水泳は大人にとって「泳げない」「上達しない」は口に出せない悩

大人にとって水泳が上達しない、うまく泳げないという悩みは結構あるのかもしれません。子供なら手っ取り早くスイミングスクールに通って基礎から教えてもらえるけれど、大人の水泳教室となるとどうなんでしょう。

それに全く泳げないというのも恥ずかしい気がしてとても一から習う度胸もないけど、なんとか泳げるようになりたい・・・

そんな大人の貴方に水泳歴60年の私が手ほどきをさせていただきます。この記事を読んでいただければやってみよう!と水泳を始められる勇気がきっと湧いてくると思います。

そして万が一の際、サバイバルのためにも水泳が少しでも上達するように御指南したいと思います。


1 泳げない生き物はいない

以前テレビで泳ぐ猫の決定的瞬間を見たことがあります。あの水が大嫌いな猫が泳いでいるのです。

きっと陸上に暮らす哺乳類で泳げない動物はいないのではないでしょうか、それは長い歴史の中で何度も数知れず、突如として襲ってくる大災害を生き抜いてきた生きとし生けるモノであるわけですから泳げない個体はいないのかも知れません。

従って大人が泳げないというのはあり得ず、単に泳げないと思い込んでいるだけなのかもしれません。

でも毎年、幾度となく報道される不幸にも水害で亡くなる人の何と多いこと!憂慮に耐えません。

それは危険な場所に近づくという配慮に欠けた行動であったり、そして突然襲ってくる不慮の災害など人の考えの及ばない不幸があったればの事、こうした不幸を避けるためにも水泳だけはサバイバルとしてどうしても老若男女を問わず訓練しておきたいものです。

ゾウでも泳ぐ

この泳ぐゾウの画像をみれば泳げないと思い込んでいらっしゃる大人の人にも自信を持たれたのではないでしょうか!ゾウはゾウ泳ぎ、猫は猫泳ぎ、犬は犬かきで泳ぐことができるのです。

もちろん、人も含めて水泳が得意というわけではないと思いますが、万が一の場合であっても泳げないというものでは決してありません。

ですから泳げないとお悩みの貴方も、今さら水泳なんてできないとお考えの大人の貴方も泳ぐことはできるのです。そして万が一の場合のサバイバルとして水泳機会を持っていただきたいと思います。

人は沈まない

人は水の中では決して沈まない。このことだけは忘れないようにしてパニックに陥らないようにしたいものです。洋上ならば塩分濃度でさらに人の浮力は増し、浮くのは容易でしょう。このように沈まないのですから、出来るだけ動かずじっとして、息が続かなくなった時にだけ呼吸をすればいいのです。

そして犬かき泳法で手足を上手に動かせば前進することは明らかです。猫やゾウの泳ぎ方を見れば一目瞭然です。

サバイバル泳法

万が一の場合、洋上に投げ出された時に必要となるのがサバイバル泳法です。この場合はともかく仰向けになって手足を動かさないことです。大きく息を吸っていれば間違いなく沈むことはありません。そして救助を待つというのが正解でしょう。

従ってサバイバル泳法とは浮いた状態で長時間維持できる方法をプールで訓練しておく必要があるでしょう。そして万が一の時には素早く岸へたどり着けるだけの泳力が必要になってくるでしょう。

では次に川で激流に飲み込まれそうになった時、洪水に襲われそうになった時などはじっとしているというような悠長なことはしていられません。ともかく一刻も早く退避以外にありません。泳ぎ方の問題ではありません。

そして大人であれば子供達にお手本を示していただきたいと切に願っています。

2 泳げない大人のために

子供の頃からずっとカナヅチであったり、幼い時に溺れそうになってトラウマとなって全く水泳に関心がない人はこの記事に訪れることはないでしょう。この記事を目にしている大人であれば泳げるようになりたいと思っているはずです。

従って「泳げない」をなんとか克服したいと願っているのだと思います。

そのためには浮く体験、そして水中で目を開けて周囲を観察できるようになればその瞬間から「泳げない」は卒業です。

水慣れ

プールに行けばウレタンのビート板という水泳練習用の補助用具が常備されていますから、そのビート板を胸に抱えて仰向けになって手足を動かさずじっと静止しましょう。浮いている実感を体験しましょう。そしてその次はビート板を使わずに両手両足を広げ大の字になって大きく息を吸って仰向けになって浮いてみましょう。

決して慌てず、バタバタ手足を動かさずに5秒10秒と浮いている時間を伸ばしていきましょう。呼吸は口呼吸です。大きく息を吸って細く長く息を吐きそしてまた息を吸うという感じです。

泳げない最大の原因は水に慣れていないということなのですが、実は毎日お風呂に入って温泉は大好きだと思います。したがって水に慣れていないはずはないのです。ただ頭を水中に沈めた経験がないもしくはほとんどないということだと思うのです。

ビート板を使ったり自力で仰向けで浮けるようになったら大人の貴方もゴーグルをつけて潜ったりジャンプしたりとプールの中で子供のように遊んでみましょう。その時に使う用具はビート板を使います。

バタ足練習

ビート板の上に両手を置くか、ビート板の両サイドを両手でつかみバタ足をやってみましょう。プールの壁を蹴ってバタ足をして少しでも前に前進するように頑張って足をバタバタさせてみましょう。ほんの少しでも前に進めばもう「泳げない」は卒業です。

バタ足で少しでも進むようになれば進む距離が少しずつでも伸びるように練習して水に慣れていきましょう。苦しくなったらビート板を持ったまま立ち止まって息を整えて水中に沈んだりジャンプしたりと遊びを入れると楽しくなります。

こんなバタ足練習を遊び感覚で行うことで25mをビート板なしでもバタ足で泳ぐことができるようになります。

いろんな用具を使ってみる

プールにはビート板でも数種類ありますのでいろんなタイプのビート板を試してみましょう。そしてビート板の他にも足に挟むプルブイや幼児用の補助用具にヘルパーもあります。これらも大人だからと恥ずかしがらずに使ってみましょう。案外楽しいものです。

そんな楽しみを見つけながら大人こそもっともっと、水に慣れ親しむことこそ、泳げない状態を克服する最高のエクササイズです。

子供達はプールには水泳を習うという感覚ではなく、遊びに来ているという感覚です。遊ばせておけば自然と水泳がじょうずになっていきます。大人だって同じことです。遊び感覚が大切です。泳げない原因の一つは水慣れ不足以上に羞恥心かもしれません。

用具をつかって頑張って遊びましょう。友達がいればもっと楽しくなるでしょう。

3 水泳上達のコツ

水泳を始めた大人がビート板を使ってバタ足ができるようになって、次なる課題はなかなか水泳が上達しないという壁にぶち当たります。

スポーツクラブの水泳レッスンには「初めてのクロール」といったプログラムもあってそのレッスンに参加もするのですがいくら練習しても上達しないといった大人が多いのも事実です。

 

バタ足練習はできてもクロールとなるとなかなか上達しない問題にどう対処するか!この問題について述べていこう思います。

 上達しないと嘆く前に

水泳が上達しない最大の原因はクロールですか、平泳ぎですか、それともバタフライですか?と問うと子供であれ大人であれ一番多いのがクロールの息継ぎそしてストロークのタイミングでしょう。平泳ぎやバタフライが思うように上達しないとはあまり多くを耳にしないと思うのです。

それはクロールが上手に泳げたら大人として水泳のニーズはほとんどをマスターできたとの印象があるように思います。

バタフライが上達しないと嘆く大人はほとんどいないのではないでしょうか、でもそれは上達しないという声が聞こえてこないだけで、本人は徹底的に練習をして頑張っていると思います。そしてバタフライを練習している大人の人は水泳が相当上手になっているレベルです。

従ってバタ足が何とかできるレベルの大人にとって、クロールの息継ぎやストロークが上手になるのはそう簡単なものではありません。

逆に言うと、バタ足で25mを懸命に頑張ってやっと到達できるレベルではクロールの上手な息継ぎやストロークなど到底無理だと言えます。

バタ足で25m泳げるようになったら水泳がかなり上達したと自信をもってさらにバタ足に磨きをかけてビート板なしでもっと楽に泳げるように、そして50m、それ以上と距離を伸ばしていけるよう練習をしてほしいと思います。

子供でさえビート板キックから、ビート板なし、クロール25mに到達するまでに相当に時間が必要で、クロール25mが泳げるようになる前にリタイヤする子供も少なくない状況を考えれば大人が25mクロールを泳げるようになるには並大抵ではありません。

クロールの息継ぎが上達しないというのはまだその域に到達していないわけでビート板キック、ビート板なしキックで25mを楽に泳げるように練習するのが近道だと思います。

バタ足練習で息継ぎをマスター

水泳でまず習得するバタ足、そして次にクロールそして背泳ぎと順次泳ぎ方をマスターするのが楽しみの一つですが、大人にとっての水泳とはダイエットであったり、健康維持であったりまた痛めた足腰のリハビリであったりするわけで、背泳ぎとか平泳ぎとかは、上手になるに越したことはありませんが、そんなに執着する必要はないと私は考えています。

ましてやバタフライなどは大人にはよほど水泳が上手になってからで十分ではないでしょうか。でも背泳ぎ、平泳ぎはサバイバルのための泳ぎであるので近い将来トライしてほしいと思います。

ではバタ足練習について少し説明したいと思います。

バタ足が少し出来るようになったらどなたでもクロールに入ります。でもそれはまだ時期尚早と言わざるを得ません。結局のところクロールが上達しないと嘆くことになってしまいます。

バタ足で100m、200mと難なく泳げるようになるまで頑張って練習を繰り返しましょう。そして最初はビート板を使ってバタ足をすると思いますが、ビート板を使わずに同じように同様にバタ足で泳げるように練習をしましょう。

そうすれば自動的にクロールが完成できているはずです。

ビート板を使わずにバタ足をするということは頭を水没させてのバタ足です。そして苦しくなったら息継ぎをしなければバタ足で進む事が出来ません。この息継ぎ練習をビート板を使って練習するのです。

最初は顔を前にあげての息継ぎ、次には真横に顔を上げての息継ぎです。これが出来ればクロールで悩むことはありません。

クロールが上達しないと苦労して時間がかかってもストレスがたまり全然楽しくありません。それよりもバタ足練習エクササイズでしっかりとクロール息継ぎ練習を兼ねて有酸素運動をしていた方がメリットも高いです。そして何よりも楽しいです。

クロールの泳ぎ方については次の記事に詳しく解説してありますので参考にしていただければ幸いです。

参考:水泳を楽しく!クロールの泳ぎ方は初心者でもこのコツさえ知れば

いろいろな泳ぎ方を楽しみながら

バタ足で苦労なく泳げるようになったらクロールの習得はさほど難しくないと思います。

ではクロールの次には壁を蹴って上手にスタート、蹴伸びそしてターン、蹴伸びとこの姿勢練習をやってみましょう。このスタート・ターン、蹴伸びを覚えれば泳ぐ距離が数段に伸びてきてとても水泳が楽しいものになると思います。

この蹴伸びについては次の記事が参考になると思います。

参考:水泳の基本姿勢は蹴伸び!中高年にはまず25mを目指して

そろそろ大人の貴方であれば、水泳の楽しさを味わえ、少々物足りなく感じて来るような時期があると思いますが、そんな時、見様見真似でいいですから背泳ぎや平泳ぎそしてバタフライにも積極的にトライされると楽しいと思います。

クロールで習得したタイミングと息継ぎ、水中姿勢がしっかりと役に立つことと思います。上達しなくて思い悩むなどということはきっとないと思います。

上達しない、上手に泳げないなどとネガティブな想いをすれば水泳自身が楽しくなくなって何も得るところはありません。水泳を楽しむ、大人であっても子供のように無邪気に遊び感覚で水泳を楽しんでほしいと思います。

参考:水泳の泳ぎ方で背泳ぎには大きな誤解が!それは腕の軌跡

参考:水泳を楽しく!平泳ぎの泳ぎ方はコンパクトなプルが鍵

参考:水泳を楽しく!バタフライの泳ぎ方は意外とシンプルで楽しい

4 まとめ

水泳が上達しなくてストレスを溜め込んでいる大人のなんと多いことでしょう。

そしてまた泳げない悩みを持っておられる大人もきっといらっしゃるかと思います。

でも水泳は人間には本来備わっている運動能力なのです。歩いたり、走ったり、飛んだり、物を投げたりと同様に泳げないという事実はあり得ないのです。

泳げないという思い込みや子供の頃に溺れて恐怖を味わった出来事がトラウマとなっているのかも知れません。人間は道具を使う事がとても上手です。

簡単な道具を使って水泳に慣れ親しむことこそ大切だと思います。それを大人というプライドが邪魔をしているのではないでしょうか。子供のように無邪気に遊ぶ、プールで歩いたり、走ったり、潜ったりと遊びながら健康維持のための水泳として取り組んで欲しいと思います。

水泳を始めて誰もが体験するバタ足練習、考えてみればなんとつまらない単調な練習でしょう。でもウオーキングだってつまらない運動です。でもダイエットなど健康のためには少しでも楽しく音楽を聴きながらでも歩くと思います。

水泳だって同じです。それにウオーキングより水泳はより効果的な有酸素運動です。今日も明日もバタ足練習だっ多としても、毎日少しずつでも泳ぐ距離の伸びが実感できればそれはまた楽しい運動になると思います。

上達しないと嘆くのは想いと現実のギャップから生まれるネガティブな感情でしかありません。上達しないのは経験が浅いからなのです。練習経験を積めば上達しないという言葉は消滅します。

まずクロール、クロール上達の最大のコツはバタ足で推進力を得ることです。

平泳ぎ上達のコツは平泳ぎキックの正しい会得です。

どんな泳ぎであってもキックで浮力と推進力を得るのは同じです。キック練習に多くの時間を割いてストローク練習など時間の経過で少しずつ上達するものです。

どうぞ大人だという変なプライドは排除して子供時代に戻ったつもりで水泳を楽しみましょう。そして運動不足の解消、ストレス解消、リラックスタイムとして楽しんで欲しいと思います。

いかがでしたでしょうか、お楽しみいただけたでしょうか!

最後までお付き合いいただき心から感謝しています。ありがとうございました。

 

なお、以下の記事も興味深い内容となっていますので興味があれば是非ご一読いただければ幸いです。

参考:水泳でエクササイズ!メニューバリエーションをビギナーにも!

参考:スイミングで子供の運動神経が発達する影に恐るべき秘密が!

参考:スイミングの効果を大人目線で捉えたらスポーツを超えるかも!