水泳愛好家にとってゴーグルの曇りはストレスですよね。
市販の曇り止めを買っても、水泳中何度も曇り止めを塗布する人もいると思います。
私自身、曇り止め液については昔、一切使わずに曇ればプールの水で流したり、唾液を舌でレンズ部分を舐めるようなこともしていましたが、長時間の使用に耐えられず、結局今使っている曇り止め液に落ちついています。
1. 水泳用ゴーグルのおすすめする曇り止め
水泳用ゴーグルの曇り止め液は大きくスプレータイプとジェルタイプがあります。
1-1. スプレータイプ
スプレータイプはゴーグル内にスプレーで2、3ど吹きかけて塗るタイプです。
私がスプレーを使った理由はスプレーすれば指で触ることもなく均一にできるのではないかと単純に考えたからです。
でも塗布よりスプレーはとても便利です。
1-2. ジェルタイプ

ジェルタイプは曇り止め液がチューブやボトルに入っており、数滴をゴーグル内レンズ面に垂らして指もしくは付属するスポンジ類で満遍なく塗布するタイプのものです。
その他にも曇り止め商品の中にはしばらくの時間、乾燥して使用するタイプや塗布後、水ですすいで直ぐに使えるタイプなどがあります。
また目に優しい刺激の少ないタイプなど色々なタイプのものがあるようです。
値段は基本的に500円〜1000円程度で少し幅があります。

高くて、便利なものを使うよりは、ごくシンプルでオーソドックスな曇り止めが良いと思います。
2. 水泳用ゴーグルはなぜ曇るのか

水泳用ゴーグルが曇るのはどうしてなのかですが
寒い日に車を運転するとフロントガラスの内側が乗車する人の体温と湿度で一気に曇る場合と同じです。
プールは私の所属するクラブのプールは30度〜31度くらいで、体温が36度ですから水泳を初めて10分もすればもうすっっかりと曇ってきます。
車の中ですと、エアコンをかけて室内の湿度を落とす、また車のフロントグラスを熱風をかけて温めるなど相乗的に曇りが解消されますが、水泳の場合は水につけて曇りを取る以外に方法がありません。
そこで開発されたのが曇り止め液です。
この曇り止めは界面活性剤、いわゆる洗剤の一種と言えそうです。
洗剤でも良いのかもしれませんが、持続性と即効性について企業努力があったのだと思います。
それから私は現役時代の仕事に海に潜ることも多少ありましたので、自分専用の潜水具も一式持っていました。
その水中メガネの曇り止めについては、先ほどのスイマーズデミストを使えば良いのですが、いつも忘れてしまい、漁師に教わったのですが、海藻を塗りつけていました。結構曇り止めにはなりました。
曇り止めには何か洗剤のような粘液性のあるものを塗布すれば解消されるのでしょう。そしてその液体の持続性次第ということが言えそうです。
3 失敗から学ぶ洗浄とケア

では私の長い水泳経験の中で曇り止めに関する失敗例をあげて曇り止め防止についてのポイントが少しでも理解が深まれば嬉しいです。
3-1. 曇り止めに関する失敗から学ぶ
特に私は今でこそ老眼でゴーグルをしていると見えにくく、遠くは乱視も影響して良く見えません。
でも若い頃は遠視だったので視力は検眼表の一番下がクリアに見えていましたから視力2以上だったと思います。
ですからともかくクリアでないとストレスで曇りなどは全く我慢ができないタイプだったので曇り止めには色々な経験や失敗談があります。
少し雑談のつもりで付き合ってほしいと思います。
いずれも、使用頻度の高い曇り止め液はSWNZのスイミングデミストです。
3-1-1. 曇り止めを忘れた時
その時はともかく止まってゴーグルを水に浸して曇りを取ります。そしてレンズを舐めて泳ぎだします。
その唾液での曇り止め有効期間はゴーグルの中に水が入らなければゴーグルを外さない限り持続ということが言えるのですが、私の顔はゴーグルとの相性が悪く直ぐに水が侵入してしまうので、しっかりと締めゴムを強めて目のくぼみに食い込ませるようにしてました。
結局は面倒くさくて、インストラクターに曇り止め液を借りる始末でした。
3-1-2. 水泳練習直前に曇り止めを塗布
プールサイドに曇り止めを持参して直前に塗布するのですが、これが1日の練習時間が1時間だとして、そうですね3回くらいは塗るでしょうか・・・
それから私はスプレータイプも使ったことがあるのですが、これはスプレーの曇り止め液がまだゴーグルの中に霧状の液が残っているのでしょうか、少し刺激があって目に痛みを覚えました。
従って、私の感覚ですが、水泳開始直前の塗布はあまり時間的な持続性は短いのではないでしょうか!
3-1-3. 曇り止めを塗布して1日以上放置
複数のゴーグルを持っていますので一度使って、綺麗に洗浄したゴーグルは乾燥させて曇り止め液を塗布して保存します。
それらゴーグルを複数持って交互に同じサイクルで練習に使うということも長くやってました。
ですから曇り止めを塗布して1日以上経過したものを使うわけです。
これですと、練習中に曇ることは一度もなくとっても便利でした。
もう一度曇り止めを塗布すればすっきり見えるのですが、何やら曇り止めが凝固したようにも思えます。
レンズ面の汚れは見えないような小さな傷が影響して曇り止め液が凝固、白濁したのかもしれません。
ゴーグルも決して安い買い物ではないので眼鏡同様にケースに入れて保存するべきなのでしょう。
3-1-4. 車内(高温)で放置
アルコールや洗剤で洗ってのこの白濁は取れませんでした。
界面活性剤系の曇り止めは車の中という高温多湿の状態の中で石鹸のようになってしまったのかもしれません。
3-1-5. 練習開始前1時間に曇り止めを塗布
プールに行く支度をするとき、ゴーグルに曇り止めを塗布し、身支度をする。
プールで水泳を始める時間の1時間くらい前になります。
この状態ではゴーグルのレンズ面にはまだ完全乾燥はしていません。
曇り止めが綺麗に均等に塗布されたような状態になっています。
もちろん練習後、お風呂で洗剤で綺麗に洗浄してゆすいで持って帰ります。
そしてまた次の練習日の身支度をするときに曇り止めを塗布するといったこんな感じです。
曇り止めを持ち歩く必要も無くなりました。
3-1-6. 曇り止めの逆さ保存で液が漏れる
水泳用バッグに曇り止めを逆さまに入れていたところ液が漏れて他の衣類が汚れた経験があります。液のキャップはしっかり締めて、何かビニール袋に入れていた方が安全です。
細長い容器ですから保存、持ち運びには一手間を・・・
私自身ゴーグルはいくつ持っているでしょうか?
引き出しを広げれば出るは出るは・・・だと思います。
結局は洗浄とケアをしっかりしていないとの反省ばかりです。
3-2. 洗浄とケア
ゴーグルは何と言っても洗浄とケアが大切です。
メガネと全く同様なケアが必要なのではないでしょうか・・・
そしてメガネケースで保存するのが大切です。
3-3. 保存ケース
練習後よく水洗いして乾燥させたら保存用ケースにしまうくらいの手間は惜しまないのが長持ちの秘訣です。
ケースがないのでしたら空いたメガネケースを利用されてもよろしいかと思います。
曇り止めは完全に洗い流し、残らないように気をつけましょう。
4. まとめ
以上、水泳用ゴーグルの曇り止めについて私の失敗談を例に挙げ、曇り止めの種類、使用方法、気をつける点などを記事にまとめました。
いかがでしたでしょうか、きっと参考になったかと思います。
水泳をされる方のレベルに関係なく、ゴーグルは練習のモチベーションを維持するにも大切なアイテムです。
ちょっとしたことで、練習成果もグーンと上がりも下りもすると思います。
いつもクリアなゴーグルでストレスのない水泳をこれからも続けていってほしいと思います。
野球選手がグローブやバットなど用具を大切にするように、水泳を楽しむ私たちもせめてゴーグルくらいの手入れは怠りのないよう努めてまいりましょう。
今回の記事は以上となります。最後までお付き合いいただき心から感謝しています。ありがとうございました。
なお、以下の記事も興味深い内容となっていますのでご一読いただけたら幸いです。
けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。