プールでのレクリエーションと言えば、マスゲームや水上運動会的なものをイメージしますよね。
もちろん大人でもゲーム感覚で楽しむことができる水泳!レクリエーション盛りだくさんの記事になっています。
名付けて「レクリエーション水泳」それは水泳の練習ではなく水泳を楽しみながらゲーム感覚で大人向けの遊び方と考えていただければ結構かと思います。
では最初に申し上げておきたいことは苦しくなるような水泳はやめましょう!
目次
1. レクリエーション水泳
近年、運動不足が叫ばれるようになって久しいですが、有酸素運動の代表格としての水泳ですが、水泳はあまりに敷居が高くてなかなか取り組めないというのが正直なところです。

それはなぜかと言うと苦しくなるまでやるとそれは有酸素運動ではなくなってしまい、無酸素状態に近い運動となってしまい、大人にとっては、身体にも精神的にもあまり好ましくありません。
異常に心拍数が上昇し、血圧上昇など、また脚の各部位につるといった弊害が起こってしまいます。
これを繰り返して切れ目のない、そして苦しくない有酸素運動を継続させると言うのが最も大切なことだと私は考えています。
これでは脚や腕に乳酸が蓄積されて休んでいる間中、下半身だけが冷えて身体の循環に悪影響を及ぼします。それでいて25mより長く泳げるようになるのは至難の業なのです。
水泳は楽しく泳がなければ健康のためには意味がない!大人にとっての健康には水泳とウオーキングを切れ目なく継続して有酸素効果を最大限発揮させて楽しみましょう。
これがこの記事で私が最も伝えたいことです。
では具体的にどうすれば楽しく水泳ができるのかを述べていきたいと思います。
「レクリエーション水泳」と題して具体的な大人向けのゲームを紹介していきましょう。
還暦から何か始めようと思い立った時
水泳はとても意義のあるトライです!いつもの暮らしとはまるで違う
非日常環境があります!でも初期費用は大した出費でもなく
とても手軽ですまず水中ウオーキングから始めましょう
水着を着た瞬間から背筋が伸びて
姿勢改善効果が水泳の特徴
🏊♂️— 石原孝@水泳歴60年爺 (@hayaokitori) September 6, 2019
2. 大人の初心者向けお薦めゲーム

ではまず大人特に中高年の水泳初心者にでもできるレクリエーションについて個人で楽しめるゲームを述べていきたいと思います。
ここで紹介するのは水泳練習ではなくレクリエーションですから決して苦しくなるまでやらないとことが前提です。この点を最初に十分理解しておいて欲しいと思います。
2-1. 膝を抱えて浮く
まずは何もしなくても浮くことを自ら体験してもらうゲームです。水泳の基本は何と言っても浮力をいかにつけるかです。でも本来人は大きく息を吸えば難なく浮いていられます。
このゲームでは何秒浮いていられるかです。
苦しくなったら少しずつ息を細く吐いて息が切れたら立ちましょう。目に見えるストップウオッチで浮いていられた時間をチェックして次の時の比較にしましょう。
2-2. 両腕、両足を伸ばして浮く
膝を抱えて浮いた状態から浮いた状態のまま両腕・両足をまっすぐ伸ばし水面上を一直線になるように浮きましょう。
このゲームは呼吸よりも腹筋など体幹部の筋肉の方が辛いかもしれません。そこで一直線に浮いた伏し浮きポーズが少しでもできたらOKです。
そしてこのゲームが完成に近づくと相当の水泳上達が期待できます。
2-3. 壁を蹴って進む
壁を蹴る方法は水面上を進む蹴り方と水中を進む蹴り方と二つあります。そして目標は水中を進む水中姿勢が狙いのゲームです。
2-3-1. 水面を蹴る
水の抵抗が最小限になるように一直線の姿勢に集中です。
止まった地点までの進んだ距離をチェック、今後のゲームの基準値となります。そしてこらから毎日楽しまれるととても素晴らしい水泳練習になると思います。
2-3-2. 水中を蹴る
片足を底、もう一方の足はプールの壁の中心あたりにマークがあるプールはその位置に足をセット
このゲームでは進んだ距離をチェック
2-3-3. ビート板でバタ足
バタ足と言えば水泳スクールで子供達が一番嫌いな水泳の練習ですがここではレクリエーションとしてやってみましょう。レクリエーションですから苦しくなるようなことはやりません。
大人だからといって恥ずかしがらずに、バタ足の真似事バシャバシャでどれだけ進むかをやってみるゲームです。
案外力を入れずにバタ足をすることで前に進む感触が体感できることでしょう。
苦しくなる前にやめて進んだ距離をチェックしておきましょう。
2-3-4. 仰向けバタ足
ではビート板を胸に抱いて、仰向け状態でのバタ足です。先ほど同様に苦しくなる前に止めて進んだ距離をチェックしましょう。
腰が沈まないように頑張りましょう。
2-3-5. クロール
では最後はクロールです。クロールも同様に苦しくなるまで泳ぎません。苦しくなる前に止まってあとは壁まで歩きましょう。
このクロールは普通と違って出来るだけゆっくりとです。止まってしまうようなクロールをやります。
泳いだ距離をチェックしておきましょう。25mを泳ぐ必要な全くありません。
2-3-6. 友達をともに
以上のゲームをもっと楽しくするには仲間がいると良いですね。わいわい言いながらやるととても楽しくなると思います。
3. 中級者向けレクリエーション水泳

クロールで100mも泳げるようになれば立派な中級者です。
背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライと新しい泳法も逐一習ってその練習に頑張っているとは思いますが、もっと楽しいプールでの過ごし方と言う意味で次のような大人でも楽しめるレクリエーションゲームを紹介したいと思います。
3-1. 潜水
まずは潜水です。他のメンバーがいるレーンではよく注意してやりましょう。くれぐれも他のメンバーの迷惑にならないように配慮をお願いします。
3-2. ドルフィンクロール
水泳練習の中ではドリル練習として行なっている場合もあるかもしれませんが、腕のストロークはクロールでキックがドルフィンキックという泳ぎ方です。
何よりも新しいスタイルで泳ぐというチャレンジ感がとても楽しいです。
もちろんレクリエーションゲームですから水泳の域を超えて楽しさ満載なので大人にも是非遊んで欲しいと思います。もしこの泳ぎ方がクロールより早くなれば自由形のレースにはこの泳ぎ方でエントリーが可能です。
3-3. 仰向け平泳ぎ
次に仰向け状態で平泳ぎのキックを行う泳ぎ方です。これは主に平泳ぎの練習ドリルの一種ですがゲーム感覚の強い泳ぎ方です。
この泳ぎ方は仰向けですからいつでも呼吸ができ、よりゲーム感を高められ、楽しいことでしょう。
3-4. スカーリング
スカーリングは腕を8の字に動かせて浮力を生み出すテクニックですが、このスカーリングテクニックを有効に活用するためのゲームです。
あまり無理をすると腕がパンパンに張ってしまいますので、苦しくなる前に止めましょう。
3-5. リレー
次はグループメンバーで楽しむことができるリレーです。競技会で4人で決まっていますが人数を限定する必要はまるでなく何人でも構いません。でも別のグループとの競争が目標ですからチームの力量を合わせる必要があります。
2組のチームを作って競うととても楽しいゲームになります。
子供達は本当にリレーが大好きです。大人もどんどんやってみましょう。やはり競うことは本質的に最高のレクリエーションなのだと思います。
3-6. 水球
最後は水球です。本格的な水球は各チーム7人で行うゲームですが、人数も気にする必要などなく、ボールさえあれば楽しくゲームをすることができます。水上ハンドボールと理解すれば良いと思います。
またゴールポストなどなくてもスタート台に当てることで十分事足ります。
二人なら、二人でボールの取り合いをしてドリブルして終了にしても良いでしょう。ともかくボールがあればその他どのようなゲームもできるような気がします。
一週間に1度くらいは水球でーにして水球ゲームをやるのもとても楽しいです。
それに水球はかなりの距離を泳ぎますので泳力強化にもとても効果的です。
4. まとめ
ここまでリクリエーション水泳と題して大人でも楽しめるゲームについていくつか紹介してきました。
もしご自身で何か楽しいゲームを思いつかれればそれを楽しむのが一番楽しいと思います。メンバーの皆さんでお考えになって楽しんで欲しいと思います。
ここで大切なことをまとめておきましょう。
・水泳を苦しいエクササイズにしないことが最大のポイントです。楽しささえ維持できれば有酸素効果は有効に維持することが可能です。その意味から水泳の中にレクリエーション要素を含めさせてもらいました。 ・ここに紹介したゲームは私がジュニアのインストラクターをしていた頃に子供達で実証済みですから、楽しんでいただけると思います。 ・通常の水泳の練習とレクリエーションと上手にミックさせて運動効果を上げながら楽しい時間を過ごすことができれば最高の喜びです。 ・大人の初心者であってもどんどん水泳を初めて欲しいのです。冒頭にも述べましたが25m泳げなければ水泳と言わないなどといった価値観は取っ払って、5m進むことができればそれで十分な水泳と考えて欲しいです。 ・息をこらえて25mを泳ぎ、苦しい中をすぐに折り返して50mを目指すのももちろん大切な水泳練習です。でもレクリエーション水泳を取り入れれば楽しく練習することができるでしょう。
この記事に紹介したのは全て、ゲームですから出来るだけゆっくりと泳いで、水泳とはまた違った魅力が見つかるかもしれません。
そしてリタイヤして中高年世代からの運動不足解消のために水泳を是非、ご自身の日常習慣に取り入れることで素晴らしい健康ライフが手に入ると思います。
以上この記事はここまでとさせていただきます。最後までお付き合いいただき心から感謝しています。
ありがとうございました。
なお以下の関連サイトも興味深い内容となっていますのでご一読ください!
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。