水泳で使う手袋と言えばアクアグローブやパドルとか言った泳ぐための補助アイテムのことです。
今では色々なタイプがあってバラエティーにとんでいます。
そして水泳だけにとどまることなく広くアクアエクササイズとしてより一層活用されるよう願っています。
ただ、実際の水泳のフォーム練習には泳ぎにくいという欠点があるためにこの手袋はあくまで筋力アップのためだけの補助アイテムと考えられて、実際の水泳のフォームづくりに関しては手袋を脱いだ状態での練習で調整をされるようにお願いしたいと思います。
こうした水中での運動には極めて効果的ですので、どんどん活用されてエクササイズの幅を広げられると楽しいと思います。
1. 水泳用手袋(アクアグローブ)の活用法
水泳の腕の筋肉を強化するにはパドルと言うアイテムを使ってストロークの練習をするのですが、一般のスポーツクラブのプールではその使用が禁止されている場合が多く、ストローク練習には手袋を使って練習しなければなりません。
やむなく、パドル練習を断念するか、別の方法、手袋を活用する方法に依存するほかありません。
でもこの手袋というのはとても泳ぎにくく、常時使用するアイテムとしては水泳競技を目指すスイマーには敬遠される場合が多いです。
私自身もパドル練習はやりたくてもなかなか練習できないでいます。
パドルは単に腕の筋肉強化だけでなく、水泳中のエントリー入水時における水のキャッチングポイントを会得するのにとても都合の良いアイテムです。
キャッチングポイントがズレるとパドルが脱落したり、移動したりと正しいポイントを正確にさぐり当てるのにとても効果を発揮するアイテムです。
でも最近は水泳用手袋でも良い商品がいろいろと開発されており、大手水泳ブランドメーカーではしのぎを削っているようです。
1-1. 水泳用手袋の種類
そしてこの手袋は水泳だけでなく、アクアエクササイズにも活用がなされ、利用価値が広がっています。
ここではどのような水泳用手袋があるのか、そのタイプごとに解説をしていきたいと思います。
以降のアイテムはアマゾンショップで今良く買われている物についてその代表的な手袋を紹介していきます。
そしてその画像ならびに商品紹介はアマゾンショップから引用させていただきました。
1-1-1. 水かきのある水泳用手袋
水泳アヒルフィートグローブ
水泳アウォーターパーム耐水性のアクアフィット水泳トレーニンググローブ
水かきのある水泳手袋
水中での推進力を高めてくれ、手首はマジックテープでしっかり固定でき、着脱も簡単です。
水による手の切れを防ぎます。
用途:水泳、川遊び、サーフィン
1-1-2. アクアエクササイズ用手袋
Speedo(スピード)エクササイズ用パドルアクアグローブ
素材:ネオプレーン
サイズ:S(W160×H195cm)、M(W165×H206)、L(W178×H218)
1-1-3. 海や川で使う手袋
ダイビンググローブ シュノーケリンググローブ、マリングローブ
クロロプレーン製(1.5mm)のマリングローブです。
ウエットスーツと同じ素材で伸縮性・保温力に優れています。
ダイビング、海水浴、マリンスポーツなどの際に手を保護します。
手首面にファスナーベルト付きで浸水しても外れにくく、軽量で柔軟なので水中でも邪魔になりません。
クラゲ、フジツボ、岩との接触による怪我帽子に最適です。
1-1-4. 腕全体をサポートする手袋
UVグローブアクア、指あきロング
商品サイズ:手囲い約18~22cm、総丈56cm
内容量:46g
素材:レーヨン、ナイロン、ポリウレタン
1-2. 手袋の上手な活用方法
水泳用手袋として利用できるアイテムには前章で紹介したような商品があり、使う人のニーズに合わせた活用法があるかと思います。
水泳のトレーニング用とすれば指まで完全ガードの100%手袋は論外としても手の指に水かき相当する部分があり、かなりの推進力が期待できるとどうじに腕に与える負荷もかなり高いと思われます。
いずれにしても水中ウオークや水中エアロなどのアクアエクササイズに適していると私は思います。
水泳での使用は十分に練習をつんだ競技選手の練習アイテムと理解された方がいいかもしれません。
そしてこの手袋はスポーツクラブのプールには常にストックがあり、メンバーが自由に使える環境がそろっているクラブもありますので、アクアエクササイズレッスンに参加される場合は一度使ってみられたら良いかもしれません。
そしてその使用感が気にいるのであれば購入という形が賢明だと思います。
では水泳で使用するとしてその活用方法をお話したいと思います。
1-3. 水泳用手袋を装着したコンビネーションスイム
まず手袋を装着していつもどおりにご自分の得意な種目で泳いで見ましょう。
どんな感触があるか試してみましょう。
最初のうちは、タイミングが取りずらく泳ぎにくいかもしれませんが、まずはトライです。
1-4. 足ひれも併せ装着してスイム
なかなかタイミングよくスムーズに泳げなかったかもしれませんが、水かきのついた手袋の機能で手のかきで大きな推進力がえられたと思います。
でもここで肩やひじに違和感があるようでしたら速やかに手袋をはずして休息をとることを忘れないようにしてください。
では、手のストロークで十分な推進力が得られたと感じられた人にはフィン足ひれを装着してスイムしてみましょう。
施設によっては手袋は許可できても足ひれは禁止という施設もあるかもしれませんが、もし可能であればということでトライしてみましょう。
足ひれで身体に十分な浮力が得られたと実感されたのであれば、より強くフィンを使って推進力を作り出していきましょう。
力の入れ具合は5割程度で良いと思います。
それでは次に水泳用手袋と足ひれとのコラボです。タイミングよく、キックとストロークがお互いに喧嘩することなく、互いに協調してより速いスピードがえられる実感を体感してみて下さい。
そしてその時の身体の皮膚に感じる水の感覚を頭に焼き付けておきましょう。
この感覚が将来自分だけのパワーで生み出せるようになればすばらしいことになります。
1-5. 手袋、フィン共にはずしてスイム
では次に手袋やフィンを全てはずしてスイムで泳いで見ましょう。
頭のイメージの世界においてはまだ手袋やフィンを装着しているような錯覚があり、以前よりすごく楽に泳げているような感じられると思います。イメージの残像が作用しているのかもしれません。
この楽に泳げているというイメージに浸りながらしばらくゆっくりとしたストロークで泳いでみましょう。
徐々に手袋などの残像が消えて、いつもどおりのスイムに戻ってきたことと思います。
でもどこと無く、今までより成長したような、腕の筋肉が強化されたような、楽に泳げるような気がすると思います。
これは気がするのではなく、実感だと思います。
日々の練習でスランプに陥った時や、よりブレイクスルーを期待しているときなどにこうした手袋やフィンなどを効果的に活用して現状を打破しようとするのはとても賢明なやり方であり、私なども若いときは良くやりました。
2. 具体的練習バリエーションと注意点
ではここで、今回紹介したようなアイテムを使用する場合の注意点についてお話をしたいと思います。
いままでも述べてきましたが、手袋はなかなか慣れないアイテムであるがゆえに、どうしても多用するなど、そのアイテムに依存するきらいがあります。
現実には自分自身の肉体とはかけ離れたものであることを忘れないでおきましょう。
その中で意外な感覚に出会えればそれは上達・向上という証であるわけですから、素直に受け入れましょう。
ではここで、水泳用手袋の使用についての注意点を整理しておきましょう。
・身体に合ったものを使用する
・使用中違和感があれば即中止、手袋をはずしましょう
・手袋に頼らず本来のフォーム重視
・キックはより強く打つ
・手袋練習後は手袋をはずしたいつものノーマルスイムでチェック
・十分なクールダウンとストレッチで疲労を排除
このような点に注意して手袋練習をやってみましょう。
3. アクアエクササイズにもトライ
せっかく水泳用手袋というアイテムを使用したのですから、もし購入されたとしたら、水泳だけで留めてしまうのは惜しいです。
クラブのプールレッスンにはアクアエクササイズがたくさんあると思います。
水中エアロやダンスなどいろいろなレッスンがあります。
そしてこれらレッスンはとてもハードで水泳に匹敵する運動量を消費することができます。そして腹筋背筋など体幹部の強化にもとても有益です。
この手袋を着用してどんどんアクアエクササイズに参加して楽しみましょう。
まだまだアクアエクササイズは女性が主体で男性にはなかなか尻込みするかもしれませんが、水泳の気分転換にもとても素晴らしいエクササイズですからトライしてみましょう。
そのことで手袋の利用範囲が広がり、楽しくなると思います。
水中でのスクワット、やスクワットジャンプなどそして姿勢の改善などは水泳にとっても特別重要なエクササイズメニューとなります。
陸上ではかなり腰やひざに来て場合によっては痛めてしまうような動きも水の抵抗が支えてなって保護してくれとても有効です。
効果はダイレクトに衝撃は吸収してソフトに緩和!
これがアクアエクササイズの特徴といえるでしょう。
このアクアエクササイズでとても効果を発揮するのも手袋です。水かきのついた手袋は大きな水の抵抗を生んでくれますのでバランスの崩れも一挙に修正が可能です。
手袋の利用価値をより広げてたのしいプールライフをお過ごしください。
4. まとめ
以上水泳用手袋について現在商品化されているものを大別して紹介すると同時にそれぞれの使用方法や、水泳練習で注意すべき内容について詳しく紹介させていただきました。
私の考え方としては基本的には水泳用手袋はわざわざ購入してまで練習に使用するほどのアイテムではないというのが偽らざる考えなのですが、私も水泳練習中にパドルを使ってストローク強化をやりたいと思うときが幾度と無くあります。
でも私の練習時間には一般のメンバーがおり、プラスチック製のパドルは使用禁止となっています。
もしパドル練習がしたいならば、選手養成コースの時間帯で選手たちとともに練習しなければなりません。
そのような場合にエクササイズ用の手袋を借りてストロークの練習をするわけなのですが、泳ぎにくく、はずしにくく厄介なものという先入観が合ったのですが、最近の手袋は改良が進んでかなり良いものができています。
ちょっとした気分転換に使用するとか、また水泳以外のアクアエクササイズレッスンへの積極的な参加など、私自身が少し環境を変えてみようかとも考えています。 そんな折にこの水泳用手袋はとてもナイスタイミングのアイテムになりそうです。
私のおすすめはやはりなんといても水泳ブランドメーカーのものが良いと思います。
水泳をする人の気持ちのわかる水泳経験者が開発に携わっているのですから、良いもの、すぐれた商品がどんどん世に出るのもうなずけます。
最後にこの水泳用手袋、上手に活用して基礎体力の向上にそして水泳以外のアクアエクササイズへのトライとプールライフの起爆剤になっていただければ素晴らしいと思いつつこの記事は以上とさせていただきます。
最後までお付き合いいただき心から感謝しています。ありがとうございました。
なお、以下の記事もとても興味深い内容となっていますのでご一読いただけたら幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。