ストレスが原因による人間関係を検証することで見えてくる光明

今ストレスを受けていると感じているのは30代、40代の働き盛りのビジネスマンが一番多いそうで、

その人たちがもっともストレスの原因として認識しているのが

「人間関係」であり、次に「仕事の質」「仕事の量」となっております。

ではストレスを感じるほどの人間関係とはどのようなものなのでしょうか?

もしかしたら何らかの原因によりストレスが先にあって、その結果として人間関係が悪化する。

というようなことは考えられないのでしょうか?

そのような視点で検証・・・

ストレスを解消するためのきっかけや円滑な人間関係を維持するための鍵が見つけられるかもしれません。

きっと人間関係で苦しみ、重いストレスで悩んでいる人たちへの道しるべになると思います。

参考:ストレスの原因が不明の時こそ、強くなれる絶好のチャンス

参考:ストレスによる動悸を抑えるために心しておくべき大切なこと

 


1 ストレスの原因

1-1 ストレスのメカニズム

ストレスのメカニズムを考えてみましょう。

柔らかいテニスボールをイメージして人が手で力強く押しますと、ボールがへこみます。

この時、手の力がストレス(プレッシャー)です。

そしてボールがへこんだ状態をストレスを受けた状態です。

手にはボールからの反発力を感じることができます。

このボールからの力はストレスを受けているボールの復元力、次第に手はだるくなって、人はボールから手を離します。

このとき、ストレスフリーとなりの元の状態に戻ります。

ところがボールを押す力が人ではなく機械だとして、一定の力で長期間押し続けたとすると・・・

次第にボールの復元力はなくなり変形してしまうでしょう。

するともうボールとしての価値を失い廃棄となります。

廃棄・修理することは新しいボールに取り替えることを意味します。

1-2 人が受けるストレス

次にこのテニスボールが人だったとしたら全くテニスボールと同じように動くと思います。

この場合ボールと違って人ですから復元力も、変形してしまう時間も個人差があるでしょう。

しかし、基本的には同じような経過をたどるでしょう。

そして変形した状態になった場合、人は治療という対処法で元の状態に戻すことが可能です。

でも人は心を持っているので、ストレスを受けたという記憶が残り、その後の行動に影響を及ぼします。

これが人が受けるストレスのメカニズムだと思います。

ではそのボールに与えた押す力という圧力(ストレス)はどういう圧力が考えられるかというと

病気や怪我、人間関係、仕事、家庭、お金、災害、不慮の出来事・・・ありとあらゆる事象が考えられます。

例えば極端ですが、空から隕石が燃え尽きずに落下してきて大惨事となった場合をイメージすると

それはもうストレスを通り過ぎてその周辺の生き物は絶滅の危機に追いやられてしまいます。

1-3 ストレスは新たなストレス原因

何かの原因でストレス状態に陥ったとします。

例えば怪我をして職場離脱をしたような場合です。

怪我をしたというストレス、仕事に行けない、処理できない、グループのメンバーに申し訳ないなど複雑な心のストレス状態に陥ってしまいます。

しばらくして職場復帰するのですが、自分の仕事は他のメンバーが処理をしており、自分の居場所やするべき仕事を見失うなど虚無感に襲われます。

そして、また新たな感情というストレスが加わり、それは自分のせいだと自暴自棄に陥り、メンバーとの人間関係にヒビが入る原因に自らが陥ってしまうというケースが考えられます。

これこそ、まさに新しいストレスが追加されたのです。

このような経験があなたにもあるかもしれません。

ストレスの対処を間違うとまた新たなストレスの原因にもなりかねません。

人間関係とは自分がいて相手ある関係です。

原因は自分であれ、他人であれ、複雑怪奇、慎重にならざるをえないところです。

したがってストレスが原因による人間関係のほころびはまた新たなストレスを生み、ストレスと人間関係は悪循環に陥るという難しい問題だと思います。

2 ストレス原因の症状・事象

まずストレスが原因でどのような症状が考えられるか?

具体的に考えてみますと、呼吸が早くなり、心拍数が増加、暑くなくても汗が出て、息切れ、動悸、めまいなど個人差はありますがさまざまな症状をおこします。

こうした症状と併せて、仲よかった友人と話さなくなる。

自宅に引きこもる。

過食に陥り肥満体質となる。

そして肥満体質が原因となってさらに病的疾患が発症する。

逆に拒食に陥ることも考えられます。

この場合も同じように病的疾患が発症するでしょう。

そしてこれらストレスが原因の症状や事象はさらなるストレス原因となりストレスのパワーが増幅します。

ついには自己否定やうつ状態、精神疾患に陥り、社会復帰が不可能になることさえ起こり得ます。

これこそ、危険な悪循環、悪化のスパイラルが回りだし、取り返しのつかない状況になります。

どこかで悪化スパイラルを絶たねばなりません。

そのためには大きな力が必要になるでしょう。

ある時は医師の協力を得て物理的に医学的に対処する必要が出てきます。

すなわち、ストレスが原因の症状が出たらできるだ早く、その症状を解決して悪化スパイラルの進行を絶たねばなりません。

でもここで指摘したいのはその悪循環の鍵となる要因といえばやはり人間関係が大きく影響しているのだと思います。

3 ストレスが原因の人間関係

3-1 ストレス原因が人間関係以外の場合

なんらかの原因(人間関係以外)でストレスを感じた人が心身にダメージを受けた場合の人間関係がその後どうなるかを考えてみましょう。

先ほども述べましたが、その人は人との交わりが億劫になるのではないでしょうか・・・

もし熾烈な競争組織であるならば、落ちこぼれて行くのは必至です。

でもその人がストレスに対する復元力が強ければ影響がないでしょうが、そんな人はごくごく限られた人でしょう。

でも、例え競争組織であったとしてもそのストレスが原因でダメージを受けた人をさげすみ、せせら笑う人はそうそういないでしょう。

でも本人は強烈に傷つき、よくないことを想像し、軽い鬱の症状が現れてくるでしょう。

この時、周囲の人が優しい言葉をかけてくれたり、いたわってあげたとしても受け止めたストレスのパワーによってはその同僚の優しさでさえ、ストレスパワーと感じてしまうでしょう。

人間関係の問題は本当に難しく奥の深いものなのでしょう。

3-2 ストレス原因が人間関係の場合

ある人が受けたストレス原因が人間関係だったとしたらどうでしょう。

例えば上司からパワーハラスメントというような強いストレスパワーを受けストレス状態が深刻となった場合です

この上司はこのストレス状態となった部下に対して申し訳ない気持ちに苛まれ、謝罪をするなど対処したとして、ストレス状態の部下はどういう状況になるでしょうか?

一旦、人間関係が原因でストレス状態になるということはそれが深刻であればさらに部下が感じる人間関係の亀裂はさらに膨張し、ついにはストレス障害をきたすなど、深刻な人間不信に陥るでしょう。

ストレス障害に至るなど深刻な事態になる前にストレスを受けた本人、そしてストレスパワーの発信者である上司双方の的確な対処が重要となるでしょう。

4 ストレスが原因の人間関係の修復

4-1 ストレスを受けた人から見た場合

ではどのように修復していけばいいのでしょう?

まずストレスを受けた本人はどうすればいいのでしょうか。

以前からパワーハラスメントを受け、大きなストレスを感じていたとして、

ある日突然不慮の事故に遭遇するというようなケースを想定しましょう。

心身共にダメージを受けています。

もしあなたがこの人本人だったならどうするでしょうか?イメージしてみましょう。

きっとこの事故というストレスが原因で大きく傷ついた心身は先ほどのテニスボールが破壊されるくらいのストレスを受けてしまいました。

受けたストレスはストレス障害として大きなトラウマとなってしまいます。

さてどうするでしょう?

イメージできましたでしょうか・・・

ひょっとしたらどうしたらいいのかまるで見当がつかないかもしれません。

ただただダブルストレスで傷ついた状態に打ちひしがれているだけかもしれません。

4-2 では次にストレス発信者から見た場合

自分とすれば部下に対するパワーハラスメントを意識したわけでなくそれほどこの部下がストレスとして傷ついていたことなど思いもしなかった上に、突然の事故によりさらなる大きなダメージを受けたのです。

すぐにでも見舞って優しい言葉をかけてあげると思います。

でも部下はまるでそっぽを向いたままで反応がありません。

もしあなたがこの上司だったらどうするでしょうかイメージしてみましょう。

申し訳ない気持ちはより一層増幅し、できることなら変わってあげたいと思うかもしれません。

どうしてあげたらいいのか、思い悩むことでしょう。

そして家族に対してもどう接していいかわからないかもしれません。

でもこのケースは上司と部下との人間関係の問題ですから家族や周囲の人はまず消去して考えることにしましょう。

4-3 良い人間関係を築くための対処の仕方

ではここで、人間関係のストレスを背負いながらも事故という大きな防ぎようもないストレスで追い打ちをかけられた本人たる部下の立場に立って検証していきましょう。

上司からパワーハラスメント受けるほどのストレスを感じていたけれど、不慮の事故という大きく、とんでもないストレスを受けたため、上司との人間関係に起因するストレスは消滅、もしくは忘れられるかもしれません。

そしてその上司が見舞ってくれ、優しい言葉はもちろん、手を握ってくれたらどうでしょう。

上司の手の暖かさが伝わってきます。

そして苦しいところを暖かい手で触ってくれるのです。

いかがでしょうかしっかりとイメージしてみましょう。

その部下は上司との人間関係にストレス状態にまで陥っていたのです。

この上司の優しさとスキンシップで心の中に暖かいものを感じると思います。

そう感じた瞬間にストレスが原因による上司との人間関係も、人間関係が原因のストレスも和らいでくるのではないでしょうか。

そしてその時点から悪化のスパイラルは停止し、好転のスパイラルが回り始めます。

事故で受けた大きな精神的ダメージにも良い影響を及ぼすことと思います。

もしそのダメージが軽傷の場合なら一気に好転すると思います。

4-4 ストレスの対処の仕方

事故で受けた大きなダメージとしてのストレスはどうなるでしょう。

これも同様にイメージしていきましょう。

今はまだ誰も見舞ってくれる人がいません。いるのは家族だけです。

あなたは意識的にでも家族の手をとって甘えてみましょう。

気持ちはどうであれ何もかも忘れてともかく家族の手を取って家族の手のぬくもりを感じてみましょう。

いかがでしょうイメージできましたでしょうか・・・

どのような重度のストレスがかかろうと人の手の温もりほど心癒されるものはないと思うのです。

あなたが手を差し伸べれば家族は必ずやその手を握ってくれるでしょう。

手の温もり感じた家族は心配というストレスから少しは解放されると思うのです。

そして優しい言葉、優しい振る舞いをきっとしてくれることでしょう。

5 人間関係の修復が一番大切な鍵

今回くどいほどイメージトレーニングをしてもらいました。

こうしたイメージトレーニングがストレス感を少しでも和らげるコツだと私は思っています。

最悪の場合を想定したイメージトレーニングやどういう局面でも意識を好転させるイメージづくり、きっとあなたのお役に立てる訓練だと思います。

ストレスの解消であれ、人間関係の修復であれ、いろいろな方法があると思います。

それら具体的な対処法については貴方の方がきっと詳しいと思います。

ここではそれら対処法の基本となる大切な鍵を提起してきたつもりです。

まずは何事においても人間関係の修復が何よりも大切だと考えております。

でも私自身なかなか思うように修復もできず、日々悪戦苦闘しています。

家族との人間関係であれ、なんであれ、人間関係の良好な維持は何よりも大切です。

この日本に1億以上の人がいるのにわざわざ嫌いな人とおつきあいする必要はないわけです。

気持ちの通じ合える人とおつきあいすればいいと思うのですが、なかなか自分の所属する組織にはそう気の合う人はいないものです。

でも人間関係を深めていく上で相手の目線に立つか、自分の目線に立つかが分かれ目のような気がします。

認知症で苦しむ高齢者が自分の家族にいると考えれば、その高齢者の目線に立って優しい言葉をかけて手を握ってあげることが何よりも症状が悪化しない対処法だと思うのです。

ついつい介護の厳しさから、こちらの都合を押し付けてしまいますが、その結果さらなる不穏な人間関係に陥ってしまいます。

家族だからなんでも思うことを言葉にしてしまうのですが、反省しなければいけないと思っています。

ハンディキャップを持っている人との関係ならよくわかるのですが、職場における人間関係となれば難しいです。

でもこの人間関係の構築に必要なセオリーさえ理解しておれば、人間関係の修復、より良い関係、さらにはストレスの解消の鍵であること改めてお互いに認識しておこうではありませんか・・・

6 まとめ

ストレスが原因の人間関係を検証することで見えてきた光明とは良好な人間関係の構築と維持すること!

その良好な人間関係を構築するには優しい心、時と場合によってはスキンシップを持って接する優しい心、言うは易く行うは難しではありますが・・・

あなた自身がストレスを感じたとき、そして周囲の人がストレスでダメージを受けたとき、

さらには不慮の事故に遭遇したときなどは絶好の機会と捉えて、優しい心を人間関係の修復に活用していただきたいと思います。

そして人間関係が良好な時にこそ、相手を思いやる優しい心を持ち続けたいものです。

ストレスに悩み、人間関係に悩んでいらっしゃるあなたにこの拙稿が少しでも心を癒す提案であることを願っています。

最後まで読んで下さり、こころから感謝もうしあげます。ありがとうございました。