【水泳用ウェアのブランドメーカー】水着・プールサイドウェアの選び方と注意点

水泳用ウェアと言えば水着とプールサイドウェアがありますが、水着には競技用と練習用とスタイルも素材もメーカーによって違ってきます。

また十分に乾いていない水着の上に着用するプールサイドウェアも様々いろいろです。

この記事では水泳ブランドメーカーの特徴や得意とする分野の概要について、そして各メーカーが取り扱っているウェアを選ぶにあったてのポイントと注意点を分かりやすく解説しますので、参考にして下さい。

メーカーにおける開発もまた日々日進月歩、新しいデザインで付加価値の高いウェアも登場してきているようで、悩ましくもありまた楽しみでもあります。

そんな水泳を楽しんでいただくためにも、どうぞご自身に最適なウェアを見つけましょう。

いしはら
こんにちは!

けんこう水泳運営者の石原(@T.ishihara)です。

1. 水泳用ウェアのブランドメーカー

水泳用ウェア

水泳用ウェアの選び方

まず、水泳用ウェアの有名ブランメーカーについて述べていきます。

この記事で述べるスイムウェアは海やリゾートプールで着用するオシャレウェアではなくジムプールや競技用プールで着用するウェアです。

したがって、メーカー選択の幅も少なく、地方都市では販売店も少なく大手スポーツショップやネットショッピングでの購入機会が多いと思いますが主なメーカーを紹介しておきましょう。

そして、各メーカーは選手のニーズの高い高速水着の開発にしのぎを削っていますので、それぞれメーカーのコンセプトや特徴を理解して選ぶことも重要かと思います。

1-1. スピード(Speedo)

スピードといえばFastskin!一世を風靡したレーザーレーサーの開発メーカーで世界新基準を作り続けているオーストラリアで生まれたスイムウェアの老舗メーカーです。

そしてサメ肌の表面加工をほどこしてFastskinはよく知られています。近年サメ肌の凸凹面をフラットに仕上げてフィット感を向上させた加工が好まれているようです。

何と言ってもスピードのサポート機能は素晴らしいです。

1-2. アリーナ(arena)

アリーナはフランスで生まれトップスイマーに愛されているブランドメーカーです。

スイマーの体幹部をしっかりとガードするサポート効果を前面に骨盤の安定も狙った伸縮性も織り込み、高い最新技術でサポートと伸縮性を狙った生地生産にも成功している老舗ブランドメーカーです。

1-3. ミズノ(mizuno)

近年におけるミズノのニューモデルは年々、日本代表選手の着用率が向上しておりさすがに大手国内メーカーの一角です。

ニューモデルの狙っている機能性はフラットスイムと呼ばれる浮き上がりの感触の優れ短距離泳者から長距離泳者まで人気の固いブランドメーカーです。

1-4. アシックス(asics)

アシックススイムウェアは以前イタリアのディアナ社と提携関係にあったが順次国内自社ブランドに切り替えた水着国内ブランドメーカーです。

トップインパクトラインを提唱する身体の軸を重視したサポート機能を追求しており、この主たる機能は陸上でも提唱されている評判の良いブランドメーカーです。

1-5. プールサイドウェアのメーカー

この水泳用プールサイドウェアについてはトレーニングやチームウェアとして多用途で機能的なウェアが好まれていますがメーカーは以下のメーカーが一般的です。

スピード(Speedo)

アリーナ(arena)

ミズノ(mizuno)

2. 水着の選び方と注意点

水泳のコスチュームと言えば水着です。特に女性にはフィットネスウェアと競技用ウェアがあり選択の幅がとても広くなっています。

また競技会は老若男女がエントリーできるマスターズ水泳大会がありますが、規則でFINA(国際水泳連盟)で承認された水着の着用が義務付けされているため、お尻の部分にQRコードのようなマークがマーキングがあることをレースでは毎回確認され、承認以外の水着では失格となります。

競技を目指す人ならFINA承認の水着を1枚は購入しておいた方が良いでしょう。

でも一般的にはタイプ、素材、サイズ、機能などをチェック項目に、ご自身の好みに合わせて選んでいただければ良いかと思います。

当然ながら女性用と男性用とありますが具体的なタイプとしては競技タイプとフィットネスタイプとあって下半身はボックスタイプ、スパッツタイプとに分かれます。

2-1. 競技用ウェア

男性はハーフスパッツ、女性はハーフスパッツスーツが一般的ですが身体を包み込む安心感と太ももや体幹部のサポート力、そして浮き上がり具合、そして短距離か長距離化でそれぞれスイマーの好みも違ってきます。

でもコンマ01秒の世界でウェアメーカーにおいて最先端の技術が活かされしのぎを削っています。

ポイント
素材的にはポリエステルとナイロンが主流ですが、弾力性、耐久性、撥水性、肌触り、そして耐塩素性などウェアそれぞれに特徴があります。

私の場合はサポート力、撥水性を意識して優れたものを購入しています。

でもこのサポート力と撥水性に優れたものは塩素にとても弱くて練習用には不向きで、かといってレースだけに着用となれば保存中の耐久性が問題となり、ちょっと贅沢にも思えます。

とはいえ、レースでのウェアの持つ意味は身体を守るというよりもより泳力スピードを支援してくれるウェアであって欲しいといつも思います。

2-2. フィットネスウェア(競技練習用を含む)

次にフィットネス用であったり、水泳競技練習用のウェアの場合には競技用とは少し視点が異なってきます。

具体的には弾力性伸縮性にすぐれ、耐久性、耐塩素性、そして何よりも肌触りも大切な要素です。そしてウオーキング中心の場合には保温性にも優れている素材も大切な機能だと思います。

そして一部のスイマーでは吸水性を重要視されて、ウェア自体に吸水をさせて泳力に負荷をかけて練習をしているケースもよく聞きますから、ウェアの機能はとても大切な要素です。

とはいっても一般的な水泳を楽しむ方々にはこのフィットネスウェアには数多い中からご自身で一番気に入ったものを選べる利点もあると思います。

ポイント
でも選ぶ機能性で耐久性は十分に配慮しておくべきでしょう。ポリエステルは塩素や温度、摩擦にとても弱く、水泳後には毎回塩素を確実に洗い落として陰干しするなどの配慮が大切だと思います。

ではスイムウェアのタイプ別にみていきましょう。

2-2-1. ボックスタイプ

まずボックスタイプですが、このタイプは水泳競技選手が練習用に着用する場合が多く、カラフルではき心地、耐久性があればさほどそのほかの機能は不要かもしれません。でも一部の競技者には吸水性をもとめて泳力強化目的で使用しているスイマーもいるようです。

一般的なフィットネスウェアとしてこのボックスタイプを選ぶ人は少ないかもしれません。

2-2-2. スパッツタイプ

次にスパッツタイプです。女性の場合もスパッツタイプのハーフスーツが一般的です。そしてセパレートタイプのものが女性の場合のフィットネスウェアとして定着しているようです。その上、種類もデザインも豊富でファッション指向もうかがえます。

男性の場合、フィットネス用ウェアであれスイム用であれやはり弾力性、伸縮性と耐用性が何よりも選ぶ機能だと思います。

少しでも長持ちさせるために洗濯、乾燥、保存などすでに述べたような配慮が必要でしょう。

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3. プールサイドウェアの選び方と注意点

水泳選手がレース前後に着用するウェア、それから陸上トレーニングで着用するウェアなどいろいろな場面で選手各人の好みで着用されていますが特徴と選び方について少しふれておきたいと思います。

でも一般のスポーツクラブで水泳を楽しんでおられる方にはそれほどの必要性は感じられません。ご自身の体格に合う好みのデザインのウエアをトレーニングジャージとして選べば良いと思います。

でも競技者には少し選択の視点が異なっています。

それは競技場所(屋外プールか屋内か)競技季節、レース数など様々です。マスターズ水泳大会などはそのほとんどが屋内である場合が一般的ですので競技コンデションはほぼ変わらないと思います。

こうしたコンデションを考慮してプールサイドウエアを選ぶ視点はトレーニングというよりは身体を保護するという視点を選択基準に考えます。

3-1. サイズ

スイマーの体形は一般的に肩幅が異様にビッグサイズで下半身は小さいお尻に下肢はスラっとスマートです。陸上競技者とは少し体型が異なります。

ポイント
それに身体を激しく動かせてトレーニングをするというものではなく、フィット感というよりもスイムウェアの上に羽織るウェアですから1サイズ大き目のサイズを選ぶことが多いです。私もそうした大き目のウェアを選びます。

3-2. 保温性

ポイント
陸上で考えれば寒い季節にはTシャツを着こむなどの配慮が可能なため、あまり重視しなくても良い保温性ですが、水泳の場合はスイムウェアの上に直接ウェアを着用したいので保温性も重要な視点です。

そしてプールコンデションによっては暑く感じる場合も寒く感じる場合もあるためなかなか難しい選択です。

やはり、水泳競技に長けたメーカーのウェアがそんなニーズに応えてくれるのだと思います。

それに下半身の冷えは防ぎたいところです。

3-3. 通気性

それから通気性がとても重要な選択基準です。選手各人の考え方もありますが、濡れたスイムウェアの水気がウェアに浸透しないような素材であったりなど配慮のあるウェアが要求されます。

レース後、直ぐに着替えるタイミングあればいいのですがプールから客席や選手控室への移動にはスイムウェアだけでの移動が禁止される場合が多いですからどうしてもスイムウェアの通気性は大切です。

ポイント
私の選ぶポイントはネット地の裏地が付いた二重構造のトレーニングウエアを選んでいます。そして出来るだけタイミングをみてスイムウェアは着替えるようにしています。

3-4. デザイン

デザインについては申し上げるまでもなく水泳の場合においてはデザインよりも保温性や通気性といった機能重視で選ぶことが多いので、デザインの選択幅は極めて狭いと思います。

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4. まとめ

以上水泳で使用するウェアとメーカーについて、スイムウェアとトレーニングウェアに分けて私自身のこだわりも含めて述べてきました。お楽しみいただけましたでしょうか。

終わりに

水泳はウェアとバスタオルが必需品ですが、エントリーレースの数で持ち物も案外かさばるスポーツです。

水で濡れた身体を拭くバスタオルがどうしてもかさばるために、プールサイドウェアはできるだけシンプルでプールまでの移動からチームウェアと多用途で使いたいです。

それにスイムウェアはアップ用、レース用と区別してレースに集中したいと思っています。

そのような観点でマイウェアというのは一度選択すればなかなか変えられないものだったのですが、最近は国産ウェアの人気も向上しており一度トライしてみようかと思っています。

読者の皆さまはさてどんなウェアをお選びになられるのでしょうか・・・! 関心のあるところです。

皆様にとってお気に入りの逸品に出会えることを祈ってきの記事は以上とさせていただきます。

以上最後までお読みいただき心から感謝しています。ありがとうございました。

 

なお以下の記事も興味深い内容となっていますのでお時間のある時にご一読いただければ幸いです。

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