空腹時における水泳ダイエットは効果があるのかのと言う問題について考えてみましょう。
空腹時こそダイエット効果を発揮させる絶好のチャンスと考える人もいれば、空腹時は飢餓モードとなり脂肪燃焼効果よりも筋肉量が消費もしくは破壊されるリスクの方が高いと主張する研究者もいて諸説あるようです。
個人的には水泳は満腹での消化中には考えられません。有酸素運動と捉える水泳はやはり食前に行いたいところです。
目次
1. 【空腹時の水泳ダイエット】効果を検証
空腹時の水泳
一般的に空腹時の有酸素運動は脂肪燃焼効果が高いと考えられていますが絶食状態での運動は健康にとって良いとは言えないとの見解もあります
例えば晩御飯も食べず翌朝、
朝食前に水泳など考えられませんでも普通に三度食べて朝食前の水泳はとっても効果的だと私は実感しています🐬🏊♂️ pic.twitter.com/wOyBLCL8js
— 石原孝@水泳歴60年爺 (@hayaokitori) November 2, 2019
空腹時の水泳についての私のツイートを参考に乗せましたが、空腹時の水泳ダイエットを考える場合にここで一つ考えてみたい設定があります。
それは水泳ではなくジョギングやウオーキングです。そしてその時間帯も朝食前と仮定して考えてみましょう。
1-1. 朝食前のジョギング(ウオーキング)

この空腹状態が仮に前日の夜、絶食だっと場合を想定すると、私なら到底朝のウオーキングはもちろんジョギングなど到底出かけようなどとは思いません!
読者の貴方はいかがですか?
もし空腹時の運動がダイエット効果(脂肪燃焼効果)が高いからと言って行えるでしょうか・・・
私は科学的な知見は別にしてとても出かけようとは思いません。まあ出来ることと言えばラジオ体操かストレッチくらいだと思います。
朝食前の空腹時のエクササイズと言うのは前夜の食事があると言う前提でも朝食前と言うことになりそうです。
これこそ身体のダイエット効果も精神衛生上も好ましいことだと思います。
例えば断食道場に身を置いて絶食状態が続く中での朝のエクササイズなど苦行の何物でもありません!
この断食の是非は置いておくとしてもやはり空腹というのは完全絶食の意味とは少し違うように思います。
1-2. 水泳ダイエット(空腹時)
では水泳ダイエットを考えてみましょう。
まず朝食前の水泳など物理的に無理ですよね。水泳はプールで行いますから朝食前にプールというのは不可能です。では空腹時の水泳といえば昼食前、夕食前ということになります。
でも私のようにリタイヤ後であったり、専業主婦ならばそれも可能ですが、仕事を持っていらっしゃる方にはこれも難しいことを言わざるを得ません。
1-3. 空腹時のダイエット効果は?
少し前置きがくどくなってしまいましたがここで空腹時のダイエット効果について検証していきましょう。
もちろん直ぐに運動エネルギーに活用するには血液中や筋肉中の糖質が使われるかもしれませんが、基本的にいって活用される運動に要するエネルギー源は脂肪が考えられます。
そしてまずは内臓脂肪が優先的に使われ、次に皮下脂肪の優先順位で燃焼されていきます。もし飢餓状態に至れば即効性のある筋肉の糖分がより優先度がたかまり場合によっては筋肉の破壊がともなうかもしれません。
こうした意味から身体に蓄積された脂肪をエネルギー源とするためにダイエット効果が高いと一般的に言われています。
2. 空腹時の水泳(メリット・デメリット)

前章でダイエット効果があると述べましたが具体的に空腹時の水泳において考えられるメリットとデメリットについて見ていきましょう。
2-1. メリット
空腹時のメリットといえばなんといっても成長ホルモンの分泌などさまざまな効果が期待できると思います。詳しくのべていきましょう。
2-1-1. 成長ホルモンが優位となる
まず成長ホルモンの優位性です。
成長ホルモンは成長期だけでなく、シニア世代になっても分泌されることが知られており、このシニア世代における成長ホルモン分泌こそがアンチエイジングと言っても過言ではないと思います。
2-1-2. 新陳代謝が活発になる
上記の成長ホルモンが優位となればおのずと古い細胞から新しい細胞への代謝が活発となり、またそのサイクルも活性化されることでしょう。
すなわち新陳代謝が活性化されるでしょう。そうなれば基礎代謝量も向上しよりダイエット効果にもメリットがあると言えます。
2-1-3. 集中力の向上
一方、空腹であることは血液が消化に回る必要がなく脳に集中することが出来ます。泳ぐことに要する呼吸、バランス、タイミングなど脳の的確な判断が出来るようになります。
こうしたことにより脳の集中力は向上して脳の働きが活性化することになります。記憶力、判断力・・・、脳はより一層その能力を向上させてくれることでしょう。
2-2. デメリット
ところでいま空腹時におけるメリットをあげてきました。いい事尽くめといいたいところです。
でも空腹時のデメリットとなると考えら得ることは空腹がより深刻な場合、飢餓状態とも言えるような状況下ではメリットのほとんどは逆のデメリットに変化してしまうことでしょう。
2-2-1. 体調不良
例えばめまい・立ちくらみなどの貧血状態、あるいは身体のある特定の部位の痙攣など不調を訴える場合が出てきます。
そして改善が見られない場合には医師の診断を仰がねばなりません。
空腹時における水泳のデメリットは空腹の状態が過度である場合に起こるさまざまなデメリットだといえるでしょう。
2-2-2ストレス
それから空腹という食欲を抑えながらの水泳は激しい全身運動であるために大きなストレスに襲われることとなります。
また空腹がひどければ泳ぐこと自体にストレスを感じるかもしれません。
2-3. 絶食状態の水泳は回避すべき
ただ食事前の水泳は望ましいタイミングだと言えるでしょう。
でも日常生活で食事のタイミングと水泳とのバランスを考えたときそう上手く、食事前にというわけにもいきません。
ただ、食事直後の水泳は満腹で消化中ということで控えるべきでしょうし、また1日何も食べていない状態での夕方の水泳というのもまた控えるべきタイミングだと思います。
3. 空腹時のおすすめ水泳メニュー

帰宅後に食事するという空腹のタイミングにおける水泳のお奨めニューとしてはなんと言っても激しいインターバル練習はさけて有酸素運動主体のメニューを心がけましょう。
3-1. ウオーミングアップ
そして入水してから5分か10分は水中ウオーキングを行いましょう。
歩きながら腕や肩のストレッチもあわせやっておくとさらに身体が柔らかくなるでしょう。
3-2. 水泳はロング
水泳は出来るだけゆっくりと大きなストロークで泳ぐ、一番ベストなメニューは1000m2本とか30分から45分のクロールというのがベストですが、ご自身のレベルに合わせて、できるだけゆっくりと泳ぐことを意識してください。
ゆっくり泳ぐ方が難しいかもしれませんが、陸上の呼吸とおないタイミングで泳げると一番疲れないでしょう。
3-3. クールダウン
もっと言えば水中ウオーキングでもOKです。日常の呼吸に戻るまでゆっくりと歩きましょう。
そしてプールから上がりお風呂でゆっくりと身体を温め、またセルフマッサージなどをしてリラックスしましょう。
4. まとめ
空腹時における水泳のダイエットに関するメリット・デメリットなどについて述べてきましたがいかがでしたでしょうか!
水泳ダイエットなのですから当然ながら空腹時でなければと思いつつも、スケジュールから言ってそうも言ってられません。
でもダイエット効果の高い水泳でなんとか効果を見出したいとの切実な願いを感じつつ記事をまとめて来ましたが参考になるところがあったことでしょう。
ここでまとめておきましょう。
・空腹時における水泳はダイエット効果、成長ホルモンの活性化、免疫力の向上などメリットが多い
・空腹すぎる場合、絶食状態での水泳はデメリットが多くリスクが高い
・満腹時の水泳は好ましくない
・食事とのタイミングは食後直ぐを除けばさほど神経質にならなくてもよい!
以上となります。
ここで私から申し上げたいことはダイエットをあまり意識することなく水泳を楽しむ気持ちをどうぞ持っていただきたいと思います。

短期期間でダイエット効果を求めるのであればやはり、我慢とかいうネガティブなメニューをこなさなければなりません。
そしてそれはまたリバウンドの憂き目に遭うというリスクもあるわけで、どうぞ楽しく過ごすされることを願ってこの記事は以上とさせていただきます。
最後までお付き合いを頂き、心から感謝しています。ありがとうございました。
なお以下の関連記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただければ幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。