲労を翌日に持ち越さないための具体的方法

では疲れをとるための具体的な例について解説をしたいと思います。水泳は非日常環境の中で活動する運動ですから、ともかく慣れない運動を行ったのだという自覚を持っていることが大切です。
2-1. クールダウン
疲れを翌日に繰り越さないために最も大切なのがクールダウンです。水泳のレベルによってクールダウンの内容も変わってくるのですが、十分なクールダウンが必要です。
まず水泳経験の浅い人は必死に頑張って泳いでいますから疲労も相当なものがあります。その運動負荷の大部分は水の抵抗によるものです。無駄な動きが多く全身疲労と言えます。
また加えて、水温の影響を受けて身体が冷えて、血行を阻害し強張っている部位もあると思います。
水泳後はまず水の中で馴らしながらクールダウンするのが好ましいです。ウオーキングレーンに移動して5分程度疲れない範囲でゆっくりと歩きましょう。歩きながら全身をストレッチするよう気持ちで歩きましょう。
水泳でのクールダウンも当然有効ですが、経験が浅いと水泳によるクールダウンでさらに疲れてしまいます。ウオーキングでのクールダウンをお薦めします。
2-2. 入浴やジャグジー(セルフマッサージ)
入浴やジャグジーで身体を温めるというのは先ほども述べましたが冷えた身体を温めるというのが第一次的なのですが、より疲労を回復させるためにも入念に身体を温めながらのセルフマッサージをお薦めします。
水泳後は身体を温める必要性が高いことが実感できます。
そしてジャグジーがある施設では強い水流と泡が全身の疲れを癒してくれます。加えてご自身の手を使ってマッサージを施すと本当に気持ちよくなります。時に眠ってしまうほどです。
でもあまり長湯をすると湯疲れになってしまっては元も子もありませんので気をつけてください。
2-3. 食事
私は動物性タンパク質、植物性たんぱく質をふんだんにいただいています。たんぱく質補給が疲労回復の要だと思っています。とは言え偏った食事はNGですので季節の食材をしっかり食べて満足感を味わいましょう。
ところで最近脚光を浴びるBCAAの活用については水泳直後の疲労を取り除くサプリとして服用するのは効果的だとは思いますが、翌日に疲れを持ち越さないためにはやはりオーソドックスな食事が好ましいと私は思います。
何と言っても目で見て味を楽しみ語らいこそ、疲労回復の原動力ではないでしょうか!
2-4. 熟睡
疲れをとる上で食事に次いで重要なのが何と言っても睡眠です。
適切な時間と質が向上するような熟睡方法を見つけ出し、早寝早起きで明日に備えましょう。
それに水泳後の睡眠というのは不思議に睡眠には好影響を与え、グッスリと眠りにつけるような気がします。
3. 水泳を日常習慣にする

水泳の疲れは冒頭にも述べましたように非日常的な運動であることからくる疲れが最大の原因ですからこの水泳を日常習慣となり、ルーティンとなっていれば疲れはあまりありません。

その意味からも水泳を楽しんでいただきたいと思います。
という私自身と言えども1日のうちで水泳活動の時間は1時間程度でほとんどが陸上で生活しているわけですから、水泳は運動であると同時に息抜きの時間、楽しみの時間であるわけです。
こういう時間を持てることが幸せでなりません。
この記事は水泳の疲れをとる方法なのですが、私に言わせれば日常の疲れをとる方法として水泳があるというのが私自身の偽らざる気持ちです。
一週間のうちで二度でも三度でも水泳が貴方の日常にセットされればまた違った感覚が芽生えることでしょう。
4. まとめ
以上、水泳での疲れをとる方法についてここまでお話しをさせていただきました。
水泳という非日常環境での運動で生じたいつもと違う疲れ!この疲労回復のために一番考えなければならいこと・・・
何と言っても事前のウオーミングアップそして事後のクールダウン、そして水分補給をしっかりとってバランスの良い食事、熟睡とこれに勝る方法はないということになります。
そのわかりきったことではありますが、今一度水泳のもつ特殊性を十分に理解をされて、楽しく水泳に取り組んでいただきたいと思います。
私にとりましては、水泳から離脱すれば健康を害してしまうと恐れがあります。生涯泳ぐ喜びを噛み締めていきたいと願う者です。
どうぞ、水泳後に疲れを感じられた時にはこの記事を頭の片隅に置いていただき、十分に疲れをとっていただきたいと願ってこの記事は以上とさせていただきます。
最後までお付き合いをいただき、心から感謝しています。ありがとうございました。
なお以下の関連記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただければ幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。