仕事や家事で多忙な毎日を過ごされている貴方、
今度の休みには街のエステサロンで気になる太ももの脂肪を落とすマッサージをしてもらおうとお考えの貴方・・・
ちょっとお待ちください。
太ももの脂肪の理解を深め、ご家庭で職場で簡単にエステサロン並みの癒しを得られるとしたらいかがでしょうか
貴方に新しい気づきと効果的なマッサージテクニックをお伝えできると思います。
そして次の拙稿も併せてご一読くださればさらに理解が深まると思います。
1 太ももの役割
太ももには、歩く、立ち上がる、走るなど人の基本的な行動を支えるための大切な筋肉が分布しています。
大腿四頭筋に代表される4つの大きな筋肉があります。
身体の中でも特に大きな筋肉群です。
そして第二の心臓と言われている「ふくらはぎ」の働きと同様に太ももにおいてもポンプの働きを持っています。
太もも周辺に分布している筋肉の収縮・弛緩によりふくらはぎから送られてきた
老廃物を含んだ静脈血液が心臓に帰るのを援護・加速させる働きがあります。
したがって、太ももの筋肉が低下すると身体全体の血液の循環が悪化、下半身の温度は低下、血液も滞ってきます。
そしてさらに冷えが蔓延する悪循環に陥ってきます。
太ももの筋肉は大切な働きがある事実をまず念頭に、太ももの脂肪を落とす方法を考えていきましょう。
2 太ももの脂肪
2-1 脂肪の役割
太ももにおける脂肪は主に皮下脂肪でその役割として次のようなものがあります。
・保温
・衝撃吸収バリアー
・エネルギーの貯蔵
・ホルモンの原料
・ビタミンの吸収
これら大切な役割があって私たちを身体を守ってくれています。
でもこの脂肪を取りすぎると、さらに貯蔵効率の良い固い脂肪へと変化、将来の有事に備えます。
それがセルライトと呼ばれるゴボゴボとした脂肪の状態です。
このセルライトをなんとか落とす方法を手に入れたいと思うでしょうが太ももの脂肪だけを落とす方法はありません。
太ももの脂肪に関しては次の拙稿に詳しく説明してありますので参考にしてください。
2-2 脂肪を落とす意味
有酸素運動や太ももの筋トレを行っても全身の脂肪がまんべんなく落とすことになり、優先的に太ももの脂肪を落とすメカニズムにはなっていないのです。
脂肪の落とす意味は貯蔵庫の規模の小さいところから、すなわち手や足先の脂肪から落とすという優先順位になります。
でも太ももについた脂肪の形状を変えてやることは可能です。
例えば固くなったセルライトを温度やマッサージにより砕き、形を変えてやるのです。
そして同時に血液やリンパの流れが悪くなった原因により溜まった余分な老廃物や水分を追い出し落とすという方法です。
また足先やふくらはぎほどでなくても、
長時間の座ったままや立ったままの姿勢を続けていると水分や老廃物が滞ったままの状態となり、
太ももにもむくみが現れてきます。
したがって、マッサージなどの外部からの物理的な刺激により脂肪の形状を変え、
むくみを落とす積極的な刺激を与え、太ももの脂肪を細く見えるよう手を加えてあげましょう。
3 マッサージが必要な事例
太ももの脂肪を落とすためにマッサージが必要な事例を考えてみましょう。
先ほどの2-2で述べた太ももについたセルライトを燃焼できやすいように変化させ、落とす場合や
水膨れ状態になっていると考えられるむくみを検証して行きましょう。
3-1 太もものセルライト
貴方の場合、ふくらはぎのセルライトはどんな状態でしょうか・・・
・つまんだり絞ったりするとボコボコ状態になる程度でしょうか
・何もしないでもボコボコが見える状態でしょうか
・太ももの皮膚そのものが固く波打った状態でしょうか
それぞれ形状は異なっていても、セルライトができやすく、セルライトを落とすのが困難な体質になっているのだと思います。
そしてその難易度がセルライトの形状から判断されます。
まず考えられるのが運動不足、冷えなどが考えられなす。
セルライトの部分を触るときっと冷たく感じるはずです。
3-2 太もものむくみ
太もものむくみの原因は長時間椅子に座っているとか、
血流やリンパの流れが圧迫により悪くなり、水分や老廃物が滞る状態です。
また長時間の立ち仕事も重力によって下半身に溜まってしまいます。
それに身体のむくみを落とすのがなかなか厄介で、
さらに加えて身体がだるいとか息苦しいといった症状を伴う場合は臓器や甲状腺などに異常がある場合も想定されます。
独自判断はせずに医師の診断が必要なケースもありますので頭においていてください。
むくみの原因である水分や老廃物はセルライトの要因にもなりますので、
セルライトとむくみは全く違う水分と脂肪という性質ですが、
同じような運動不足や冷えという要素で形成されていきますので、一対で考えるといいかもしれません。
3-3 太ももの筋肉疲労の解消
次に激しい運動により、太ももの筋肉に炎症が起こり、筋肉痛を起こしている場合があります。
ストレッチやマッサージにより筋肉を揉みほぐして、血行をよく、
筋肉繊維や組織が壊れて生じた疲労物質を排出しやすくする必要があります。
そしてゆったりと効果的なマッサージにより、心身ともにリラックス気分になりましょう。
4 太ももマッサージの方法
太ももマッサージを効果的に行えば、事後には太もものスッキリ感が得られます。
それすなわち、実質的に太ももが細くスッキリとなります。
1日の終わりには入浴中あるいは入浴後に太ももマッサージを習慣すれば、脂肪を効果的に落とす結果にもなるでしょう。
併せてふくらはぎや足のマッサージとも行い、気になるところを重点的にされるといいでしょう。
4-1 ツボマッサージ
太もものツボを押さえておきましょう。
・ 承扶(しょうふ)
お尻の下の横ジワの中央にあるツボです。
このツボを押すと骨に当たりますから簡単に見つけられると思います。
立った状態でこのツボを中指で押してあげましょう。簡単な刺激でむくみが解消できます。
・ 血海(けっかい)
膝のお皿の上、内側の皿の角から指3本上あたりのところです。
このツボを垂直に押してあげましょう。
血の海と書いて(けっかい)すなわち血の海、血流を良くしたり、
婦人科に関わる症状によく効くツボでもありますから、太ももの脂肪にも効果が期待できます。
・ 無名穴(むめいけつ)
太ももの内側をさすって痛いと感じつつも少し押して気持ち良く感じるところです。
このツボの位置は人によって個人差がありますのでご自分で見つけて押してみましょう
。むくみに効果があり、代謝や血行が良くなり太ももの無駄な水分や老廃物を排出するのに効果的です。
・ 委中(いちゅう)
膝の裏側のど真ん中にあるツボです。
このツボを刺激することで足の疲れやむくみを取り除く効果があります。
4-2 リンパマッサージ
ふととももの周辺には大切なリンパ節があります。
まず、太ももの付け根にある「そけいリンパ節」と膝の裏になる「膝かリンパ節」があります。
そしてふくらはぎの内側にはたくさんのリンパが流れていますので
このリンパ節とリンパの流れるところを流れに沿ってマッサージするといいと思います。
特に太ももの付け根や膝の裏ののリンパ節などほとんど触れたことがないと思いますが、
太ももの脂肪が気になっている方は重点的にこれらリンパ節をしっかりとほぐしてあげましょう。
4-3 オイルマッサージ
オイルマッサージは滑りが良く、マッサージ効果を促進させます。
そしてオイルの浸透によって保湿効果があって肌の乾燥を防ぎます。
そして何よりもラベンダーやローズなどといった香りを楽しむことができ、セルフマッサージも楽しいものにできます。
太もものマッサージにはぜひオイルを使ってリラックスタイムも演出できたらと思います。
セルフマッサージではオイルの量が初めのうちは慣れずにべたついたり上手くいきませんが、
しっかりと太ももに浸透するまで気長にマッサージを続けましょう。
それからもし時間とお金に余裕があればぜひエステサロンで太ももと言わず全身のオイルマッサージで
素晴らしいデトックスと癒しを手に入れてください。
4-4 塩マッサージ
それから塩マッサージです。
塩成分の温泉は美容効果が高く湯冷めしないとよく言われますが、末端の毛細血管の血流が改善されるからだと思います。
冷え性の女性には珍重されている温泉の効能です。
この塩を使った使ったマッサージはこの温浴を利用したものでオススメです。
太ももで言いますと太ももに塩を塗ってしばらく経つと発汗がすごくて、汗が吹き出ます。
この汗には体内の老廃物がたくさん含まれていますので、大きなデトックスと言えるでしょう。
国内で売られている塩はほとんどが海水由来の塩ですからミネラル分が多くマッサージ効果は高いです。
ただ塩が皮膚に残って荒れる人がいますが、十分に洗い流し落とすようにしましょう。
5 太もものマッサージ効果
太もものマッサージをする上で、理解しておかなければならない点は決して太ももの脂肪が燃焼して落とす目的を達成できたわけではない現実です。
あのいまわしセルライトも脂肪です。
でも固い脂肪をマッサージにより、柔らかく燃焼しやすくすることで、
一箇所に偏って分布している脂肪を分散するなど、セルライトの形状を変えてやることは大切なことです。
積極的にマッサージに努めましょう。
そしてこのセルライトは温めてやるのが一番効果的ですから太ももを冷やさないようにすることはとても大切になります。
そしてむくみを落とすにはこのマッサージがとても良い効果が発揮でき、むくみ解消には絶好な手段です。
むくみを落とすだけでかなり太ももがスッキリとなり、見栄えも良くなるのではないでしょうか・・・
6 マッサージの効果的な事例
マッサージとは人の身体に疲労や凝りや痛みなど病的な状態ある場合にその解消のためにもむ、おす、さする、たたくなどと行為全般を言うとされています。
その解消とは血行やリンパの流れを良くして疲労回復や痛み凝りなどが解消されればいいのです。
では特段にもんだり、押したりせずともこうした効果が得らればマッサージ効果と言えなくもありません。
そんな事例を紹介したいと思います。
そしてその事例の中で積極的なセルフマッサージを行えば太ももの脂肪を落とす効果は絶大となるでしょう。
6-1 温浴(半身浴)
お風呂の効用をまず述べたいと思います。
太ももの脂肪が気になっていらっしゃる方の多くが冷え症に悩まされていると思います。
だからこそ太ももに脂肪が蓄積されてさらにセルライトにまで変質しているでしょう。
では脂肪を落とす前に体質改善として体温をあげましょう。
てっとり早いのがお風呂です。毎日帰宅したら時間を作ってお風呂に入って汗を流すことでしょう。
お風呂は身体を洗う手段ですが、身体の内部も洗いましょう。そのために汗を滝のように流してデトックスしましょう。
一番いい方法は半身浴です。腰までお湯に浸かるという簡単なものです。
でも冷えた身体の貴方には汗が出るまでには相当の時間がかかります。
たっぷりと汗を流そうと思えば1時間くらいは必要かもしれません。
でもテレビをお風呂で観る、読みかけの本を読むなど時間はいくらでも作ることができると思います。
浴槽の半分に蓋してその上で好きなことして楽しみましょう。
この半身浴こそ、最大のマッサージ効果と言えると私は思います。
手を使って直接的にセルフマッサージを行えばその効果は計り知れません。
6-2 ウオーキング
次にウオーキングです。毎日の暮らしの中で貴方はどれくらい歩いているでしょうか?
私は毎朝ウオーキングに出かけますが、約1時間で7000歩です。
家でぶらぶらどこにも出かけなければ200歩くらいです。
約1時間のウオーキングも私の場合ははっきり言って散歩です。
汗こそ流れますが、爽快な気分が目的で、疲労するようなウオーキングはしていません。
ウオーキング途中にある二つの神社を訪ねて今日の健康を感謝するため参拝しています。
早足でダイエット効果の高いウオーキングも大切ですが、私の場合は継続が大切と考えていますからのんびり散歩をしています。
ただ、姿勢だけはピーンと背筋を伸ばしてゆっくり歩いています。姿勢良く歩くのも結構難しいです。
太ももはしっかりと伸び縮みしています。
マッサージなど特段、施術してもらわなくても十分その効果は確認できています。
私のウオーキングはセルフマッサージだと勝手に解釈しています
6-3 水中運動
それから太ももの脂肪が気になり、落とす必要のある人には極め付けのマッサージ効果を得られるのが水中運動です。
それでいて高い代謝効率と、効果的な有酸素運動でもあり、この水中運動は得にお勧めです。
どんな運動かと言いますとまず、水中ウオーク、水中エアロ、水泳です。お近くにプール施設がある方は是非一度体験なさって見てください。
プール施設の水の中という環境は水温刺激、浮力、抵抗、水圧、波動といったまるで違った非日常環境がそこにあります。
歩くにしても身体の体幹部同様に太ももにも大きな抵抗がかかります。
そして太ももで大きく抵抗を受けた水は太ももの後ろの方に流水抵抗となって影響します。
まさにエステシャンに太もものオイルマッサージを受けているような不思議な感触が得られます。
このマッサージ効果は外せません。
街中の高級エステに行く時間と費用を考えたら、このプールに何回通えるでしょう・・・
それでいて毎日プールで歩いているだけで太ももの脂肪は落とすことができるのですから、
マッサージ効果、有酸素運動、筋トレと価値の高い運動だと思います。
7 まとめ
ここまで読んでいただいて心から感謝します。
気になる太ももの脂肪をマッサージで落とすあれこれ・・・いかがでしたでしょうか。
太ももの脂肪はなかなか落とすのが困難ですが、スッキリとなった太ももにすることは今日からでも実践できると思います。
そして日頃の生活習慣を少しずつ改て、身体全体の脂肪を落とす実感を得て行きましょう。
そのためにもよく噛んでゆっくり食べる、よく歩く、正しい姿勢で暮らす!
この三つの改善と併せて、気になる太ももの脂肪を落とす日常を手に入れましょう。
初稿:2018年12月3日