ウエスト痩せベルトに頼らない筋肉ベルトをGet!

今、ちまたに出回るウエスト痩せベルト、

そして、コルセットやウエストニッパーなどウエストを締め付けるベルト、そして骨盤矯正ベルト、

また最近では人気の高いEMSベルトなど高周波の電気で腹筋に刺激を与え痩身を狙ったものなどもあります。

私はそういうベルトを決して、否定するものではありません。

ただウエスト痩せをベルトに頼るのではなく、

自身の腹部体幹にその筋肉を鍛えて筋肉ベルトを手にしたいとの願いから

私はいつも意識的にウエスト痩せのためのトレーニングをしています。

共感なされる方々へその紹介をさせていただきます。

ウエスト痩せについては次の拙稿も参考に読んでいただければさらに理解が深まると思います。

参考:ウエスト痩せにはストレッチが最高!コツは綺麗な姿勢から

参考:ウエストが痩せたい、ジムでくびれがすぐ欲しい貴方へ

参考:ウエストが痩せない!なぜ?改善方法を見つけてくびれを手に

1 ウエスト痩せベルトの効果と役割

 

1-1 EMSベルト

今人気の高いEMSベルト、筋肉に与える電気刺激により筋肉を鍛え、ウエスト痩せを狙ったものです。

でもこの電気刺激とは周波数の違いによって与える刺激が異なりその効果、感じ方も様々なようです。

低周波(1~1000㎐)を使ったものは皮膚の下数ミリ程度で分散するために

筋肉に刺激を与えるというよりも皮膚への刺激が強く、痛みを感じやすいというデメリットもあるようです。

中周波(1000~2000㎐)を使ったものが一般的にウエスト痩せベルトとして販売されているのもで

皮膚の下、3~4㎝まで浸透し筋肉に刺激を与えるとのことです。

高周波(3000~50000㎐を使ったベルトは皮膚への刺激も少なく痛みを感じにくく、

本格的なベルトとして効果があるようですが、高周波を出すベルトはかなり高価である点も考えねばならないようです。

EMSとは(Electrical Muscle Stimulation)電気的筋肉刺激

電気で筋肉を刺激動かせてトレーニングを行う機械という意味であり、機能そのものなのでしょう。

実は私も肩凝りに効果的な電気刺激のパットというのを10年ほど前に使っていて、

この器具はお腹に当てると、腹筋運動になるのではとの遊び心から試したことがあります。

勿論そのころにはEMSという器具は知らなかったのですが、私自身先見の明があったのかもしれません(笑)。

お腹にパットを当てて一番強いパワーで5分くらいやっていたのですが、チクチクした感じがあったので多分低周波だったと思います。

腹筋の感触はというと確かに使った後、筋肉痛があったので効果はあったと思います。

肩こり目的だったのですが、腹筋に使っていました。

でも結局はパットの消耗を買い続けるのが面倒なのと安くなかったので、お蔵入りとなりました。

確かに効果はありそうです。

1-2 コルセットや骨盤矯正ベルト

ウエストニッパー、コルセット、骨盤矯正ベルトなど数多くの矯正ベルトがあります。

これらはすべてウエストをベルトによって痩せて見えるようにする締め付けベルトです。

また、姿勢や骨盤の矯正を目的とするものでこのベルト自体にウエスト痩せ効果があるものではありません。

ご自分のサイズに合わせて苦しくない程度のものを装着することでスッキリとしたウエストラインのシルエットが得られるものです。

でも脱着後にウエスト自身がそのスリムさを記憶でき、身体の構造上、修正してくれるものであればどんなにいいかと思います。

コルセットはウエストニッパーよりも締め付け強度が高いので過度な締め付けに注意する必要があるようです。

1-3 骨盤矯正ベルト

猫背などで骨盤が後傾となって歪みが生じる場合がとても多いと思いますが、その骨盤をベルトで矯正しようというものです。

私はゴム製でできたベルトを腰に巻き付けるだけのものですが、姿勢矯正であったり、骨盤の矯正によく使います。

1-4 一長一短

どのベルトであっても一長一短、利用目的に合わせていくつも利用するのも不経済なうえ、ウエスト痩せ効果が劇的に表れるものでもなさそうです。

ただ、EMSベルトは関心が強く、買ってみようかと思うのですが、やはりパットやジェルのランニングコストなどを考えるとつい二の足を踏んでしまいます。

読者の皆さんはいかがでしょう・・・

2 ウエスト痩せベルトの注意点

1で述べたウエスト痩せベルトはそれぞれの目的と期待される効果があるわけですが、

コルセットなどは過度な締め付けは身体自身にダメージを与えます。

またEMSベルトにしても時間と強度には注意をはらって最初は弱い負荷からスタートすべきです。

使用方法を確認して使い過ぎに注意の上身体に悪影響を及ぼさないように配慮が必要です。

そして心臓には近づけない方が良いでしょう。

そして特にコルセットなど矯正ベルトは自身の筋力が増すわけでもないので、使い過ぎにより依存性が懸念されると思います。

時間を定めてあまりベルトをつけたまま放置しないような配慮が必要でしょう。

例えば腰痛や疼痛治療のためにベルトを使っているのに装着中は良いのですが取り外せば直ぐに元の体勢に戻って痛みがさらに悪化するというようなことも考えられます。

 

3 セルフベルト(筋肉)を手に入れよう

私の考えはご自身の身体の中にウエスト痩せベルトを完備することが大切だと思っています。

自分の身体、特に腹筋でウエストを締め付ける筋肉といえば腹斜筋と腹横筋です。

特に腹斜筋は内腹斜筋という身体の中に存在する締め付け効果の高い腹筋です。

これら身体の内部から、自らのウエストを締め付ける筋肉をインナーマッスルと呼び

この筋肉を鍛えることでウエスト痩せが実現します。

さらにこのインナーマッスルはウエストを締め付けると同時に腰痛の改善や予防にとても効果的です。

しかし、腹筋は腹直筋という腹筋の前の部分、割れた腹筋ばかりが目立ち

この腹直筋ばかりが優先されて期待されているために、腰痛改善や予防にはかえって弊害となる場合もあります。

インナーマッスルも改めて見直してその重要性を認識すべきだと思っています。

そしてウエスト痩せを目的とする人には必須の腹筋です。

ではここでは、この筋肉を鍛えるために次の3つの方法を紹介したいと思います。

どちらも負荷が少なく、簡単な手順で取り組めますので

誰でもいつでも行える筋トレですから、試してみて欲しいと思います。

3-1 ドローイン

このドローインはとても簡単で呼吸法の一種ですからどなたでも、いつでもどこでもできるものですから是非やって見て下さい。

上の画像では座って行っていますが、今回は仰向けで行います。

まず、横になってお腹に両手を添えます。

大きく息を吐いてお腹を凹ませます(腹式呼吸)。

次に息を大きく吸ってさらにお腹を凹ませます(胸式呼吸)。

もう一度息を吐いて、吸ってを繰り返しさらにお腹を凹ませます。

随分とお腹が凹んだと思います。

このお腹が凹んだ状態を維持します。

呼吸は普通の呼吸に戻してゆっくりと小さな呼吸で数十秒から1分くらい頑張りましょう。

苦しくなったらお腹をもどしてもいいです。

これを3~5セットやってみましょう。

初めて行う場合はお腹があまり凹まないかもしれませんが、

慣れてくればインナーマッスルが強化されてくるため凹みも大きくなります。

私の場合は毎日就寝時に布団の中でこのドローインをやります。

そしてやっている間に寝てしまうというのが私のパターンです。

呼吸がやすらになるというかインナーマッスルが鍛えられている間に夢の中というのば毎日の日課です。

朝目覚めるとかすかに腹筋に違和感があってインナーマッスルが鍛えられたという実感があります。

このドローインができるようになれば、毎日の暮らしのなかでいつでも隙間時間を使ってこのドローインをやってみましょう。

このドローインでインナーマッスルを鍛えるのですが、

基本的に呼吸法なのでお腹を凹ませて細く手長い呼吸というのは精神の安定につながり、

集中力が向上、ある種瞑想状態に入っていけます。

従ってインナーマッスルの強化と併せて精神修養にもなり、その効果は絶大です。

3-2 プランク

次にプランクです。

このプランクも簡単なポーズですからやって見て下さい。

最初はなかなか苦しいかもしれませんが、簡単な手順でやれます。

まず、腕立て伏せの状態を作ります。

腕立て伏せは手のひらで身体を支えますが、ひじ全体で支えます。

両足も肩幅に広げ、爪先で支えます。

肩幅に開いた両腕のひじ全体で身体を支える感じで身体を一直線になるように体幹部に集中しましょう。

お尻がさがって湾曲したり、逆にお尻が高くなったりしないように、

一直線に1枚の板になったつもりで頑張りましょう。

注意すべき点はひじが肩の位置の真下に来るように調整してください。

しばらくすると、体幹部がびりびりした感覚が出てきます。

その時にやめるか続けるかはその日の状況をみて判断しましょう。

このプランクをやっている間にドローインをやるとさらに締め付け強化が図れますので

プランクをする時もドローインは忘れないでください。

60秒のプランクを3~5セットで十分でしょう!

3-3 姿勢

その他、姿勢を整えるポーズも大切です。

この姿勢を整えるポーズで美しい背筋がまっすぐに伸びた姿勢が可能になり、お腹の締め付け効果が表れてきます。

昔の人が和服をキレイに着こなしているのは姿勢が良いからです。

逆に姿勢が良くなければ、着物はだらしなくなります。

そして姿勢が良くないときれいな着こなしができないということなのです。

すなわち猫背だと着物胸元がだらしなく、着物もじょうずには着こなせません。

という具合に日本人である以上、着物がいつでも着られるように普段から背筋をピーンと延ばせるように姿勢を正す

このことを日課にしたいものです。

手順ですが、壁を背にして、

顎を引いて後頭部、肩、背中、お尻、ふくらはぎ、かかとと全て壁にピターっと全てがくっつくように直立してみましょう。

胸を張ることを忘れないでください。

いかがですか、とても苦しい体勢ではないですか。

でも苦しいということは姿勢が悪いということの裏返しです。

姿勢が良くなればウエストの締め付け強化が強いということです。

そしてこの姿勢矯正ストレッチの際もドローインを継続して頑張りましょう。

4 ウエスト痩せ効果を高めるために

ウエスト痩せ効果には腹筋などの筋トレ、EMSベルト、マッサージなどいろいろな方法があると思いますが、

なんといっても基本原則はダイエットでしょう。

でもダイエットという減量は食事制限が伴います。

食事制限ほど苦しいものはありません。

そしてこれほどこの制限を守れないものもありません。

それに食事制限だけでのダイエットは必ず訪れるリバウンドでより脂肪体質、

いわゆる脂肪のつきやすい体質になっていくリスクを伴うことを心しておかねばなりません。

とはいえ、ウエスト痩せには基本的に摂取カロリーを落とすのが必須であることも忘れないようにしましょう。

さて、このダイエットに加えウエスト痩せを強調するために

前章でのべたような締め付け筋肉の強化方法を紹介しましたが、

冒頭に述べた各種ベルトも活用するのはとてもいいことだと思います。

例えばEMSベルトを使用すると、ウエストにベルトの効果を直接感じ取ることができ、意識が強くなります。

コルセットにしてもそうです。

コルセットだけに依存していると、かえって自身の締め付け筋肉を弱体化させてしまいます。

しかし、コルセットの感触を記憶に残すことによって、

締め付け筋肉の強化の意識が明確になり強化運動が向上するというメリットがあります。

私はEMSベルトだけで見事な6パックの美しい腹筋を手にするのは限界があるように思います。

効果を高めるにはベルトの活用と自身の筋トレの併用が成功の鍵だと思います。

効果の高いEMSベルトはそれなりに高価でパットやジェルなどのコストもかかり、

購入するにはよく考える必要があるように思います。

でも健康グッズとしてドラッグストアにでも売っているゴム製の骨盤矯正ベルトは骨盤にもウエスト周りにも締め付け用具としていつでも使えます。

ドローインやプランクなどトレーニングの合間にこのゴム製のベルトを使ってトレーニングのフォローをするのはとても意味のある効果的な方法だと思います。

市販のベルトを上手に活用することで動議付け、意識の強化、そしてご自身自らのトレーニング、

それから忘れてはいけないダイエット習慣と歩行習慣!

これらが毎日の暮らしの中でうまく習慣化できることがウエスト痩せへの最大の近道・・・

5 まとめ

ウエスト痩せ効果について各種ベルトを検証しながら考えてまいりました。

私は水泳をしており上半身は異様に頑丈になりましたが、お尻や下半身は細く、シルエットはきゃしゃに見えます。

ウエスト痩せとかウエストを細くという関心はあまりありません。

でも体幹部を鍛えるためにインナーマッスルと鍛えるドローインやプランクは水泳選手のトレーニングの基本メニューです

体幹部を鍛えるということはすなわちウエストを細くするウエスト痩せと同義語だと思います。

ウエスト痩せは体幹部の強化につながると考えればさらにモチベーションの向上が期待できると思います。

どうぞ、あまり経験のないドローインやプランクにトライされてウエスト痩せを実現させてほしいと思います。

その効果はウエスト痩せにとどまることなく、美しい姿勢への近道であることも伝えておきます。

最後まで読んでいただきこころから感謝しています。

ありがとうございました。